「サッカー文化フォーラム」夢追い人のブログ

1993年のJリーグ誕生で芽生えた日本の「サッカー文化」。映像・活字等で記録されている歴史を100年先まで繋ぎ伝えます。

ロシアW杯に向けて日本代表は・・・。でも心は2022W杯アジア予選の心配。

2018年01月06日 19時40分22秒 | サッカー選手応援
書き込み予定テーマの第4弾です。元日に書いた時は、
・ロシアW杯に向けて日本代表は何ができるのか。
・心は2022年W杯アジア予選を勝ち抜ける監督選びに。

という具合に別々に考えていましたが、本音はロシアW杯のほうをあきらめている関係で、二つをまとめることにしました。

ロシアW杯に関しては、ハリルホジッチ監督の、ここ一番に賭けるゲームプランの冴えに期待するところは残っています。

私は、昨年3月25日「冴えわたる「チーム・ハリル」の事前準備」という書き込みをしています。アジア最終予選のアウェー・UAE戦に、サプライズのように今野泰幸選手を招集し、またしばらく実戦から遠ざかっていたGK・川島永嗣選手を起用した采配です。

相手の攻撃の生命線が司令塔・オマル選手であることをスカウティングによって把握、最良の「封じ役」として今野選手をもってきたハリル監督の冴えを、多くの評論家が称賛したものです。

そのチーム・ハリルの事前準備によって、どんな対策が練られるか、楽しみですが、それでも初戦・コロンビア戦は難しい試合になると思います。

前回アルジェリア代表を率いたハリル監督、初戦のベルギー戦は落としました。しかし第二戦の韓国戦に勝利、最終戦のロシア戦を引き分けて勝ち点4で2位通過したのです。

しかし、今度の組み合わせはそううまく行かないでしょう。初戦のコロンビア戦を落としてから立て直すのは大変ですし、他のチームの出来もありますから、コロンビア戦は勝ち点1を拾いたいところです。

今回のチームの何が問題かは明白です。守備戦術にあります。世界と戦うにはディフェンダーの個の力が足りないこと、前線の選手も含めた全員の守備意識で、そのハンディをカバーしてきたとはいえ、そのまま世界に出ていっては勝ち切る戦いができないということてです。

では、どうすべきか。私は1ケ月前の12月4日に「W杯グループリーグ突破に向けて、やるべきは、ただ一つ「世界基準の守備確立」」と書き込みました。

具体的には「吉田麻也選手、槙野智章選手、酒井宏樹、長友佑都選手を中心としたDF陣の個の能力をこれ以上高めろといっても無理な話です。そういう問題をいっているのではなく、デュエルの部分にしてもカバーリングの部分にしても、守備戦術にたけた世界のトップチームのノウハウを取り入れる余地があるということなのです。

ボランチを含めた5枚から6枚の守備というものを、優れたノウハウによって「世界基準」に高めていこうという意味です。

では、どうすればいいのか。ハリル監督と一緒にやれる一流の守備コーチを一人、できれば二人欧州もしくは南米から招くべきです。本来なら「守備重視型」チームの監督をやれるぐらいの力量のあるコーチをです。」

と提言しました。
しかし、そんな動きもありません。上にあげた4人に昌司源選手を加えて3バック+2の陣形をとることもないでしょう。

となればコロンビア戦は、前回と同じスコアになる可能性を感じてしまいます。そのようなわけで、どうにも展望が開けないロシアW杯ですので、心は、その次のアジア予選に向いてしまうのです。

ロシアW杯が終わる7月には、その話が浮上します。つまり誰にその指揮を託すのかです。アジアからの出場枠はロシアW杯と同じとのことですが、アジア予選を勝ち抜く難しさは一層増すことでしょう。

もはや突破は当然などという幻想を捨てないと、今回のイタリア、オランダ、アメリカのように地獄を見ることになります。

では、誰に託すか。絶対だと言える日本人監督はいません。外国人監督の誰にお願いするか、前回のようにアギーレ監督でスタートしながら、途中で何とかハリル監督に来てもらって事なきを得たのですから冷や冷やものです。

そういったことに関する情報が出てこないので困ります。せめて固有名詞は出せなくても協会が動いて、目星がつきそうなのか、まだなのかぐらいは情報があってもいいのではないかと思います。

次の4年間を託す監督です。選定に半年以上かけても何の不思議もありません。わずか1ケ月や2ケ月でバタバタと決めることだけは止めて欲しいものです。

というわけで、心配な次のアジア予選です。
では、また。

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C・ロナとメッシ極上の覇権争いは、とうとう10年を超えるのですね。

2018年01月05日 20時08分18秒 | サッカー選手応援
元日にお約束した書き込みテーマに沿って毎日1つのペースで書き込みます、などと大見得え切りましたが、5日になっても、まだ2つしか終わっていません。

お詫びしながら3つ目のテーマに取り掛かりたいと思います。

12月はじめ、2017年バロンドール受賞者が、クリスティアーノ・ロナウド選手と発表されました。
ご存知のとおり、これで5回目の受賞。ライバル・メッシの5回に並んだわけですが、この10年間、バロンドールは二人だけの世界だったことになります。

