人生の山頂をめざして!

Basic Bible Class 聖書の基本的な学び

第六週 神に触れる

2007年11月01日 | Weblog
『人生の山頂をめざして!』の旅を続けること6週間。山登りはいよいよ五合目を越えました。前回学んだ『御霊に満たされる』も素敵でしたが、今回はもっとスゴイ。『神に触れる』!!!子供であると同時に“しもべ”でもある私達に必要なのは『御声を聞く部屋』=『御声を聞こうとする姿勢』です。

 祈りは、神様に語りかけるだけの一方通行のものではなく、お父さんから、主から聞くことも含まること。そして、神様は私たちを『御霊に満たし』、いつも絶えず語りかけてくださっていること。そして、私たちが自分の心を明け渡して注ぎだす時、神様との深い交わりができること。これを確信することができました。

 人間は三重構造です。肉体があり、魂(=心=知・情・意)があり、更に深いところ、核となるところに霊があります。神様は霊ですから、私たちも霊の部分で神様に触れることができるのです。そう、ここに聖霊が注がれているのですから。始めは難しく感じるかもしれません。多忙な生活の中で時間をとれないかもしれません。しかし、「神様に触れたい!」「神様が何より大切!」と思ってその時を過ごせば、『御声を聞く部屋』がしっかりと設えられていくのです。神様との時は、時間の長さではありません。時間の“質”であり、“深さ”だと教えられました。

 聞こうとして耳をそばだてる私たちに、神様はいろいろな方法で語ってくださいます。時には弱いところを励まし、悩みに対して知恵を授け、歩むべき導きを示してくださるでしょう。そのための助けとなるのが、神様の御言葉である聖書を読むことです。聖句を黙想して、主の語りかけを求める時、知性レベルの分析理解と霊的レベルの直覚は相互に作用します。そして頭で理解したこと、字面で覚えていただけのことが私達の霊に到達した時、『啓示』という形で熱く語られ、抱きしめてくださるのを感じられるのです。それが『神に触れる』ことです。

 スポーツ選手の毎日のトレーニングによって上達するように、私たちも神様と共に時間を過ごすことを何度も繰り返して練習しましょう。『御声を聞く部屋』で主の臨在に繰り返し触れることで、それは私たちにとってごく自然なこととなり、神様との関係も深まっていくのです。

 日本人は、スキンシップに抵抗があります。私もアメリカに来た当初、親愛の印として抱きしめられると体が硬直していたものでした。でもそれを何度も体験し、そこにあるほんとうの意味、愛情を感じた時、ハグがとても好きになりました。神様との“スピリットシップ”もそれと同じだと思います。

 また、その体験を書き綴ることも信仰を強め、成長させてくれることも証しし合いました。テキストにも、心に浮かんだ思いを書き留めて、御心かどうかを見極めることが大切だと薦められていました。日々生き生きした霊性を保ちながら歩みを続ければ、神様から具体的な導きを受けて生活ができます。記録はその励ましになります。

 そして日々のステップを経て、神様が間違いなく私たちの内にいてくださることを、いつでも共にあってくださることをはっきりと知っていくのです。そのために『御声を聞く部屋』を優先させる思い、その時を確保し続けましょう。そして、それを教会で分かち合いましょう。私たち教会はひとつなのですから!

キリストにおいて、この建物全体が組み合わされて成長し、主における聖なる神殿となります。キリストにおいて、あなたがたも共に建てられ、霊の働きによって神の住まいとなるのです。(エフェソ2:21-22)