ジョッシュの日記

ジョッシュは好きな映画「big」の主人公の名前からとりました。趣味を大事にしながら長男くんと次男くんの育児に奮闘中です。

木村登勇vs松本憲亮(G+観戦)

2008年01月20日 17時45分37秒 | ボクシング
▼日本S・ライト級タイトルマッチ
木村登勇 対 松本憲亮
結果:木村 7回1分37秒TKO勝ち

これが11度目の防衛戦、安定王者の木村が下位ランカーながらもKO率の高い松本をむかえる。

気合いの入る松本が前に出続けるも、木村は下がらず左ストレート左フックで迎え撃つ。左右コンビネーションも随所に見せ、ポイントは木村に流れ続ける。3Rから木村はボディから上へ上下にパンチを散らす。打たれ疲れたか前傾だった松本も中盤には上体が立ってきた。色んなパンチで松本を翻弄、完全な木村ペースも松本は気合いで倒れない。しかし7Rに木村が左ストレートで何度も松本の顔をはね上げると、一方的な試合にレフリーが試合を止めた。

パンチを何度ももらったが常に前に出続けた松本の気持ちの強さは見れたが、安定王者の木村とでは、格が違った。パンチを当てる技術、パンチ力、ディフェンス力、すべて木村が上回っていた。精神的にも今が一番充実していて、今の日本人ランカーでは相手になる選手はいない。層の厚いこの階級で世界戦は難しいかもしれないが、精神が強い選手なので、敵地ででも挑戦を見てみたい。

アレクサンデル・ムニョスvs川嶋 勝重(テレビ東京観戦)

2008年01月20日 17時27分48秒 | ボクシング
▼WBA世界S・フライ級タイトルマッチ
アレクサンデル・ムニョス 対 川嶋 勝重
結果:ムニョス 3-0判定勝ち(115-114、115-113、117-111)

日本人キラーのムニョスが元世界王者の川嶋と対戦。

序盤からムニョスはパンチを多く放つが、以前に比べてキレとスピードが無い。逆に川嶋はムニョスのパンチがよく見えていて、外しては細かいパンチで応戦。それでも前半戦はムニョスの圧力とパンチで有効。4Rから川嶋の左ボディブローがヒットしムニョスが嫌な顔を見せる。左右のフックもあたり、ムニョスは徐々にスローダウン。ムニョスからクリンチに逃げるシーンも。いいペースだったが、9Rは川嶋は足を使うだけで手が出ない。川嶋も序盤のオーバーペースから疲れが見え始める。終盤はムニョスもクリンチを多用しながらも、両者消耗戦の打ち合いへ。11Rにムニョスの右ストレートがヒットし川嶋ぐらつく。川嶋も右クロスやボディブローを打ち続けたが、ムニョスも巧みに後続打を絶ち、何とか逃げ切った。

完全に調整失敗なムニョスに惜しい敗戦だった。判定は微妙で川嶋が勝っていてもムニョスが勝っていてもおかしくない試合だった。しかし中盤ボディブローで活路を見いだした川嶋が、終盤もう一歩攻めきれなかったのは(特に9Rの攻めは疑問)非常にもどかしかった。何が何でも倒して勝つという意気込みを見せてもらいたかった。川嶋はこれで引退とのこと。安定王者の徳山を倒し、タイトルを取られたが今旬なボクサーのミハレスからダウンを奪っている。今回のムニョス戦もいい試合だった。大振りになりがちで手数が少なくなることが多かったが、記憶に残る良いボクサーだった。

長谷川穂積vsシモーネ・マルドロット(日本テレビ観戦)

2008年01月11日 22時44分24秒 | ボクシング
▼WBC世界バンタム級タイトルマッチ
長谷川穂積 対 シモーネ・マルドロット
結果:長谷川 3-0判定勝ち(116-112、117-111、118-110)

安定王者の長谷川が5度目の防衛戦。相手は同級1位のマルドロット。

立ち上がりは静かだった両者も長谷川が左ストレートで仕掛けると一転打ち合いになる。マルドロットは以外に好戦敵だ。序盤からマルドロットはスイッチを繰り返し長谷川を惑わようとするも、長谷川のスピードあるパンチが的確で有効。早くも長谷川ペースと思われた2Rにバッティング(ジャッジはパンチによるカットと判断)で右目上を大きくカット。ここからマルドロットが前に出て、長谷川がカウンターを狙う展開に。しかし終始長谷川のスピードあるパンチが有効。中盤は時折マルドロットのパンチを不用意にもらうシーンもあったが、7Rに左ストレートから右フックでマルドロットをぐらつかせる。途中採点で大きくポイントを広げた長谷川はディフェンス技術を披露するシーンも見せ、最終回はお得意の連打も見せ、会場を大きくわかせて試合終了のゴングとなった。