このC・ロナとメッシの時代、私は昨年4月22日の書き込みで「C・ロナ、メッシ超えをめざすスター候補生が揃う準決勝」というタイトルで書き込みました。

その中で「C・ロナ、メッシの時代は、まもなく終わりを迎えるでしょう。」と決めつけました。

ところが、昨年12月23日に行われたリーガ・エスパニョーラの「エル・クラシコ」、レアル・マドリーvsバルセロナ戦の直前企画を放送したWOWOWの番組の中で、C・ロナがインタビューで語った内容に驚きました。

C・ロナは17-18シーズンが始まってまもない10月頃にインタビューに答えたもののようですが「僕とメッシの時代はまだ終わっていない。むしろ始まったばかりだ」と語っているのです。

C・ロナ32歳、メッシ31歳、どう考えてもキャリアのピークを超えつつあると思われる二人。しかし、実は、お互い相手が白旗をあげるまではピークを下るわけにはいかないと考えているのではないでしょうか。

現に、17-18シーズンの折り返し点に差し掛かったこの時期も、メッシはリーガ・エスパニョーラで、C・ロナは欧州CLでトップスコアラーをキープしています。

2018年バロンドールをメッシ、C・ロナのいずれかが取っても、逃したほうの闘志は燃えたぎったまま、決着が次のシーズンに持ち越されるのでしょうか。

いやはや、ただでさえスーパースターは10年に一人出るか出ないかの世界で、二人が並び立ち、それを10年以上にわたって維持し続ける。

これはもう、リアルタイムで二人の活躍を目にしている私たち(少年たちの世代から年寄りのサッカーファンの世代まで)だけの幸運なのではないでしょうか。

兎にも角にも「C・ロナ、メッシの時代は、まもなく終わりを迎えるでしょう。」と予言した私の見立ては、一旦取り下げたいと思います。

とりわけメッシについてはロシアW杯でのアルゼンチン優勝の夢があります。これについては、昨年年11月26日に「アルゼンチン代表チームが襲われていた地獄の恐怖と、そこからの生還」というタイトルで書き込んでいます。

南米予選で敗退という危機一髪のところから生還したアルゼンチン代表が、メッシ4度目の出場にして、ついに「メッシの大会」と言わしめる可能性がにわかに現実味を帯びてきたからです。

この二人、やはり私たちに夢をくれる存在です。
では、また。
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シリーズ「黄金世代」(1999年U-20代表)のドキュメンタリーレポートを読んで

2018年01月02日 18時19分58秒 | サッカー選手応援
このタイトルをご覧になってピンとくる方は、このシリーズをお読みになっている方だと思いますが、お読みになっていない方も多いと思いますので、簡単にご紹介します。

「黄金世代」とは、日本サッカー史に不滅の金字塔を打ち立てた、1999年U-20世界選手権(於・ナイジェリア)で、決勝進出を果たした日本代表の世代を指しています。(準優勝=銀メダルだから銀字塔でしょ、なんてツッコミを入れられそうですが・・・)

そのメンバーの多くが、長い間日本サッカーを牽引し続けてきたタレント軍団。その中心となってきた選手たちの心の旅路を、丹念にレポートしているドキュメンタリーシリーズです。

「サッカーダイジェストweb」に昨年(2017年)4月から連載されたシリーズ企画で、12月まで5人の「黄金世代」メンバーを取り上げています。各選手の最初のレポートをご紹介しておきますので、まだお読みになっていない方は、タイトルをコピペしてアクセスして見てください。

【黄金世代】第1回・小野伸二「なぜ私たちはこのファンタジスタに魅了されるのか」(♯1)
【黄金世代】第2回・遠藤保仁「それは、桜島からはじまった」(♯1)
【黄金世代】第3回・小笠原満男「誕生、東北のファンタジスタ」(♯1)
【黄金世代】第4回・稲本潤一「浪速の風雲児、ここにあり!」(♯1)
【黄金世代】第5回・本山雅志「その疾きこと、赤い彗星のごとし」(♯1)

各選手のタイトルの末尾に(♯1)とマークがありますが、選手によって(♯3)とか(♯5)とか、レポート回数がいろいろです。

あの快挙から、まもなく20年の歳月を数えます。明らかに歴史のひとコマになりつつある時の流れです。

それでも、多くの選手たちが今なお現役で頑張っています。これも「黄金世代」のもう一つの特徴です。

このシリーズですが、本山雅志選手の項をもって完結という告知はありませんでしたので、今年も続くものと思っています。

私も、それが当然だと思っています。
取り上げるべき選手が少なくともあと二人はいると思います。高原直泰選手と中田浩二選手です。これで7人です。同じ世代でこれだけの逸材が揃ったチームというのは奇跡的です。

しかも、彼等だけではありません。GK南雄太選手、DF石川竜也選手、DF加地亮選手、MF酒井友之選手、FW永井雄一郎選手、いずれもU-20世界選手権で輝き、その後のJリーグでもチームの中心であり続けた選手たちです。

