一番、届けたくて、届けることが辛かった一枚を
皆様へ。
ハッセル最強？の騙しやさん。
普通のレンズです、という顔をして、「すみません、解放も暗いんでピントよろしくお願いします」と謙虚。しかしピントをのぞいただけで「ん？」と感じる。吸い込まれるように合焦点まで指がすーっと動く。ぴたっと止まって深呼吸してからレリーズ。
雪の結晶までバッチリ写っている。これには本当に驚かされる。
ノンＴを2本、白鏡筒と黒鏡筒。私感では、黒の方が製造年が新しいのでカラーでも十分。逆光にも強い。白鏡筒はモノクロ向き。逆光ではコントラストが落ちるので注意が必要。こちらの方が解像度は高そう・・・。
使い分けることができるのはありがたい。
カウントダウンが始まってる。来年への。
そのわりに、大晦日という実感は全くない。
ただ、いつも通り「眠れないなあ・・・とぼんやりと。
そうしているうちに宮城県沖でM3.5の地震があることをiPhoneが教えてくれる。
最大震度は１みたいだから、大丈夫か・・・。
久々に早く職場を抜ける。少しだけ理由がある。
ほとんど「パワハラ」。さすがに滅入る。
どこまで人の気持ちをメチャクチャにすれば、気が済むんだろう？
さすがに今回は精神的にかなり参った。ので、自分の仕事を完璧に仕上げ、早めにラボにゆく。
本当に信じられるものって？もう分かんなくなってきた。
まもなく埋没。
除雪ダンプが雪捨て場に向かう。
12時の方向にオジサン発見！注意せよ！
このあと銀行に行く途中、右折車線を堂々と走る自転車のおじさまと遭遇しました（汗）。
意外とスリリング＆エキサイティングです。>>冬の東北
何もできない。何の力も何の肩書きもないニンゲンが、ただただ、一台のF3Pと25-50/4を持って。
左隅に、自分の影を落とす。自然の猛威の前に、ただ、おろおろする。怒りをぶつける矛先すら見つからない。小さな自分。
人間の生活というのは、砂上の楼閣なのか？大自然を支配したと、スーパーコンピューターに入力する数値を甘くしたが故の、修正関数。
でもその関数の解は、むごすぎる。
デジタル派で画像処理がうまい人がこの写真を見たら、きっと
「何で 電線 消さないんだ？」
と言うんでしょうね。きっと。
銀塩派の人なら、
「も少し広角使って、前進した方がいい。木のトップも中途半端に切れてるし。ちゃんと見なきゃ。ファインダーを」
なんて講評されるんだろうな。
暴風雪警報でも、行くしかない。このくらいのことではひるまない。
何と書かれようが、行きますよ。
たとえ行き着いた先に、何も書かれていなくても。
