横浜スローライフ -- My slow life in Yokohama

位置情報、地理情報に関するサービス、その他日常生活から思ったことを気ままに記す不定期のんびり日記

24歳。マシンガンのようにしゃべるヤツ

2008年11月09日 23時03分15秒 | OSGeo/FOSS4G

 リアルには昨日大阪でFOSS4G2008が終了しているのだが、それまでを数日遅れで追っかける予定。

 今回来日のゲストで最年少は24歳のChristopher Schmidt。OpenLayersの開発者として知らない人はいないくらいの著名人なのだが、若いということは微笑ましいというか、恐ろしいというか。

 東京での講演の直前、私から「君の英語はちょっと早いので、普通の日本人には厳しい。だから可能な限りゆっくりしゃべってよ」と念を押したのだった。で、彼も「わかった、そうするよ」と、最初は一応頑張ってゆっくり話していてくれたのだが、3分も持たなかった。英語としては明瞭であるし、スラングもないし、発音も癖がない。だが、マシンガンのように早い。そして、言いたいことが止めどもなくあふれてくるようで、途切れない。

 あ、Chrisダメだって、そんなに早くしゃべっちゃ...orz

 4日、ゲストらを横浜の会社に招いて、pgRoutingやMapServerなどの開発に関するディスカッションを行った。私は今これに関して悩んでいることがあって、Claude PhiliponaもJeff Mckennaも無関係ではなく、特にClaudeとは、来日前からメールで意見交換をしていた。だから、このディスカッションは、技術的な実装に関するものではなくて、オープンソースコミュニティの運営に関する様々な課題を話し合うもので、濃密な2時間半を過ごした。

 ディスカッション

 話し合った結果、コミュニティの中でオープンにして議論しよう、いやそうしなければならない、という方向になった。近く、OSGeo財団の本家のメーリングリストでのディスカッションを始めようと思っている。それから、日本のメーリングリストでも投稿して、日本のコミュニティの中で問題を共有できればと思っている。

 Chrisはディスカッションでもマシンガン状態。まぁ、英語に不自由しない人たちでのディスカッションなら、単なる早口で済むのだけど、ホントによくしゃべること!

 と、思えば、パッとカメラを取り出しパチリパチリと始まる。
 いつもこうなんです

 また、ふと気がつくと、彼はディスカッションの時間中に、カチカチとキーボードを叩いている。議事録をとっているのではなく、コーディングをしているということがあとでわかる。

 「今朝から書いていたんだけど...」と見せてくれたアプリケーション
何でも、一箇所に複数の写真が重なった場合、それを見やすくするためにOpenLayersのコードを改良したそうだ。う~ん、恐るべきコーディング小僧!


 ディスカッションが終わったら、赤レンガ倉庫のBeer Nextというレストラン(覚えていますか?2006年6月に開催したイベントの場所です)で夕食をとる。

 で、これ以降はJeff Mckennaの出番。「やっぱオープンソースコミュニティはBeerですよ」って。
 Kanpai!(日本語を覚えた)

 プロアイスホッケーリーグで1年間選手をやっていただけあって、巨漢の彼の飲みっぷりは豪快。「俺は21年間ホッケーのコミュニティにいたけど、GISのコミュニティにはまだ15年しかいないんだ」とか言いながらゴクリゴクリ。楽しそうに飲んで、本当にビールを飲むためにオープンソースコミュニティにいるのじゃないかと思わせるほど。

 そして、例のマシンガン男は相も変わらずこんな感じ。
 いつもご精が出ますね

 隣のスイス紳士は、終始落ち着いて、マイペース。私よりも遙かに多くのビールを飲んでいるのだが、穏やかで論理的で、ブレがない。私も見習わなくちゃ。

 この3名の対照的なゲスト。人間観察としてだけでも、十分に楽しい。


最新の画像もっと見る

post a comment