私は、男子サッカーで彼らの偉業を超えるチームがいつ出てくれるか楽しみにしています。おそらく予測もしない時に出現してくれるに違いありません。元祖「黄金世代」は、まだ伝説と呼ばれるには早いかも知れませんが、おそらく第二次「黄金世代」の出現によって、元祖世代が伝説になるのではないでしょうか

余談ですが、女子サッカーすなわち「なでしこジャパン」における「黄金世代」は明らかに2011年女子W杯制覇のチームです。年齢幅が広いとはいえ、澤穂希選手をはじめとしたメンバーは、どの選手たちも輝きに満ちた活躍でした。

ところが女子の場合、時をおかずして第二次「黄金世代」と呼ばれる可能性を秘めた世代があります。それは2014年U-17女子W杯を制したメンバーを中核とした前後1~2歳程度の世代です。

この世代のことは、近日「なでしこ高倉監督と、そのファミリーたち(仮題)」ということで取り上げたいと思っています。

では、また。
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ロシアW杯イヤー、書きたいことが山ほどある新年、まずは天皇杯決勝から

2018年01月01日 16時57分14秒 | サッカー選手応援
あけましておめでとうございます。
前回の書き込みから1ケ月近く経ちました。

週に1~2回は書き込みたいと思うほど、テーマもあるのですが、なかなか時間がとれません。年寄りになってしまい夜9時過ぎると、ほとんど活動停止状態になるということも影響しています。

年末年始にまとまった休みがとれますので、その時に「書きだめ」しようと考えてました。そうこうしているうち年末は終わり、年が明けたという次第です。

では、何をテーマに書こうとしているのか、順不同ですがお知らせしておきます。関心がありそうなテーマがありましたら、この年始期間(遅くとも8日まで)には仕上げておきますので、ぜひまた読みにきてください。

【書き込み予定のテーマ】(順不同)
・元旦恒例、天皇杯決勝から
・ロシアW杯に向けて日本代表は何ができるのか
・心は2022年W杯アジア予選を勝ち抜ける監督選びに
・シリーズ「黄金世代」(1999年U-20日本代表)のドキュメンタリーレポートを読んで
・メッシとC・ロナ、極上の競い合い、いよいよ11年目に
・なでしこ猶本選手と我らが「まな」のツーショットが話題に
・なでしこ高倉監督と、そのファミリーたち

いかがです?
結構たまってたでしょう?

これをキチンと書き込んで、読んでいただくためには、一日一つのペースで書き上げなければなりません。
というわけで、さっそく始めます。


【まずは天皇杯決勝から】

元日恒例の天皇杯決勝、サッカーを愛する人たちに神様から贈られた極上のニューイヤーイベント。元日にビッグタイトルの決勝というカレンダーを持っている国は、世界広しといえども、そうはないでしょう。これだけでも日本でサッカーを愛する一員になれていることは至福の喜びです。

今年のカードは、なかなか趣きのある対戦となりました。そう思わせるポイントは三つありました。
一つ目は、今年のACL出場権がどう決着するかです。天皇杯優勝チームには無条件で本戦出場権が与えられます。

横浜Mは、リーグ最終盤でセレッソとの直接対決に敗れリーグ戦3位までに与えられるACL出場権獲得を絶望的にしました。天皇杯決勝は、そのリベンジを果たし本戦からの出場権を獲得できるラストチャンスでもありました。

しかし、逆に返り討ちに会えば、ACL本戦どころかプレーオフからの出場権すらもリーグ戦4位の柏に持っていかれます。

一方のセレッソ、長い今シーズンを今日まで戦い続けてきて、ここで敗れては、ACLプレーオフが始まる1月下旬の準備のために、ほとんどオフのない状況で新シーズンを迎えなければならないという、難しい局面に自らを追い込みかねません。

ACL出場権をめぐる、この状況をどちらが制するか、見ものです。

二つ目のポイント、それは天皇杯優勝経験という勲章です。横浜Mが天皇杯に強いというのは定着した評価です。今回優勝すると、97回を数える歴代優勝チームの中で最多を誇るチームに名を刻む権利を手にしたのです。

1993年Jリーグスタート以降の群雄割拠の中、2013年シーズン最後の14年元日、第93回大会を制して、前身の日産時代から通算7回の優勝を数えている横浜M、実は8回優勝となると歴代最多に並びます。こういう偉業は、そういつもいつもチャンスが巡ってくるわけではありません。

一方のセレッソも、滅多にないチャンスという点では負けていません。前身のヤンマー時代は、あの釜本選手らを擁して3回の優勝を誇りながら、1974年、第54回大会の優勝を最後に、1983年の第63回大会決勝で、横浜Mの前身・日産自動車に初優勝の栄誉を献上したのを含め、ヤンマー時代に5回、セレッソになってからも3回、合計8回決勝の舞台に進出していながら、ことごとく敗れ、まさにシルバーコレクターそのものの歴史を刻んできました。

