pokoのつれづれdiary

ブログタイトルを変えました。
これからも、ナムギルの応援は続けます。
それがなにか?

善徳女王56話

2010-10-28 15:53:03 | 善徳女王
 ソルォン公の作戦会議。
 久々の戦で、ソルォン公は大張りきりって感じ
 

 
 負け知らずのユシン軍をソルォン公が率いることになっているのだけど、コドやコクサフンやテプンなどは、
とっても嫌がっている。
 もともと敵同士だったしね。
 
 ユシンは、
…「(お前たちはユシン軍と言うが)、我々は陛下の軍だ。ソルォン公の命令に従うように」



 ピダムとソルォン。
 
 この戦に勝利すれば、我々は力を得る。派閥の話ね。
  


 ソルォンとトンマン。
 
…ソルォン「勝利して帰ってきたら、兵部の全権をください」

 再び権力を握りたいのか…と言うトンマンに対し、

…ソルォン「いいえ、三韓一統に…この大業にわたしも一役買いたいのです」

 権力欲もあるとは思うけど、武将として本気で言っているんでしょうね、ソルォンは。

…トンマン「望みはそれだけですか?」

…ソルォン「三韓一統を手伝います。ですから、わたしが勝利して帰ってきたら、ピダムとご婚姻を…」

 それに対し、トンマンの言い分は…

…トンマン「わたしの死後もピダムは神国に忠誠を誓い、神国の大業に全精力を傾けるでしょうか」

 ミシルがそうだったように、トンマンの亡き後、ピダムも簒奪者になるのではないか…という不安を語ります。




 ユシンとソルォン。
 
 牢中のユシンはソルォンに、彼自身が体験して知っている百済の軍事力の変化や戦い方を教えます。

…ソルォン「わたしに戦に勝てと? わたしが勝って帰ってくれば、ユシン公の命は危うくなります」

…ユシン「勝ってください。私自身のことは、その後に考えます」

 えらいぞ、ユシン。やはり、三韓一統をなす人は言うことが違う
それに比べ、ピダム…あんたってヤツは…
でも、イケメンだから許しちゃうけど





 ミシルの霊廟で。
 
 ここ泣いちゃいます。いらないことは書きません。ソルォンの独白をそのまま写します

…璽主、どうやらピダムはわたしと同じようです。誰かを恋する気持ちが似ています。

 恋心など捨ててしまえとおっしゃった璽主にこそ似るべきでしたのに。

 璽主の最後の頼みゆえ、わたしは従います。この戦に勝ち、必ずやピダムに好機を与えてみせます。
 
 …お会いしたいです、璽主。



 いらないことは書かないって言ったけど…
 ソルォンの言葉から、実はピダムは、ソルォンとミシルの子だったのではないか…
とおっしゃる方もいらして…。
 だとしたら、他人の子を王の子だと称して押し付けようとしたことに…ミシル、怖すぎ。

 ただ単に心の持ち様が似ているだけ…と思うけど、深読みすれば実はそうだったのかも…とも思えて…
 よく分かりませんね。




 で、出発。
 
 見送る家臣やピダム、チュンチュ。
 
…ソルォン公が勝ては、ピダム公は望むものが手に入るのでしょう?
 嫌味っぽい言葉をチュンチュからかけられるピダム。
 

 
 トンマンとチュクパンは、何かを企んでいます。
 ウォルヤに連絡をとるチュクパン。
 
 黒傘の男がチュクパン。石の置き方と真中の石の裏に書く記号で連絡が取れるらしい。

 そして、ウォルヤに会いに来たのは、
トンマン、チュンチュ、そしてお付きのアルチョン。
 

 アルチョンは何も知らないで付いて来たようで、何でこんなところに~て感じ。

 そして会談をします。
 
 ここではチュンチュが主に交渉役になります。
…チュンチュ「一つ目は、今後も伽耶人への優遇政策を続ける。
       二つ目は、伽耶人の戸籍を抹消し、伽耶人であることを示すものをなくす」
…トンマン「三つ目は、これらの内容を勅書にし、わたしの死後もいかなる王も変更できないようにする。
      だから、ユシンを利用した復耶会は解散せよ」

