「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

ディエゴ・シメオネ選手を目指して欲しい「井手口陽介選手」

2017年06月11日 17時57分25秒 | サッカー選手応援
いよいよ明後日はイラク戦です。一応正確に記録しておくと、ロシアW杯アジア最終予選第8戦のアウェーゲームということになります。

ネット上でも「どう戦うべきか」「誰をスタメンで使うべきか」いろいろ意見が賑やかです。そういったことは、あくまでご専門の方にお任せします。

昨年9月10月のように「世代交代」というカードを切って欲しい時期は過ぎ、あとは現有戦力のチョイスの問題なので、当フォーラムの役割を離れた感じです。

先日、その前哨戦としてのシリア戦がありましたが、その試合で途中出場ながら、溌剌としたプレーで目をひいた選手がいます。

先発の山口蛍選手に代わって同じポジションに入った井手口陽介選手です。昨年のルヴァンカップ(旧ナビスコカップ)ではニューヒーロー賞を、Jリーグ終了後の年間表彰式「Jリーグアウォーズ」ではJリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞している期待の20歳。

山口蛍選手も中盤の底で、相手攻撃の芽をつむボール奪取能力の高さが光る選手ですが、井手口陽介選手も山口蛍選手に勝るとも劣らぬボール奪取能力を発揮してくれました。

とても代表デビュー戦とは思えない溌剌としたプレーぶりを見ながら、私はある選手を思い浮かべました。そう、今はスペインリーグの強豪アトレチコ・マドリーの指揮官、ディエゴ・シメオネです。

彼は、アルゼンチン代表の中盤の底で、抜群のボール奪取能力を誇り、長らくレギュラーを確保してきた選手です。

では、なぜディエゴ・シメオネ選手かと言えば、代表選手としては小柄な中盤の底の選手であり、なによりも、その風貌です。なかなか威圧感のある顔つきは、一つ間違えばヒール役にされるタイプです。

ディエゴ・シメオネ選手といえば1998年フランスW杯の決勝トーナメント1回戦、イングランドの貴公子デビット・ベッカム選手を退場に追い込んだヒール役としてW杯史上にその名をとどめています。

その後の監督としての名声で、ヒール役選手としてのイメージは完全に払拭されたといえますが、当時は全世界のサッカーファンをとりこにしていたベッカム選手が退場になったのは、シメオネ選手に執拗にマークされ続けたためだと、悪役シメオネとして次の日韓W杯で和解するまで言われ続けました。

それも、その風貌で損をした面があります。ベッカム選手のイケメン顔と比べれば、どうしたって「いじめっ子」顔です。

でも中盤の底という相手のエースを潰すポジションであれぱ、そのほうが効き目があります。それにしてもアルゼンチン代表の当時の中盤の底のパートナーはフェルナンド・レドンドという選手です。

こちらはまた、いかにもインテリ選手といったイケメンです。泥臭い雰囲気のシメオネ選手とスマートそのもののレドンド選手、余談ですが面白い組み合わせでした。いまの日本代表の組み合わせで言えば、井手口選手と長谷部誠選手が組んだような取り合わせだと考えてください。

我が井手口陽介選手が、このあと代表チームでざのような存在感を発揮していくか未知数ですが、私の願望はディエゴ・シメオネ選手のようなヒール役を厭わぬ存在感を発揮してくれることです。

ロシアW杯の本番までにはレギュラーを張るのは難しいことでしょうが、その次のW杯の舞台で、その活躍を見たい一人ではあります。

では、また。


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