マリノスが勝てば史上最多タイの優勝回数、セレッソが勝てば実に43年ぶり4回目の優勝、どちらも歴史に名を刻むにふさわしいチームの激突だったわけです。

そして最後のポイント、それは両チームとも譲りたくないモチベーションを持っていたという点です。
横浜Mにはモンバエルツ監督のラストゲームを飾りたいという高いモチベーションがあり、セレッソ大阪にも2冠を達成して真の強豪チームに進化したいという高いモチベーションがありました。

試合実況のNHK・曽根アナウンサーと解説の福西崇史さんが両チームの戦術的スタイルをわかりやすく説明してくれて、前半は明らかに横浜Mのペース、しかし後半は90分を通して走り切るセレッソの持久力が活きて延長に持ち込み、結局2-1でセレッソが競り勝ちました。

今日の試合、立役者は水沼宏太選手と山村和也選手といえるでしょう。この二人、今シーズンのユン・ジョンファンサッカーを象徴する選手ですから、監督もひときわ嬉しいと思います。水沼選手は誰の目にも明らかなほど後半になってもハードワークを厭わず献身的です。ただ献身的なだけではなく、柿谷、杉本、清武といったスター選手に劣らず貢献度の高い選手です。

山村選手も貢献度という点では、水沼選手と同じですし、彼の場合は、そのユーティリティ性が脚光を浴びた年でもありました。

こうして見るとセレッソは豊富なタレントを擁しています。すでに名前をあげた5人に山口蛍選手を加えた日本人選手と、MFソウザ、DFマティヨニッチ、GKキムジンヒョンという能力の高い外国人選手、彼らが揃ってスタメンに名を連ねれば、Jリーグ最強といってもいいでしょう。

セレッソにとって幸運だったというか、危機管理がよくできていたのは、これらレギュラー陣の故障離脱を一度に2人までに止めてシーズンを乗り切ったことでしょう。今日の試合も杉本を欠いていましたし、この9人のうち、いつも誰かを故障で欠いていたようですが、3人を欠いたという状況にはならなかった、これが大きいように思います。

さぁ、来シーズンのセレッソ大阪、メンバーが今年と同じというわけにはいかないでしょうし、並行してACLも戦わなくてはなりません。これまでとは比較にならないほどのハードなシーズンが待っています。

ユン・ジョンファン監督は、今年もカップ戦とリーグ戦で選手起用を使い分けるターンオーバー的な戦いをしてきたようです。その中での2冠達成は見事ですが、Jリーグ以上の高いレベル、そして遠征を含めた過酷な日程と環境の中では、今シーズンとまったく違ったアプローチでチーム作りをしないと失敗してしまうでしょう。

よく言われる「JリーグとACLの二兎を追う」ことの難しさです。今シーズン、ACLを制した浦和にしても、ある意味、Jリーグ制覇を途中で諦めたからできたと言えます。

これまで何シーズンにもわたって、Jリーグ勢がACLで目立った結果を出せていなかったわけで、Jリーグのクラブはいまだに、両方を戦い抜く方策を持ち合わせていないと言わざるを得ません。

そこをユン・ジョンファン監督と、セレッソ大阪というクラブとしての取り組みが打破できるか、難しい挑戦ではありますが、注目していきたいところです。うまく行かなくて元々、何か新しいチャレンジを、監督とクラブに期待したいのです。

それにしても、2月中旬のACL初戦のあとすぐJリーグ開幕、いきなりの過密日程、フルパワーでシーズンに入れるでしょうか? いまから心配です。セレッソに限らずACL出場の4チームにケガ人続出ということにならなければと祈るばかりです。

選手の皆さんはもちろん、チーム関係者の皆さんも含めて、どうか身体のリフレッシュとメンテナンスを最優先してオフを過ごしてください。プレシーズンにはどうしても「ファン感謝イベント」や「スポンサー対応」などの行事があり、完全オフにできない日も多いと思いますが、関係者の理解と協力も必要だと思います。

また新シーズンメンバーによるチームの仕上げ、セレッソの場合、そこまで時間的余裕がないでしょう。やっと体を休めてシーズンインした途端にACLの本チャンです。戦術の再確認とか熟成といってる場合ではありません。困ったモノです。

あれやこれやと、いろいろ心配ごとが出てきて、いつまでもペンを下せません。天皇杯決勝の放送が終わったあと17時ちょっと前から書き始めて、数字データの確認なども行ないながらでしたので7時間近くかかりました。

もう、このへんで、今日の書き込みを終わりにします。
では、また。

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Jリーグ「ファースト10」、それぞれのシーズン最終盤

2017年12月04日 21時36分59秒 | サッカー選手応援
Jリーグ「ファースト10」とは、私が頑なに使っているJリーグスタート時の10チームのことです。「オリジナル10」と言うんでしょ、と突っ込みが入るのを承知で使っています。

昨日J1、J2とも全日程を終えたシーズン最終盤、それら10チームの「現在地」とも言うべき状況が見られました。実質は、消滅した横浜Fを除く9チームです。

まず浦和、みごとACL制覇、2度目のチャンピオンの座につきました。もはや世界にも通用するビッククラブらしくなってきました。

次に鹿島、昨年12月のクラブW杯で決勝に進出したあたりは「第三期黄金時代到来」を疑いませんでしたし、今年、大岩監督に交代しても力強い鹿島の戦い方でしたから、まさか無冠に終るとは思っていませんでした。

