２０１７年９月２０日（Wed.） オヤオヤッ？ デンマークでも報道か。 アイルランドやドイツでも報じられた内容ですが、デンマークでは、少し具体的に報道されています。 （ ニュースソース： CPH POST ONLINE ９月１９日発 ）
＜原文の一部＞
Microplastics found in Danish drinking water
マイクロプラスティックがデンマークの飲料水で検出
Politicians want to investigate the issue deeper
政治家は、この問題を詳しく調べることを望んでいます。
Just water gushing out? (photo: Pixabay) （ちょうど、水が噴出した？ 問題を噴出させた？）
September 19th, 2017 1:50 pm| by Christian W
Danish drinking water has been inspected for the first time for microplastics and unfortunately, the result was not positive.
According to the tests, performed by Cphbusiness Laboratory and Environment, the water pouring out of the taps contained very tiny particles of plastic – also known as microplastics.
（抜粋）デンマークの飲料水がマイクロプラスチックに関して初めて調べられました。 不幸にも、結果は好ましくないものでした。 関係機関によると、水道水には非常に小さなプラスチック粒子が含まれていました、いわゆるマイクロプラスティックです。
On average, 18 pieces of microplastic were found in every litre of drinking water from samples taken from 16 homes in the Copenhagen area. It may just be a small pilot sample, but some politicians want to look deeper into the issue.
“It’s essential that we carry out tests that can ascertain once and for all whether there are microplastics in our drinking water and whether there is a health risk associated with it,” Christian Rabjerg Madsen, the spokesperson for environmental issues for Socialdemokratiet, told P1 radio station.
Madsen contended that he would try to obtain a political majority to look into the situation.
（抜粋）サンプルしたコペンハーゲン地区の１６軒の家の飲料水には、１リットル当たり平均１８個のマイクロプラスティックが検出されました。 これは小さな試験的なサンプリングであり、何人かの政治家は、この問題を掘り下げたいと考えています。 これは、健康上のリスクになり得るかも知れないと考えられるからです。
Limited knowledge
The good news is that among researchers there is broad agreement at the moment that microplastics don’t present any serious health risk. Still, there is some cause for concern.
“I don’t think we need to be worried about that, but when we talk about having as clean water as possible in Denmark, then it is a worry that suddenly, there is microplastic in these samples,” Kristian Syberg, an associate professor at the Department of Science and Environment and Roskilde University, told P1.
The tests did not reveal anything about the origin of the microplastics, but it is unlikely that they stem from the ground water. Denmark is one of the few nations in the world to source its water from the ground, and it is then filtered by the layers of earth, thus sorting away the microplastics.
Microplastics can come from a number of sources, including beauty products, car tyres and paint, and currently there is little research about their impact on human health.
（抜粋）限定的な知見： 良い情報としては、研究者の間ではマイクロプラスティックが深刻な健康上のリスクを有することはないと広く認識されていることです。それでも、懸念は残ります。
心配する必要はないと考えていますが、デンマークでは出来る限りキレイな水を確保すると言う点では、サンプルにマイクロプラスティックが検出されたことは、一つの懸念事項ですと専門家は語ります。
テスト結果では、マイクロプラスティックの原因については何も解明されていません。 デンマークは、世界で数えるほどの地下水を利用している国で、地球（地層）でフィルタリングされ、これによってマイクロプラスティックを除去しているのです。
マイクロプラスティックの原因（発生）は、いくつも考えられます。 美容関係、クルマのタイヤ、ペイント、そして、現在のところ、人間の健康への影響については非常に少ない研究段階にあるのです。
＊＊＊
関連する記事の紹介は、９月６日の当ブログでアイルランドから伝えられたものと、続いて、９月８日の当ブログでドイツが報じたものがあります。 今回のデンマークの内容は、具体的なサンプリング結果（１８パーティクル／リットル）が示されている点が特徴的ですが、それ以上には踏み込まれた内容にはなっていません。
しかし、デンマークの政治家の一部が、この問題を注視しているようですから、原因や対策などへの展開もいずれあることでしょう。 一方、日本でも、この話題は報じられているのでしょうか？
一朝一夕に原因の解明や対策への展開が講じられることはないとは思いますが、生物全般に対する脅威となり得るのであれば、マスコミも国も早急に動くべきでしょうね。
＊＊＊ 下の写真は、記事内容とは関係ありません。
＊＊＊
＜原文の一部＞
Microplastics found in Danish drinking water
マイクロプラスティックがデンマークの飲料水で検出
Politicians want to investigate the issue deeper
政治家は、この問題を詳しく調べることを望んでいます。
Just water gushing out? (photo: Pixabay) （ちょうど、水が噴出した？ 問題を噴出させた？）
September 19th, 2017 1:50 pm| by Christian W
Danish drinking water has been inspected for the first time for microplastics and unfortunately, the result was not positive.