…ウォルヤ「それで、われわれに何をお望みですか?」

…トンマン「復耶会の名簿全てと、クォルチャンノ部隊(復耶会の武装集団)が武装解除し…」

…チュンチュ「わたしの配下となること」

…ウォルヤ「わたしが断れば?」

…トンマン「お前のせいで、ユシンが死ぬ。お前のせいで伽耶人が死ぬ。これがわたしの忍耐の限界だ」

 そして、三日の猶予ののちに返事すること、同じ場所で同じ時刻に会うことを約束する。



 宮殿に戻って…

 怒るアルチョン。侍衛府令として、トンマンの身を守り切れなかった時のことを考え、目茶苦茶怒ってます。

 アルチョンに謝りつつ、理由を聞かせるトンマン。
 ユシンを得るためには、復耶会の伽耶人とウォルヤを得ることが必要なのだと…。



 帰り道、悩むウォルヤ。
 
…しばらく、考えさせてくれ…ソルチや部下たちにウォルヤは言います。

 その時、子供の泣き声が。
 
 おなかをすかせているその子を、ウォルヤたちは連れて帰りますが、その子はチュクパンが送った密偵(?)だった。



 ソルォンが百済との戦にボロ負けしたという伝令が帰ってきます。
  
 おまけに、戦線が後退して状況は更に悪い方向へ。

 そこに負傷したソルォンが帰ってきました。
       
 ユシン軍が口をそろえて言うには、百済軍の機動力はすさまじく、魔物のようだったと。
 
 新羅は存亡の危機に立たされます。


 狭心症を患っていたソルォンは、戦での負担が大きかったようで床に伏せてしまいます。
 
…「人を目的とするのは危険です。もっと大きな志を持ってください。でなければ、わたしのように二番手の人生を送ることになります」
 そうピダムに言い遺して亡くなります。

 嘆くポジョン、ミセン、ハジョン。
 
 自分勝手なことばかり言っているハジョンですが、そのアホさ加減さが今回は涙を誘いました。



 ソルォンが敗れたことで、ヨンチュン上大等はユシンをもう一度将軍に据えることを提案しますが、反対者も多い状況。
 
 巷の声を司量部に伝えに来た大等。
 
 罪人に軍を任せるのか…と声を荒げるミセン。
 
 ピダムも怒ります。 ほぼ100%ユシンに対する嫉妬心からなんだろうな。
 


 ユシンに呼ばれて牢に行ったピダム。
 
 ユシンから、これからの防衛についての策を提案されます。

 自分の身も顧みず、新羅を心配するユシンを笑うピダム。
 
 ユシンはピダムにつかみかかって言う。
 
…「わたしを殺したくば、殺せ。軍事権も奪うがいい。ただし、神国を救った後にしろ。それまで待て」

 作戦図をつかんでピダムは牢を出ます。
  
 
 でも、作戦図をつかむ手は震えています。
  
 立場はピダムの方が有利なはずなのに、ユシンに負け続けてます。見ている方も辛いです。人格の差ですね。
 この後も、ピダムは負け続けます。

 


 トンマンとチュンチュが話しているところへ、ピダムがやってくる。
 
 ユシンの策をそのまんま、トンマンに伝えます。
 あっさりと、そうしてくれと答えるトンマン。

 よせばいいのに、更に言うピダム。
 
…ピダム「陛下、どうぞご心配なく。このわたしが必ずや神国を守ります」
 このセリフも痛い。幾度となく似たような言葉を繰り返しながら、何度失敗したか。
ここまで言われると、いくらピダム好きのわたしでも、狼少年のように思ってしまう。
 残酷な脚本家さんだ。
 
 


  
 約束の三日後、同じ時刻に同じ場所で待っていたトンマンとチュンチュだが、ウォルヤは現れない。
 
 ウォルヤはその頃、復耶会の仲間とどうすべきか会議を行っていました。
 
 でも意見がまとまらず、行きたくても行けない状態。
 
 しびれを切らしたトンマン。
 チュクパンが潜入させた「こども密偵」を道案内役にして、逆に復耶会に乗り込む。
 

 トンマンは集まった伽耶人の前で、持参した伽耶人名簿(戸籍)を火にくべて焼く。
 
 その行為に驚く伽耶人たち。

…トンマン「お互い殺しあう方がよいのか? これは最後通告だ」
 

 別行動をとったチュンチュが、侍衛部の兵士をつれて復耶会に行くシーンがあったけど、
チュンチュが走っているところを初めて見たような気がする。
 
 先頭を走るのがチュンチュ。
 なんか、新鮮だった。
 

 助けに?来たチュンチュと侍衛部の兵士。
…トンマン「お前(チュンチュ)はここに残り、ウォルヤを説得するのだ。
      失敗すれば、チュンチュ、そなたもここにいる皆も生かしてはおかない」