真の「第三期黄金時代到来」は持ち越しの感があります。

そしてJ1降格の危機を辛くも脱したのが広島と清水です。リーグ終盤戦になって、この両チームが交差するように、先に広島が残留を決め、清水は最終戦にもつれ込んでしまいました。

J2で戦っていた「ファースト10」組にも動きがありました。Jリーグ初代チャンピオンのヴェルディ川崎あらため東京ヴェルディと、2000年代半ばにナビスコ杯連覇を果たしたジェフ市原あらためジェフ千葉、そして昨年J2に降格した名古屋の3チームがJ1昇格プレーオフに登場しました。

東京ヴェルディとジェフ千葉は、準決勝で敗退してしまいましたが、長らくJ2が定位置になっていた感がありましたので、一つの出来事ではあったと思います。

結局、昇格プレーオフは名古屋が制して1年での復帰を果たしました。今シーズン、1年での復帰を至上命題にしたといいながら、託したのは、じっくりとチームを作ることが身上の風間監督です。

いま一つ釈然としない中でウォッチしてきましたが、何とか風間監督はノルマを果たしたわけです。それについて私が書きたいことを先に見事に書いてくださったコラムを見つけましたので、詳しくはそれをお読みいただきたく、紹介しておきます。

今日付けでアップされた宇都宮徹壱氏による「名古屋のJ1昇格と「美しい物語」の行方 J1昇格プレーオフ決勝 名古屋vs.福岡」byスポーツナビ、がそれです。おすすめです。

さて、ここまで登場しなかった「ファースト10」組は、横浜MとG大阪だけです。このチームは「可もなし不可もなし」といったところでしょう。率いていた監督が揃って退任して、来季は新体制、どうなるのでしょう。

では、また。
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Jリーグ監督新時代到来は、本物でした。

2017年12月04日 20時42分27秒 | サッカー選手応援
今回のタイトルは、さる7月9日の書き込み「Jリーグ監督新時代到来か?」に対する答えの意味があります。

その時の書き込みではこう述べています。

「今節18節の8試合終了後(翌日開催分除いて)の順位は、大変興味深いものです。
首位・C大阪、2位・鹿島、3位・川崎、4位・柏です。お気づきの方も多いと思います。

C大阪・ユン・ジョンファン監督44歳、鹿島・大岩剛監督45歳、川崎・鬼木達監督43歳、柏・下平45歳、見事なまでの監督新時代です。

しかも・ユン・ジョンファン監督が以前鳥栖の監督を務めた経験者である以外は、全員トップチーム初采配、柏の下平監督は2シーズン目ですが、鬼木監督は今シーズンから、大岩監督に至ってはまだ1ケ月ちょっとの経験です。

なんということでしょう。Jリーグ監督というのは、こうも簡単なものなのか、いや、それだけの識見・力量を備えた人が見事なまでに揃ったのか、この順位は瞬間風速的な記録かも知れませんが、記録的な状況であることには違いありません。

いずれにしても後々の検証事項にしたい状況です。
おそらく専門のライターが、近く何らかの論評を寄稿してくれるでしょうから、その時にまた加筆したいと思います。」

以上のように書いています。

そして、シーズンが終わりました。まさに「Jリーグ監督新時代到来か?」の「か?」がとれた結果が出ました。

最終順位は、首位・C大阪と3位・川崎が入れ替わっただけで4チーム、4人の監督ともに結果を出しました。7月9日現在の順位は瞬間風速的な記録ではなかったのです。

結果を出した新しい監督は、他にもいます。ACLを制覇した浦和の堀孝史監督です。年齢こそ50歳と決して若くはありませんが、監督としてのキャリアは短い期間の暫定監督のみという人です。

今年は、新しい日本人監督が次々と台頭した年としてJリーグ史に残る年になったと思います。
今シーズンから指揮をとった川崎・鬼木監督と、シーズン途中から指揮をとった鹿島・大岩監督による最終節の優勝争いは、それを象徴していました。

時代はめぐる、です。選手たちだけではなく監督さんも洗練された新しい人たちが生まれてきました。Jリーグ25年の歴史の賜物です。

では、また。
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W杯グループリーグ突破に向けて、やるべきは、ただ一つ「世界基準の守備確立」

2017年12月04日 09時08分43秒 | サッカー選手応援
ロシアW杯のグループリーグ組み合わせが決まりました。厳しいグループに入ったのか、比較的楽なグループなのかといった品定めが続いています。

そして、その次には「何とかグループリーグを突破してもらいたいものです」「そのためには初戦が大事です」「最低でも勝ち点4は必要でしょう」etc.

