ジェイクのひとりごと

ハッセル、ライカ、コンタックスなどで撮った写真と、日々の雑感

2015-04-14 17:22:31 | Weblog


京都の市議会議員選挙に立候補した親友が当選した。府議を1期、その後市議に鞍替えして1期つとめ、2期目が始まる事になった。
学生の時は「議員になる」なんて全く縁のない生活を送り、ラテンアメリカをこよなく愛すノリノリの性格だった。
それが今は、府民のため、市民のために走り回るという行動を生業としている。
いい意味で感激、平たく言えばビックリである。
忙しい四年間がまた始まる。私にはとても無理な職業である。

大学の寮で一年間同部屋だったヤツも、父親の地盤を引き継ぎ大阪で議員をやってる。
勉強もせずゴロゴロゴロゴロ転がってばかりで、夜だけはシャンとして遊びまくり、翌朝の1コマ目は絶対に起きてこない法学部生。
あまりに・・・だったので、~~ちゃん、本当、大丈夫?なんて何度聞いたことか。
都内でサラリーマンを数年経験し、大阪に帰り議員秘書を経験。そのあと「満を持して」出馬。
お父さんの功績により、当選はしたものの1年生議員は大変だったようで、色々感じることがあったらしい。
本人の良さがどんどん出てきて日に日に成長したらしい。一期目の終わりには「有望な若手議員」として党派を問わず期待されていた。
そんなとき東京で会う機会があり、彼は照れたように「JIQ、本当心配かけたよなー。おれ、大丈夫。頑張るから」とちょっぴり
汗かきながら話してきた。二人で大笑いした。人生何があるかは分からない。そんなもんか。そうだな。

頑張ってる友人に囲まれている割には、何も成長のない私。
人生って「悩み」の異名だよねえなんてつぶやいてる。
楽な道を選んだ罰ゲームの真っ最中。人生ゲームで後半「丸裸」になるパターン。
誰を責める訳でもないし、誰からも責められる筋合いはない(と思うが)。

誰かのために生きること。と、自分の夢を、自分の生きたい道をあきらめるのは違うこと。
今頃になって気づいてももう遅い。
地縁血縁なんてここまで来れば関係ない。骨肉の争いは、得るものがなくても、一方的な形でも始まるときは始まる。
人間「絶対」「不変」なんてものはないんだなとつくづく・・・。

そんなとき、何でも語れる友がいれば。
いたはずなんだけど、気づけば何かしら修復できない温度差がある。

よき理解者たちも、今は昔の物語。


今日、注文していた古事記(池澤夏樹:訳)が来た。のんびり読もうと思う。
日本の不幸と迷いの根源。神話から始まる天皇家のあやふやな系統符。
日本を作った神々の末裔が象徴として現存する国。

別にいいとか悪いとかじゃなくて、この曖昧さが何となく居心地悪い。

そんなことも、朝まで語れる友もいたなあと懐かしみつつ。