キマグレ競馬・備忘録

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自衛隊ヘリ墜落事故に思うこと

2018年02月13日 | Current news

先日、佐賀県で自衛隊機が墜落したが、それに関してこんな記事があった。

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<ヘリ墜落事故>被害者に暴言、想像力欠き冷酷
 佐賀県神埼(かんざき)市での自衛隊ヘリ墜落事故で、家を失った住人がネット上で罵声を浴びている。沖縄で相次ぐ米軍ヘリの不時着や部品落下の事故では「それで何人死んだんだ!」と国会でやじが飛んだ。基地のそばで不安を抱え生きる人びとへの想像力が、失われかけていないか。(毎日新聞)

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罵声を浴びせるのは、たぶん自民党議員の軍事オタクだと思う。

彼らにとって自衛隊は愛すべき存在で、彼らが日本を守っているのだから、民間人が犠牲になるのはやむを得ないという立場なのだろう。確かに防衛や災害時の自衛隊の存在は有難いと思うが、守るべき日本の国民を危険に晒すことは話が違うと思う。

今回の事故は明らかに整備不良が原因であり、責任は自衛隊にある。これは最高指揮官である首相が認めていることなのだから、事故の被害者に暴言を吐くのはお門違いだろう。だいたい、自分の資産である家屋が一瞬にして奪われたら、誰だって憤りは感じると思う。軍事オタクにはそういう当事者の感覚が抜けている。自衛隊員が亡くなったのは残念だけれど、だからと言って、自衛隊の過ちは免れられないと思う。

近年、自衛隊の広報活動で自衛隊が親しみやすくなったのは良い事だが、だからと言って自衛隊のやることが全て正当化されてはいけない。昔の日本軍も国を守るのだからといって国民が支持した結果、あのような悲惨な戦争を招いた。そのことは忘れてはいけないと思う。

因みに、数年前まで自衛隊の基地へ軍用機の写真を撮りに行っていた時期があった。軍事関係の本を読み、ビデオや航空ショーを見に行ったりして随分楽しませてもらった。でもたまに飛行機を見に行く程度なら、飛行機の爆音は快感だけど、住むのは勘弁したいと思ったものだ。それほど軍用機の騒音は酷い。そういう中で暮らしている人達には同情したくなった。また基地の周辺で写真を撮るために、地元の迷惑を考えずにおかしな行動するのは、鉄道マニアも飛行機マニアも同じだ。呑気に基地の柵にへばりついて写真を撮っている自分が恥しくなって、基地に行くのをやめた。

軍事オタクは非常に視点が狭い。そして自衛隊に寄り添う自分が絶対正しいと信じている。だから被害者にも心無い罵声を浴びせるのだろう。まあネットでは何とでも言うけれど、実際会うと何も言えないのが軍事オタクなのだ。そんなに自衛隊が好きなら、志願したらと言うと「俺は歳だから」とか「耐えられない」と言い訳する。自分の周りにも沢山いるが、軍事オタクは意見はするけれど、当事者にはなりたくない。そういう人達には被害者の感情が判るはずもないだろう。

ちょっと憤りを感じた記事でした。


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