では、どうすればいいのでしょう。初出場を果たした1998年フランス大会は別にして、その後の4大会、明確な戦略の違いで結果が分かれています。しっかりした守備戦術を意識した2002年と2010年はグループリーグ突破、攻撃力に重きを置いた2006年と2014年はグループリーグ敗退です。

では、ロシアW杯も、しっかりした守備戦術を立てれば大丈夫ですね、と言われればNoでしょう。2002年や2010年程度の守備戦術ではコロンビアやポーランドのエースは止められません。
そして、彼らの攻撃力を上回る攻撃力が日本にはありません。

いままでの延長線上の試合では、せいぜい1分2敗がいいとこで3連敗もあると思います。2002年には中田英寿選手という攻撃の核となれる選手がいて、2010年には本田圭佑選手という核が出現したからの突破でした。今回、その保証はありません。

少なくとも核がいない攻撃陣で突破するという前提で戦略を立てなければならないと思います。
では、どうすればいいか。日本代表の「守り」というものをこの半年のあいだに「世界基準」に高めて確固たるものにすることです。

そうは言っても、吉田麻也選手、槙野智章選手、酒井宏樹、長友佑都選手を中心としたDF陣の個の能力をこれ以上高めろといっても無理な話です。そういう問題をいっているのではなく、デュエルの部分にしてもカバーリングの部分にしても、守備戦術にたけた世界のトップチームのノウハウを取り入れる余地があるということなのです。

ボランチを含めた5枚から6枚の守備というものを、優れたノウハウによって「世界基準」に高めていこうという意味です。

では、どうすればいいのか。ハリル監督と一緒にやれる一流の守備コーチを一人、できれば二人欧州もしくは南米から招くべきです。本来なら「守備重視型」チームの監督をやれるぐらいの力量のあるコーチをです。

少なくとも吉田麻也選手、槙野智章選手、酒井宏樹といった選手の個々のフィジカルや、山口蛍選手、井手口陽介選手のボール奪取能力は、決して世界にひけをとっていませんが、必ずどこかの局面で、個々のフィジカルではかなわない部分が生じます。その部分をカバーする組織的守備のノウハウを取り入れなければならないのです。

世界にはそうした時の組織的守備に関するコーチング能力の高い指導者がいくらでもいます。これまで攻撃に関しては長い間、日本人の特性にあった組織的攻撃について議論されていましたが、守備については手つかずでした。そこに手を付ける必要があるのです。

さらに、そういった指導者には、国内の若手選手から「世界基準の潜在能力」を持った選手を発掘・抜擢してもらうことも一つの狙いです。そういう選手が優れた指導者に指導を受ければ、驚くほどのスピードで能力を高めていくこともあります。

また、組織的守備という「世界基準」の守りを確立することによって前線の選手の膨大な運動量という負担を軽減する狙いもあります。いまの日本代表の前線の選手は、膨大な守備のタスクによって攻撃のパワーをずいぶん減らされてしまいます。

ただでさえ、中田英寿選手や本田圭佑選手のようなスーパーな選手が見当たらないチームにおいて、前線の選手たちが、持てる力を存分に発揮してパスのコンビネーションで崩すにためには、その体力の余力がなければ無理な要求というものです。

日本協会には、この冬季マーケットを使っていただき、ぜひ「守備コーチ」の招へいを実現していただきたいと思います。

ロシアW杯の成否は、そこにかかっていると思います。どうか、よろしくお願いします。
では。また。

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「まな」が輝いてくれました。でも本人は「いまいち」とか。

2017年12月03日 13時53分28秒 | サッカー選手応援
われらが「まな」こと岩渕真奈選手が、なでしこジャパンのヨルダン遠征で、地元ヨルダン代表戦で2ゴール。それだけでもヤッホーですが、これが代表1年半ぶりのゴール、しかも代表歴8年目にして初のフル出場という節目の出来事だったそうです。

この試合、テレビ放送はBSはもちろんスカパーさんでも放送がなく録画できませんでした。インターネットTVでの配信はあったようですが、これについては見れるノウハウがありません。
少しづつネット配信の時代に移行している中、取り残されつつありますが、秘かに、どこかでキャッチアップしようと考えています。

このヨルダン戦での2ゴールについて、なでしこジャパンを中心に女子サッカーを精力的に取材しておられる松原渓さんがコラムを書いてくださいました。

ステキな松原さんが、われらが「まな」を書いてくださったコラムです。ぜひ一人でも多くの皆さんに読んでいただきたいと思いますのでURLを貼り付けておきます。アクセスしてください。

https://news.yahoo.co.jp/byline/matsubarakei/20171130-00078749/

余談ですが、松原渓さんのブログを見ているとコメント欄には「お渓ちゃんにはやくあいたいです。」とか「紅葉もきれいだけどお渓ちゃんもきれいだからなあ。ブログに顔みせてね。」という書き込みがあります。私も同じ気持ちなんですが、なかなか書けません。