 そう言って、自分は侍衛部の兵士を全員引き連れて帰ってしまいます。
 
 ポツンと伽耶人の間に一人で立つチュンチュ。
そりゃないよ~叔母様…と思ったかどうかは分かりません


 チュンチュを置いて帰り道。 
 アルチョンは黙っています。
 
 この間は目茶苦茶怒ってたのに、チュンチュは危ない目に遭ってもいいんだ…



 翌日、ピダム(本当はユシン)が提案した防衛線も崩れます。ということは、王都ソラボルの陥落も目の前。
 緊急の便殿会議が開かれます。
 
 その最中に、宮殿の武芸道場に現れた復耶会の面々。
 そして、復耶会はトンマンとチュンチュに全てをゆだねると宣言します。
 
 これで、復耶会は実質解散。
 トンマンは、復耶会とウォルヤをその懐に入れることにより、
伽耶を捨てられないユシンを完全に取り込むことに成功します。



 家臣たちは反対しますが、
伽耶は新羅に服従したから、ユシンを上将軍に復職させる道筋もたったということで、
ユシン軍と共に百済との戦線に派遣します。
 
 ユシンが上将軍に復帰した時のピダム。打ちのめされたような表情です。
 

 ピダムユシン
 ピダムは一勝することもできず、負け続けています。
 
 ピダムのユシンに対する苛立ちは、トンマンを奪われてしまうかもしれないという焦りへとつながっているよね。

 なんとかして挽回しようと色々画策すればするほど、ユシンの精神の高さが浮き彫りになってくる。
 それに対して、ピダムは浅はかで惨めに見えてくる

 この脚本家さんは、「ピダム」を生き方の反面教師みたいな感じで浮き立たせているように思います。
これでもかっってぐらい、ピダムをとことん落としている。
 大きな志をもたない人をあまり支持できない人なんだろうね。

 純愛を貫く、視野の狭い男って、世間でいうダメ男なんだろうか…
 
 だとしたら、ダメ男ってなんて魅力的なんだろう。



                             おしまい

  うふふのピダム






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8 コメント

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pocoさん、初めまして。 (りば)
2011-01-18 00:44:40
善徳女王の一ファン、りばと申します。こちらへは検索でたどり着きましたが、善徳レビューが楽しく面白く、時々はっとするようなpocoさんのお言葉あり、画像の挟み方や添えられる一言に笑わせられたり、ひとつひとつの善徳記事を楽しんで読ませていただいてます。

そして、私は特にピダムファンでもナムギルさんファンでもないのですが(すみません・・・)トンマンが女王になってからの話、なんでピダムはここまでダメな子に描かれなければならないんだろう、というのがずっと疑問でした。

が、この記事を読んで納得がいきました。善徳の脚本だと、大志を抱けない人間はダメサイド人間に振り分けられ、賢かったり、望みのものを得たりしてはいけないって事なんじゃないかと・・・

>純愛を貫く、視野の狭い男って、世間でいうダメ男なんだろうか…
 だとしたら、ダメ男ってなんて魅力的なんだろう。

という最後の二行に、ピダムファンでもないのにすごくグっときました・・!

ところで私は文章のみの善徳レビューを書いていまして、pocoさんのこの記事へのリンクとトラバをぜひお願いしたいと思ったのですが、規約によると「30日以上前の記事へのTBは受け取らないよう設定」とのこと。トラバが無理ならせめてこの記事へのリンクと、pocoさんの文章の一部引用をお許しいただけないでしょうか。
申し訳ありません・・・! (りば)
2011-01-18 20:42:18
poco様でなくpoko様ですね。お名前を間違えてしまってすみません!