同級1位とはいえ力量の差は歴然、2Rには「長谷川KO勝ち」の予感が漂ったが、流血により歯車が狂った。流血は激しく、またパンチによるものとジャッジされたため、TKO負けのおそれもあるので、戦前言っていた攻撃的な試合展開にもっていけなくなってしまった。それでも離れてもくっついても長谷川の的確なパンチが有効で、流血以外は全く心配は無かった。これからはコンスタントに試合を行うと言っている。試合間隔が開いたのも倒せなかった要因かもしれない。バンタム級5度の防衛は日本記録、しかし防衛ロードはまだまだ続きそうだ。

ウラディミール・シドレンコvs池原信遂(日本テレビ観戦)

2008年01月11日 22時43分57秒 | ボクシング
▼WBA世界バンタム級タイトルマッチ
ウラディミール・シドレンコ 対 池原信遂
結果:シドレンコ 3-0判定勝ち(116-112、118-110、119-110)

無敗でアマチュア290勝の難敵王者シドレンコに31歳で初めての世界戦の池原が挑戦。

初回ジャブから多く手数を出して好スタートをきった池原だが、2Rにシドレンコの右クロスをもらってから手数が少なくなった。両者ともにボディをねらい消耗戦となるが、シドレンコのパンチのほうが的確。4R池原はバッティングで目の上をカット。シドレンコの右アッパーから左フックで再びぐらついた。中盤になると池原のしつこい攻めにシドレンコも下がり始めるが、的確なヒットを奪えない。逆に時折放つシドレンコの大きなパンチのほうが有効。やや疲れの見えるシドレンコも終盤には池原と打ち合いに応じ、王者の意地を見せた。最終回もシドレンコのパンチに足がふらつくも、池原は最後まで気力で立ち続けた。

良いスタートをきった池原だったが、2Rにもらったパンチで思うように出ることが出来なくなった。また頭をつけての打ち合いが多かったが、ショートのパンチの精度が悪く、シドレンコのほうが的確に当てていた。長いリーチを生かして距離があったほうが良いパンチを当てていたので、陣営としてはもう少し体で押してシドレンコを下がらせたかったのかと思う。今までWOWOWで観てきたシドレンコに比べ不調だったので、このチャンスを生かせなかったのは残念。しかし、池原が試合前から言っていた根性というものは見せてくれたと思う。

ワールド・プレミアム・ボクシング5

2008年01月10日 00時19分02秒 | ボクシング
明日は日本ボクシング界のエース、長谷川穗積選手の五度目の防衛戦が行われます。関東で行われていたら絶対見に行きますが、今回は久しぶりの関西での試合。テレビ観戦ですが、おもいっきり応援したいと思います。

相手は今回も同級一位のマルドロット。しかし相手は関係なく、前戦が消化不良の試合だったので、今回は長谷川選手らしい素晴らしいテクニックですっきりとした勝利をみせてもらいましょう。

『ワールド・プレミアム・ボクシング5』
▼WBC世界バンタム級タイトルマッチ
 WBC王者:長谷川穂積(真正) 22-2、7KO
       vs
 WBC1位:シモーネ・マルドロット(伊) 26-1、9KO

▼WBA世界バンタム級タイトルマッチ
 WBA王者:ウラディミール・シドレンコ(ウクライナ) 20-0-2、7KO
       vs
 WBA4位:池原 信遂(大阪帝拳) 27-1、19KO

※10日(木)19:00~NTV系列で実況生中継

小堀佑介vs松崎博保(日本テレビ観戦)

2008年01月06日 08時11分25秒 | ボクシング
▼日本S・フェザー級タイトルマッチ
小堀佑介 対 松崎博保
結果:小堀 3-0判定勝ち(97-96、96-95、98-93)

これが日本タイトル6度目の防衛戦。安定王者となりつつある小堀に挑戦するのは同級1位の松崎。

小堀がプレッシャーを掛けて左ジャブから右ストレートをボディ、相手の左に右クロスを返す。松橋も勇敢に打ち合いに応じて、右ストレートで応戦するが、小堀の右フックで足をぐらつかせる。左右のフックで何度も松橋をぐらつかせるも、追撃打が出ず、松橋をとらえることが出来ない。中盤からは松橋も攻めに転じて打ち合いを展開、小堀もいくつかパンチをもらった。しかし最後までペースをつかめなくても、小堀は強引に攻め込んで僅差の判定をものにした。
※3R、6R、8RがTVではカット。

足を使わず攻めてきた松橋のスタイルは小堀にとって好都合だったと思うが、小堀はパワーある左右フックで何度もぐらつかせるも、本調子でなかったのか後続打が出ず、世界へのアピールが出来なかった。しかしこの試合でもパワーは見せることが出来た。私自身は先輩の本望が挑戦し善戦した、現世界チャンピオンのエドウィン・バレロとの対戦が観てみたい。