According to the tests, performed by Cphbusiness Laboratory and Environment, the water pouring out of the taps contained very tiny particles of plastic – also known as microplastics.
（抜粋）デンマークの飲料水がマイクロプラスチックに関して初めて調べられました。 不幸にも、結果は好ましくないものでした。 関係機関によると、水道水には非常に小さなプラスチック粒子が含まれていました、いわゆるマイクロプラスティックです。
On average, 18 pieces of microplastic were found in every litre of drinking water from samples taken from 16 homes in the Copenhagen area. It may just be a small pilot sample, but some politicians want to look deeper into the issue.
“It’s essential that we carry out tests that can ascertain once and for all whether there are microplastics in our drinking water and whether there is a health risk associated with it,” Christian Rabjerg Madsen, the spokesperson for environmental issues for Socialdemokratiet, told P1 radio station.
Madsen contended that he would try to obtain a political majority to look into the situation.
（抜粋）サンプルしたコペンハーゲン地区の１６軒の家の飲料水には、１リットル当たり平均１８個のマイクロプラスティックが検出されました。 これは小さな試験的なサンプリングであり、何人かの政治家は、この問題を掘り下げたいと考えています。 これは、健康上のリスクになり得るかも知れないと考えられるからです。
Limited knowledge
The good news is that among researchers there is broad agreement at the moment that microplastics don’t present any serious health risk. Still, there is some cause for concern.
“I don’t think we need to be worried about that, but when we talk about having as clean water as possible in Denmark, then it is a worry that suddenly, there is microplastic in these samples,” Kristian Syberg, an associate professor at the Department of Science and Environment and Roskilde University, told P1.
The tests did not reveal anything about the origin of the microplastics, but it is unlikely that they stem from the ground water. Denmark is one of the few nations in the world to source its water from the ground, and it is then filtered by the layers of earth, thus sorting away the microplastics.
Microplastics can come from a number of sources, including beauty products, car tyres and paint, and currently there is little research about their impact on human health.
（抜粋）限定的な知見： 良い情報としては、研究者の間ではマイクロプラスティックが深刻な健康上のリスクを有することはないと広く認識されていることです。それでも、懸念は残ります。
心配する必要はないと考えていますが、デンマークでは出来る限りキレイな水を確保すると言う点では、サンプルにマイクロプラスティックが検出されたことは、一つの懸念事項ですと専門家は語ります。
テスト結果では、マイクロプラスティックの原因については何も解明されていません。 デンマークは、世界で数えるほどの地下水を利用している国で、地球（地層）でフィルタリングされ、これによってマイクロプラスティックを除去しているのです。
マイクロプラスティックの原因（発生）は、いくつも考えられます。 美容関係、クルマのタイヤ、ペイント、そして、現在のところ、人間の健康への影響については非常に少ない研究段階にあるのです。
＊＊＊
関連する記事の紹介は、９月６日の当ブログでアイルランドから伝えられたものと、続いて、９月８日の当ブログでドイツが報じたものがあります。 今回のデンマークの内容は、具体的なサンプリング結果（１８パーティクル／リットル）が示されている点が特徴的ですが、それ以上には踏み込まれた内容にはなっていません。
しかし、デンマークの政治家の一部が、この問題を注視しているようですから、原因や対策などへの展開もいずれあることでしょう。 一方、日本でも、この話題は報じられているのでしょうか？
一朝一夕に原因の解明や対策への展開が講じられることはないとは思いますが、生物全般に対する脅威となり得るのであれば、マスコミも国も早急に動くべきでしょうね。
＊＊＊ 下の写真は、記事内容とは関係ありません。
＊＊＊