三枝草日記

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秘湯めぐり

2017-09-11 13:22:27 | 旅行

 先日、夏の疲れを癒すため、みちのく秘湯めぐりに出かけた。大阪空港から定刻より早く約1時間で仙台空港に到着、飛行機は新幹線に比べると早い。中国道夢前スマートインターから大阪空港まで約1時間余り、搭乗手続きの時間を入れても午前10時前にもう仙台に着いていた。最初の秘湯は初めての鳴子温泉郷にある中山平温泉であった。美肌の湯と言われ、化粧水のようにぬるっとしていてとろりとした源泉、流しっぱなしで、気持ちえぇ

 次はやっと車が通れる蛇行した山道を走ること約12km、今晩宿泊する夏油温泉に着いた。冬季の11月から4月までは閉鎖される渓流沿いの秘湯中の秘湯である。この温泉は3回目になるが、湯治宿で自炊して長期逗留する湯治客も多く腰痛、皮膚病、癌等に効能があると言われている。前回来た時も整形外科では治らなかった脚の痛みがうそのようになくなった。湯治場なので、部屋にテレビ、冷蔵庫もなくトイレ、洗面所も共同、風呂に浸かって寝るしかない。風呂は夏油川沿いに5ヶ所の露天風呂があり、滝の湯以外は全て混浴である。内湯も2ヶ所ある。露天風呂は全て足元湧出泉で泉温もまちまち、「大湯」だけは季節によって47〜48°Cもある。夕食を済ませ少し休んでも、まだ寝るには早いので渓流沿いにある「大湯」に行ってみた。誰もいなく外灯は灯っていたが不気味な感じがしたが、折角来たので、かけ湯をして腰まで浸かると飛び上がる程熱かった。

 翌朝、1300年の名湯、網張温泉に向かった。ここは青みがかった白濁の硫黄泉の秘湯であり、網張五湯の中でも滝の流れ落ちる沢沿いにある野趣あふれる野天風呂「秘湯・仙女の湯」がメインである。丁度、網張薬師大社では大祭の餅まきがあり縁起物の紅白の餅を拾った。網張温泉の眼下には小岩井牧場が広がっていてナナカマドの実も赤く色づいていた。

 昼食を済ませ東北最高地の海抜1400mにある源泉掛け流しの天然温泉、藤七温泉温泉に向った。ここは一昨年に行っているので、八幡平の大自然の中にある乳白色の天然温泉にさっと浸かり、周囲を散策し岩手山も間近に眺めることができ素晴らしかった。

 秘湯めぐりも慌ただしい。次は藤七温泉の近くにある「馬で来て 足駄で帰る 後生掛」と言われる後生掛温泉にやって来た。諸病に効果あると評判の「7つの湯」があり、全身が温まる「神経痛の湯」気泡が肌を美しくする「火山風呂」全身湿布作用で美肌効果のある「泥風呂」等を駆け足で入ってみた。

今晩は今回で3回目になる新玉川温泉で宿泊した。新玉川温泉は、玉川温泉と同じ源泉を使用しており温泉: pH1.2と日本一の強酸性 の温泉水(98℃)を誇る国内屈指の温泉 であり、単一源泉での源泉湧出量は日本一、天然岩盤浴でも有名です。旅館到着前に熊出没情報があり玉川温泉まで散策できなかったのが残念であった。玉川温泉は北投石や天然温熱欲による、がん治療でも知られている。

 

 秘湯めぐり、最後は久し振りに乳頭温泉の鶴の湯、乳頭温泉にはよく来ているが大釜温泉止まりで、ここまで足を延ばすことはなかった。鶴の湯は秘湯ブームの火付け役となったが全国にその名が知れ渡り、今は秘湯でなくなった感がある。今日も週末なので多くの入浴客で混雑していた。鶴の湯には4種類の泉質の異なる源泉があり、乳白色の「中の湯」の露天風呂の人気が高い。さすがに秘湯では外国人の姿は見なかった。これで、みちのく7秘湯を制覇して温泉三昧、非日常の休日を楽しみ良い気分転換となった。

 

 仙台空港17:40発の飛行機が飛び立って機内から見る夕日が何んとも美しかった。西に向かって飛んでいるので、日の入りを追いかけるようになり大阪空港に着陸寸前まで夕日が見られて良かった。初日は雨模様の天気であったが、傘の必要もなく2日目より晴天が続き夕日も見られてラッキーであった。

 



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