ヨルダン戦での2ゴールについて、当然「まな」本人も触れてくれるものと思っていたところに届きました。彼女のブログ「Buchi's Life」の更新情報が・・。

さっそく読んでみましたが、
「チームとしての内容はいまいちでしたが久しぶりの得点。」(ゴールを決めた写真をはさんで)「ほっとしました。」

なでしこジャパン初のフル出場に高揚しているわけでもなく、2ゴールに詳しく触れるでもなく、意外とあっさりしたものでした。

書き込みの中で力が入っていたのは、最後の部分。

「そしてテレビ告知です! フジテレビ(関東ローカル)12月3日26:50〜27:50「サムライブルーの誇り」こちらもぜひ見てください!」でした。

さっそく番組表で録画予約しました。どうやら清武弘嗣選手と岩渕選手がゲスト出演する番組のようです。

松原渓さんが書いてくださったように、「まな」の完全復活を見届けるのは、今大会(E-1選手権)の楽しみです。

では、また。
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感動の川崎優勝、DZANの巨額分配金は川崎の手に。私はお詫びです。

2017年12月02日 18時47分22秒 | サッカー選手応援
J1リーグ最終節、川崎は怒涛の5ゴール。5点目は後半アディショナルタイム、5分という長さは首位を行く鹿島がアウェーで磐田と戦っていたアディショナルタイムと同じ、したがって5点目が決まった直後に、両会場ともホイッスルが吹かれ、タイムラグなしに川崎は優勝の報を得ました。

ピッチに膝を折ったまま突っ伏した中村憲剛選手が、人目もはばからず号泣している姿に、共感の涙を流さずにはいられませんでした。

何度もあと一歩のところで優勝に手が届かず、中村憲剛選手は「あと何が足りないのかわからない」と嘆いたほどのシルバーコレクターが、とうとうその汚名を返上した瞬間でした。

メディアの多くは「奇跡の」という枕詞をつけるでしょう。確かに鹿島に勝たれてしまえばなかった優勝ですから、さもありなんですが、よくよく辿ってみると、むしろ川崎優勝のレールに、うまく乗れたことが要因ではないかと思います。

天皇杯やルヴァンカップの大事な試合が途中に挟まった関係で、川崎の「負け」が結構印象深く残っていますが、ことリーグに関しては8月5日の20節以降、15試合負けなし、11勝4分けで走ってきたチームです。

これって驚異的です。まさに優勝チームの数字といっても過言ではありません。特に最終盤の31節柏戦と、32節G大阪戦がヤマ場だったことがわかります。2試合とも試合終盤にドラマを作っています。

31節柏戦は、後半アディショナルタイムに小林のゴールで同点に追いつき、貴重な勝ち点1をもぎ取っています。最後に鹿島と同じ勝ち点ながら得失点差で優勝を決めたのですから、この勝ち点の重みたるや推して知るべしです。

次のG大阪戦は、後半37分に決めたエウシーニョのゴールで優勝の可能性を残したものです。引き分けさえも許されない試合を勝ち切って、川崎優勝の流れを呼び込んだように思います。

残る2試合、実は日程的にキツイ状態になった川崎ですが、選手のモチベーションという意味で、ずいぶん有利なカードを残したのです。

33節の浦和戦、相手はACL制覇という偉業を成し遂げ達成感に浸っているチームです。まだ目標がある川崎とのモチベーションの差は歴然です。

そして最終節の相手、大宮、これもJ2降格が決まってしまった状態での試合です。J1初制覇の可能性を残している川崎の敵ではなかったと思います。

一方の鹿島、33節はまだACL出場権の可能性を残していた柏が相手で、最終戦はかつて2強時代を形成していた磐田です。ともに絶対負けたくない思いでぶつかってくる相手が続きました。

このような組み合わせを見れば、実は川崎は優勝のレールに乗っていたと思わざるを得ません。31節の同点ゴールこそが劇的勝ち点1であり、32節のゴールこそが劇的優勝の道に乗った一撃といえるのではないでしょうか。

夜のNHK-BS「Jリーグタイム」には、鬼木監督、中村憲剛選手、小林悠選手、谷口彰吾選手、車屋紳太郎選手が出演して、自分たちがターニングポイントだったとあげたのは、ACL準々決勝2Lgで浦和にショッキングな大逆転負けを喫した直後の26節清水戦、ショックを引きずらずにキッチリと勝ち切った試合と、29節仙台戦、2点リードされた後半37分から、わずか5分間で怒涛の3ゴールをあげて逆転した試合でした。

ドラマが詰まった2試合をものにして、さらに31節、32節でもドラマを演じた川崎、まさにサポーターと一体になって演じた「等々力劇場」ですね。

さぁ、これで今シーズンの大きなご褒美、DZANとの契約による巨額の分配金は川崎が手にしたわけです。

実は私、さる9月26日の書き込み「そろそろ見えてきた、J優勝チームは総額22億円ダソーン。」で、「結局、これを持っていくのはJリーグ最多タイトル獲得を誇る王者・鹿島なんだなぁ・・・」と書きました。

「まだ決まったわけではありませんが、こういう状況で鹿島が、このチャンスをミスミス逃すと思うほうが甘いということです。」とも書きました。

そして最後には、「今年手にするであろう鹿島の莫大な優勝賞金が話題になる頃、各チームとも、今更ながら取り逃がしたものの大きさに愕然とすることでしょう。

当ブログは、何ごとも先見的に取り上げていくことに努めていますので、一足先にお知らせした次第です。」とまで大見得きったのです。

ここで、謹んでお詫び申しあげ訂正させていただきます。鹿島の上を行く快進撃を見せた川崎に脱帽するしかありません。

また、ルヴァンカップ決勝後の11月4日の書き込みでは「川崎Fが、この先、近い将来にタイトルをとれるかどうかと言えば、保証の限りではありません。ただただクラブとイレブンが、これらのピースを全て揃えられるまで挑戦を続けるしかないと思います。

