今日は二十四節気の雨水である。雪が雨に変わり雨水が肌に与える冷たさが和らぎ、草木も芽吹き始める時分と言われる。春はもうそこまで来ているようだ。庭の土手では、もう「春の使者」蕗の薹が顔をだしていた。蕗の董は蕗味噌やてんぷらにしても美味しい。。「ふきのとう 福寿草にも 似たりけり」 正岡子規
孫が12日より北海道一周の一人旅に出かけていて、行く先々で撮った写真を送信してくるので、情景が手に取るよう分かる。スマホやインターネットで便利な時代になったものだ。北海道は何度か行っているが冬場に行ったことはなく、さっぽろ雪ゆきまつりやオホーツク海の流氷も見たことがない。孫も雪まつりの最終日に運よく見学できたようだ。雪まつりの雪像も倒壊すると危険なため、毎年閉幕の翌日には一瞬のうちに解体されてしまうようだ。延べ約3800人の自衛隊員が約30日間かけて制作した精巧な「奈良・興福寺中金堂」もパワーショベルで崩されてしまったらしい。旅行の途中、少ない小遣いの中からズワイガニを私と父親、おばあさん宛に送ってきたが、若いのによく気が利くのに感心した。家に来ても素直に何でも手伝ってくれるので、頼りがいのある子になった。この間までは、まだ子供だと思っていたが、人間的にも急成長をしたことが何よりも嬉しい。今回の旅行に親は一銭も出してやっていないようで、これまで貯めていたお年玉等の小遣いを旅費に充て宿泊費、食費はかなり節約しているようだ。北海道もこの時期としては天候にも恵まれて冬の北海道を満喫しているようだ。20日に帰る予定らしいが、行きは神戸空港から飛行機で、帰りは北海道新幹線、東北新幹線、東海道新幹線、山陽新幹線を乗り継いで帰って来るようだ。運転免許もいち早く取得していて、あとは3月1日の卒業式を待つのみだ。