「サッカー文化フォーラム&アーカイブス」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

バルセロナのスポンサーになった楽天の野望??

2017年07月12日 21時18分14秒 | サッカー選手応援
タイトルに「野望??」とクエスチョンマークをつけました。
実は、今日のネットに「明日7月13日、メッシもネイマールもピケも日本に大集合、楽天の会見に参加」という記事が載って初めて知りました。

「楽天とバルセロナ」というキーワードで検索をかけてみると、出るわ出るわ、次のような記事が出てきました。

①なぜ楽天はバルセロナに257億円払うのか(東洋経済オンライン)2016年11月17日
②胸には「RAKUTEN」...楽天とスポンサー契約のバルサ、来季新ユニを発表(サッカーキング)2017.05.30
③バルサのスポンサーになぜ楽天が?三木谷浩史会長に独占直撃(Number web)2017/05/08
④『楽天』ではなく『Rakuten』…バルサのユニフォームの胸に日本企業名が記される(ゲキサカ)2017.05.29

つまり「知らぬは私ばかりなり」でした。それこそ小柳ルミ子さんのブログ、前から読者になっていれば、こんなトンチンカンなことにならなかったのでしょうけれど。ずいぶん情報音痴になったようです。

これらのうち、やはり③の「三木谷浩史会長に独占直撃」の内容が一番気になるところです。
独占インタビューの中から、少し引用してみます。

【以下、Number web2017.05.08からの引用です 】

アリババか、アマゾンか、ファーウェイか、そして楽天か――。

 新スポンサーを巡っては、数日前からメディアでさまざまな予想がされていた。楽天は第4候補。だが、壇上のジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が口にしたのは、「楽天」の名だった。

 その契約内容は世間を驚かせた。

 4年契約。1年延長のオプションつきで、金額は年間5500万ユーロ。カタール航空との現契約を大幅に上回り、5年となると日本円で総額320億円を超える、サッカー史上最高規模のスポンサー契約だ。

年間65億円に上るスポンサー料に勝機はあるのか?

 バルトメウ会長に呼ばれた三木谷浩史・楽天代表取締役会長兼社長が壇上に姿を現し、流暢な英語で質問に答える。バルセロナではあまり馴染みのなかった「Rakuten」の名は、その日から街の至るところで話題となった。

 会見後、カンプノウ内のVIPルーム。ピッチ上での撮影を終えた三木谷浩史氏が姿を現す。ジェラール・ピケの仲介によってクラブ側と接触してからこの日に至るまで、1年以上の時間がかかったという。満足感もあったのだろう、表情は柔らかい。

 聞きたいことはいくつもあった。

 楽天という企業とバルサが手を組む意味はどこにあるのか。多くのクラブの中から、バルサというクラブを選んだ理由は。そして年間65億円にも上るスポンサー料、そこに勝算はあるのか――。

 バルサのフラッグに視線をやり、ソファに腰かける。三木谷氏はこれから始まろうとするバルサとの歩みについて、ゆっくりと語り始めた。

――サッカー界に大きなインパクトを与えた今回の契約、まず楽天がバルサのスポンサーになった理由を聞かせてください。

「楽天という会社は今までも新しい分野にどんどん出て行くというアプローチをしてきました。12年前、プロ野球に参入した時にもみなさん驚かれたと思います。'02年に東京ヴェルディのスポンサーになった時も、当時の我々からすれば、規模感でいうと60億円くらいの価値がありました。今回は事業ではないのですが、ブランディングという意味で本当に新しいアプローチでした。

 フットボールの世界では、今までは自動車メーカーや航空会社など、伝統的な大企業がスポンサーになるというのが通例でした。そこに楽天のようなIT企業、しかも新興のベンチャー企業が、バルサのような歴史あるクラブのスポンサーになるというのは、昔は想像できなかったことです。正直なところ、最初は我々にも『本当にできるのか』、『楽天を選んでもらえるのか』という不安もありました。交渉にも長い時間がかかりました。ただ、話し合いをしていくうちに、バルサと楽天は非常に相性が良く、お互いにとってメリットが大きいパートナーシップだという結論になり、合意に至ることができました」

広告宣伝費と考えれば、もう採算にあっているんです。

――年間65億円を超えるスポンサー料に勝算はあるのでしょうか?

「年間65億円という金額は、広告宣伝費という考えに立つと、経済効果的にはもう十二分に採算はあっているんです。世界でのブランドの露出効果を考えた場合、実際に広告換算したらいくらになるのかということを考えると、少なくともその数倍の価値はある。今後はそれをいかに我々が、株式会社として利益につなげていくのか。これからの我々の仕事次第ですし、それを回収していくことも必要だと考えています。別に名前を売るだけが我々のビジネスではなく、スポーツを通じて楽天が目指す方向性、サービスの方向性を、みなさんに理解していただければと思っています」

(中略)

――野球、Jリーグ、バルサ。企業としてスポーツに力を入れている印象があります。

「スポーツビジネスに力を入れているというより、『スポーツ・アンド・カルチャー』という認識でやっています。人間のこれからの生活は、さらなる効率化を目指すと共に、いかに豊かなものにするのかが必要になってきます。その意味では、芸術、文化、スポーツは極めて重要です。様々な出版社や新聞社が文化事業、スポーツ事業を行っているように、これからは我々のようなインターネット企業も、文化の面を強化していく時代に世界的に入っていくのではないか。今回の契約はグローバルなフットボールビジネスにとって、ターニングポイントになるかもしれません」


【以上が引用部分です。引用にしては長すぎるのですが、結局「楽天の野望??」の真相を知るためには、こうなってしまいました。このレポートは、サッカーライターの豊福晋氏によるものです。それもご紹介してご容赦いただこうと思います】

タイトルにつけた「楽天の野望??」、それがもし本当に野望だとすれば、それは、かつて新聞社やテレビ局といったメディアが担っていたスポーツ、芸術、文化といったジャンルでのスポンサード活動を、これからはネットメディアがとって変わろうという野望かも知れません。

確かに時代の潮流ですよね。日テレが20数年にわたってトヨタカップを続けてきて、いまなお世界クラブワールドカップを続けていますが、ネット企業がその一翼を担える時代になったということのようです。

ですから、ある意味、それは「野望」でも何でもなく、自然の成り行きといってもいいかも知れません。

それにしてもスゴイですよね、最長5年の契約に日本円で総額320億円を出すというんです。Jリーグの10年間独占放映権を獲得したDZANの1200億円もスゴイと思いましたけれど、楽天も十分スゴイです。

【ここからは7月13日に加筆しました】
もう一つ、時代の変化を感じたことがあります。かつてシャープが長らくマンチェスター・Uのユニフォームスポンサーになっていました。キャノンやパナソニックのロゴも欧州のサッカースタジアムの映像の中でよく見かけました。

日本の企業のロゴがめっきり少なくなって久しく、韓国や中国企業のロゴが目につくことが多くなりました。今回の楽天の契約が、日本企業の反転攻勢のキッカケにならないだろうか。そういう願望を抱くわけですが、そう簡単なことではありません。またいつの日かの夢ですね。

では、また。

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サッカー
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