リーグ戦で2位につけているとはいえタイトルには厳しい状況です。今シーズンだけではなく来シーズンも倦むことなく挑戦を続けられるかどうか・・・。

頑張れ川崎F、です。」と、激励で締めくくってはいるものの、今シーズンのリーグ戦タイトルは厳しいとみていましたし、この先、近い将来タイトルをとれるかどうかさえ懐疑的でした。

川崎サポーターの皆さんには、ただただゴメンナサイ、です。

川崎へのお詫び代わりに、また先見的に大見得きりたいと思います。今年のJリーグアウォーズ、年間MVPは、得点王もとった小林悠選手、最優秀監督は鬼木監督で決まりデス。

最後に、鬼木監督が優勝インタビューで述べた万感の思いを紹介して筆をおきたいと思います。
「今年一番悔しい思いをしたチームだと思う。最後の最後に何かごほうびが転がってきたらいいなと思っていた。(中略)フロンターレの時計の針が動き出した。歴史が動き出したと思う。」

では、また。
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ラグビー界のデットマール・クラマーさんに想う

2017年11月26日 15時43分45秒 | サッカー選手応援
NHK-BSの番組に「奇跡のレッスン」というのがあります。最近放送された番組で、ラグビー日本代表の前監督エディ・ジョーンズさんが来日され、国内のラグビー指導者たちを対象にレッスンを行なった様子が放送されました。

現在はイングランド代表の監督(海外では監督という呼称は使わずヘッドコーチという呼称のようですが)をされているエディ・ジョーンズさん。2012年4月から2015年11月まで日本代表監督をされ、世界で戦えるチームを作り上げた方です。

今回の「奇跡のレッスン」の放送に先立ち、NHKの朝のニュースが要約版のような紹介をしてくれました。それを見て、私は「この人はラグビー界に現れたデットマール・クラマーさんだ」と思いました。

日本サッカーは、いまから57年前、西ドイツからデットマール・クラマーさんを招聘して指導を受け、その後のメキシコ五輪銅メダルにつながる成果をあげました。

デットマール・クラマーさんが偉大たったのは、長期的な視点にたった日本サッカー強化のための提言を残してくれたことで、現在につながる日本サッカーへの貢献から「日本サッカーの父」とまで呼ばれている方です。

今回、ラグビー指導者たちを前にしてエディ・ジョーンズさんは、こう話したそうです。「そもそも日本発祥でないスポーツのラグビーにおいて、日本的なチーム作りをしても勝てるわけがない。日本的な考え方を根本的に変えなければ勝てない。つまり自分たちを変えなければ勝てない。」

そして日本的であることの典型的な例としてコミュニケーションの問題、選手間の意思疎通の問題をあげたそうです。日本的な「阿吽の呼吸」ではダメなんです。一瞬にして攻守が切り替わってしまうラグビーの試合の中では、常に緻密で的確なコミュニケーションを積み重ねていかないと必ず負けてしまうというのです。

試合中によく声を出せ、という言い方をしますが、ただ声を出しても意味がないわけで「何を誰に伝えるのか」という意思が明確であることが、真のコミュニケーション・意思疎通だというわけです。

ラグビー界におけるこのような指導の様子を、日本のサッカー関係者が見たり聞いたりすれば「サッカー界では50年前のクラマーさんの時代から、それをわかっていましたよ」という反応が聞こえそうです。

つまり「ラグビー界もやっとデットマール・クラマーさんのような指導者を得たのですね」という反応です。おそらくサッカー界に身を置く方100人に感想を聞けば、98人はそう答えると思います。

けれども思考がそこで止まってしまっては、やがてサッカー界はラグビー界に人気スポーツの座を奪われてしまうのではないかと感じました。

W杯出場も、ラグビー代表が常連になり、サッカー代表は出場がおぼつかないような時代がくるのではという危機感です。ラグビー界の指導者たちは、いま必死です。エディ・ジョーンズさんの教えを、まるで吸い取り紙で全て吸い取ってしまわんばかりに吸収しようとしています。

サッカー界の指導者たちに、いま、そのような純粋な真剣さを求めても無理ではないでしょうか。だとすれば、それでは「まずい」と考える人が、先ほどの100人のうち2人ぐらいはいて欲しいと思います。

「これは、まずい。我々も今一度初心に返らなければ」という危機感を抱いて欲しいのです。
「あれは遅れているラグビー界の話」と感じるだけで思考が止まるのは、ある種の「驕り」があるからです。

常に他を見習い、初心に返り、わが身を振り直す気持ちがなければ、やがてツケが回ってくるに違いありません。

「ラグビー界のデットマール・クラマーさんであるエディ・ジョーンズさん」のニュースに接して、そのようなことを想いました。

では、また。

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