J-SAXER QUARTET blog

サクソフォーン四重奏団「J-SAXER QUARTET」、五重奏団「J-SAXER QUARTET plus ONE」

北欧

2008-07-31 22:31:23 | えがわ
人魚姫――アンデルセン――赤地に白十字の旗――ロイヤルコペンハーゲンの陶器――洗練されたデザインの装飾品・家具――デニッシュ(パイ状の甘いパン)――衛兵の交替――先週、仕事でコペンハーゲンに行ってきました。飛行時間は約11時間半。日本との時差は-7時間。海外に出るのは2年前のスロベニア以来。その時は世界サクソフォーンコングレス(3年に一度の世界サクソフォーンフェスティバル)に参加した訳ですが、今回は世界合唱シンポジウムという、こちらも3年に一度の世界合唱の祭典+国際会議。サクソフォーンコングレスの約9割が演奏(演奏によるパネルディスカッションと呼んでもよい)というプログラムに比べ、合唱の場合は演奏とワークショップ/セミナーはほぼ同じ割合。オーソリティーに訊くと、その割合の違いは音楽に加えて言語が存在するからだという。

コペンハーゲンの第一印象は物価が高いということ。消費税(付加価値税)が25%も影響している。聞くところによると自動車には60% の税金がかかるとか。税率だけみれば驚きますが、医療費は無料なんだそうです。ほかにもいい面はたくさんあると思います。

話の続きはまたにして写真はアンデルセン童話の人魚姫です。

〔江川〕

サックスアンサンブル大好評

2008-07-28 21:55:06 | えがわ
7月28日(月)

7月13日のサマーコンサートが無事に終わりました。来場者によるアンケートでは、アンサンブルの部の演奏の評価は第1位から第3位までサックスアンサンブルが独占──第1位 リベルタンゴ(ピアソラ)、第2位 D-Walk(本多俊之)、第3位 ロンドンデリーの歌(アイルランド民謡)でした。吹奏楽の部は、再演の「運命」(ベートーベン)が第1位。編曲者の野村さんからも「さらにパワーアップした運命」と評価していただきました。

サックスアンサンブル──実は「ロンドンデリーの歌」が1位かな、と思っていただけに「リベルタンゴ」がそれをさらっていくとは鷲宮のメンバーも腕をあげたものだと思います。本番後に、どのくらい合わせの練習をしたのか、と訊いてみると、合わせよりも今回は個人練習の時間が多かったとか。実に合理的でよい練習方法です。昔は、とりあえず合わせようと合わせの数ばかりこなしていたので、この辺の意識も変わったのでしょう。

サックスアンサンブルを聴きに来たのに間に合いませんでした!、とアンケートに書いてくれた方、残念でしたね。
この方のような鷲宮のサックスファンのために、今度はサックス単独ステージでも作りましょうかね。

〔江川〕

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日曜日は鷲宮へ!

2008-07-10 22:26:23 | えがわ
7月10日(木)

5月29日のブログにも書きましたが、あらためて宣伝します。
(私だけですが)この日曜日に鷲宮ウィンドのサックスパートと一緒にサクソフォーン五重奏の作品を2曲演奏します<とき:7月13日(日)14:00、ところ:鷲宮町西コミュニティセンター>。四重奏より少し深みのあるサウンドをお聴きいただけると思います。お近くの方はぜひおいでください。

サックスアンサンブルのプログラムは次のとおり。

  D-Walk(作曲:本多俊之)
  リベルタンゴ(作曲:アストル・ピアソラ/編曲:新実信夫)
  ロンドンデリーの歌(アイルランド民話/編曲:江川 善裕)

  ※《リベルタンゴ》は四重奏曲で、鷲宮ウィンドメンバーがチャレンジします。

我々のサックスアンサンブルのほか、木管アンサンブル、クラリネット四重奏、ホルン二重奏、フルートトリオによる演奏と、吹奏楽編成で《シンコペイテッド・クロック》《交響曲第5番「運命」から 第1楽章》《世界の約束(映画「ハウルの動く城」より)》も演奏します。ベートーヴェンの運命は定期演奏会の再演で、野村展生さんの編曲。

会場はこちらのチラシを見ていただくとわかると思います。

〔江川〕

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テンポ感(Tempo)

2008-07-05 09:00:59 | えがわ
7月5日(土)

ああ、またしても10日間が経ってしまいました。読んでくれる方々もいつもの半分の数に減ってしまいました。
gooブログは日単位あるいは週単位のアクセス情報はあるものの、開設してからのトータルはありません。地道に記録をして6月21日までの閲覧数を合計してみたら、なんと34,749人に達していました。がんばらなければ!

さて、音楽の話です。
前回、拍に音が乗っていないと書きましたが、テンポ感も大切です。先週末の土曜日、鷲宮ウィンドの連中とサクソフォーン5重奏曲を練習しました。全編通してゆったりとした曲、テンポがさまざまに変化する曲の2曲です。昨今の作曲者は自らの意図を演奏者に伝えるために速度記号(Allegro, Moderato, Andante等)に加えて「メトロノームの速度」を楽譜に記しています。ですから、合わせ前の個人練習の際にはこの速度表示を基準に練習します。5人いるわけですから、微妙にテンポの感覚が異なってきます。それこそ、メトロノームを使ってテンポをチェックしながら練習します。人によって癖があり、ゆったりしたフレーズだと溜めが効かずに(テンポが)速くなったり、速いテンポだと細かいフレーズがリズム通りに吹けなくて、というのがあります。
前者のゆったりとしたテンポの場合は裏拍を意識することでかなりカバーできます。つまり、1ト、2ト、3ト・・・のトを意識することです。メトロノームを倍の速さに設定(60のテンポであれば120に設定)して裏拍を確認する方法もあります。が、これはあくまでも確認程度で多用は避けましょう。
後者の課題は時間をかけて反復練習でカバーするしかありません。最初吹けないと感じても、人間の能力はすごいもので、時間をかけて丁寧に練習していくと必ず吹けるようになります。だからあきらめないで反復練習をやりましょう! 以前、世界的チェリストのヨーヨー・マのインタビューをテレビで見たことがあります。彼はバッハの《チェロ組曲1番》をはじめて練習した時、1日につき1小節を何度も練習する、という方法を取ったそうです。どういう人でも陰で努力をしているということです。実はこの速いテンポでも裏拍がカギとなります。これを意識して取り組むと結構いいですよ。

〔江川〕

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