しかも何を思ったか、初めてコメントするのに図々しくも、ずっとさん付で呼んでしまっていました・・・失礼いたしました。ピダムをダメな子呼ばわりしてる場合じゃなく、自分がダメダメでした・・・!
遅くなってすみません (poko)
2011-01-18 21:09:44
りばさま、コメント返し遅くなって申し訳ありませんでした。
実は訪韓しておりまして、今、日本に帰って来たところです。
コメントが遅くなったことで、りばさんにいらぬお気遣いをさせてしまって申し訳ありませんでした。
リンクの件、了解いたしました('-^*)ok
今はまだリムジンバスの中なので、帰宅しましたらまたご連絡差し上げます。
とりあえず、今日はお休みなさ~い(^-^)
1週間もたって (りば)
2011-01-26 21:32:22
ようやく実行できました!poko様、TBをご了承いただいきまして、また制限解除もしていただきましてありがとうございますv

トラバ、リンクさせて戴いて書いた記事、poko様のお言葉から何かがひらめいて書き始めた記事だったので、OKを貰えてとても嬉しかったです、有難うございました~!

記事には入れませんでしたが、脚本家さん的にピダムは善徳の法則から言えば大志のない駄目キャラなのにはからずも人気が出てしまい、しかもトンマンとの恋愛を・・!とか言ってくるし、じゃあダメ人間の見本にしちゃる!て堕としまくり、「大義ない愚か者はこんな死にざまをさらすはめに」という反面教師にするはずだったのに、その姿は最終話でも視聴者(主に女性?)の涙を絞りまくり、さらに人気が高まるってどういう事~!?てほぞを噛んでたりしたら、あ~ユカイユカイ☆なんて事も思わんでもなかったりしますw
re:1週間もたって (poko)
2011-01-27 23:02:14
 コメント返し遅くなりました。
 済みません。

 りばさま。
 そちらのブログにもお邪魔させていただいて、いつもながらの鋭い論点と展開、おぉ~などと唸りながら読んでおりました。
 慣れないものですから、こういう場合のweb上の礼儀とか分らないんで、お礼コメントを書こうかどうなんだろうか…などと思っているうちに、りばさんからコメントを頂いてしまいました。
 脚本家が、人気が出てきてしまったピダムに対し「S」でいっちゃったのかも…というのは私も同感です。
 トンマンの最後の独白のところでは、ピダムは完全に過去の人になっちゃってるし…
 でも、ピダムの最期はあれは女心を鷲掴みでしょう あれが計算違いならヘッポコ脚本家の怪我の功名?か…と勘繰りを入れたくなったりして
いえいえとんでもない! (りば)
2011-01-30 22:32:49
レス遅いな・・・どうしたんだろ?と思うのは1週間ぐらいレスがない場合です、私の場合。それにお礼コメントをするのは私の方ですしw

と、またまたしつこくこちらで今晩は。そしてリンクを含む記事もこちらであげた事ですし、poko様のブログ自体もリンクさせて頂けないでしょうかvというお願いに参りました。むろん我が方からの片道で。ピダム俳優さんファンはうちのブログなんざ見てはいけません・・!!なので。石投げられても文句言えませぬ・・・
re:いえいえとんでもない! (poko)
2011-01-30 23:00:37
 ちょうど、只今、りば様のブログの「わからないなりにも2」を読んでいた所です。
 トンマンの三日三晩の眠りの中で夢を見たとしたら…のくだり、そうだったかもしれないな…と思い涙が出てきました。
 でも、コメはあんな感じで書いてしまいましたけど

 はいな、これも御縁なので、ブログリンクどうぞ。
 ただ、ナムギルな方々には、りばさんのブログは刺激が強いかもしれないので、おっしゃる通りかもしれません。
 わたしは面白いから好きですけど
今さらですが… (ブラン)
2018-10-03 20:20:06
この回好きです。ユシンの志の高さが際立ってますが、ピダムは自分のダメさがわかっていても、どうしてもトンマンを諦められない。どうしてもユシンに取られたくない。そんな切なさが随所に散らばって、胸が締め付けられます。特に牢から作戦図を持ち帰るところ、ユシンのひたむきさが分かるだけに、余計悔しい。捨ててしまいたいけど、それは出来ない。その葛藤が挿入歌とともにグサリと来ました。

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