人生の山頂をめざして！第五週、今週もとても祝福された学びでした。 クリスチャンとしての信仰生活をするにあたり、浮き沈みを誰でも経験するのではないでしょうか？ 礼拝に行っても恵まれない、聖書を読んでも神様が何を語っておられるのかわからない。真剣に祈れない。そして、日常生活に喜びやエネルギーが感じられない…。サタンは、そんな私たちを見て、ニヤリとほくそえんでいるのです。それでは、神様はどうでしょう？ 神様は、いつも私たちのそばにいてくださいます。そして、心配し、力づけようとしています。それが、聖霊様のお働きです。 聖霊様は、私たちが、イエス様を救い主と受け入れた時、私たちの中に住まわれました。内なる聖霊様の働きかけに対し、私たちは4つの態度を取ることが出来ると聖書に書いてあります。
1）聖霊を消す （Ｉテサロニケ5：19）： 主の導きに注意を向けないことは、私たちの中の聖霊自体が消されてしまいます。
2）聖霊に逆らう （使徒7：51）： 主の語りかける声が聞こえるのに、私たちがそれを拒否するとき、聖霊に逆らっています。
3）聖霊を悲しませる （エフェソ4：30-32）： 無慈悲、憤り、怒り、悪意などを抱く時、聖霊は悲しまれます。
4）聖霊で満たされる （エフェソ5：18）： 私たちは、聖霊に満たされ続ける必要があります。
クリスチャンとして歩んでいくために最も大切なことは、『聖霊に満たされる』と言うことです。それでは、どのようにして『聖霊に満たされる』のでしょうか？『聖霊の満たし』とは、主の命が絶えず、私たちの命に流れ込んでいることです。イエス様は、私たちへの贈り物であり、私たちの必要をすべて与えてくださるお方です。
ですから、私たちはイエス様を受け入れ、救われてからも、イエス様の元に行けば、何時でも受け取ることができるのです。私たちが自分の力ではどうすることもできない時、イエス様に心から求める時、神様は必ず応答してくださいます。そして、その結果、受ける体験が聖霊の満たしです。イエス様の元に行き、求めた時、聖霊様に満たされるのです。
聖霊様に満たされる時、とても大切なことが2つあります。1つは『聖霊様に満たされる私たちの内側が空であるか？』と言うことです。コップにいっぱいの水が入っていたとします。そのコップにオレンジジュースを入れようとする時、私たちは、どうしますか？まさか、そのまま、そのコップの中にオレンジジュースを注ぐことはしませんよね。そしたら、オレンジジュースは、こぼれてしまいます。同じように、聖霊様の満たしを求める時に、聖霊様が喜ばれない思いが私たちの内にあるならば、聖霊様は私たちを満たすことはできません。私たちは、神様とより深い関係を持つために自分自身を吟味する必要があります。
2つめは、『聖霊様に満たされたいと願う私たちの動機は何であるか？』と言うことです。例えば、人から素晴らしいクリスチャンだと思われたいために聖霊様の満たしを求めるのなら、それは罪です。罪を認め、告白し、悔い改めなければ、聖霊様は私たちを満たすことはできません。しかし、神様の働きのためにパイス（神の子=僕）として用いられたいと、心から願うなら、聖霊様は私たちを必ず満たしてくださり、私たちの生活も力強い、生き生きとしたものになります。そして、今まで、価値を置いていたあらゆるものから開放されることでしょう。
私たちの内に住む聖霊様は、私たち自身を強めるだけでなく、私たちを通して、同じクリスチャンの兄弟姉妹を助け、励ますこと、また、ノンクリスチャンの人々をイエス様の救いに導くこともできます。それは、神様が私たち、先に救われたクリスチャンに与えてくださっている働きです。テキストでは、私たちは、みな『神の恵みの仲介者』と表現しています。聖霊に満たされると、私たちは『霊の賜物』を受けます。
『賜物』は、キリストの体（＝教会）の益となるために用いられます。神様は、私たちが各自与えられた賜物を用い、お互いを建て上げる（オイコドメオ）ことを願っておられます。『霊の賜物』については、Ｉコリント12章1-11節に詳しく書かれています。そして、お互いが建て上げられる前提には、『神様の愛（アガペー）』が必要です。『アガペーの愛』とは、どんなものでしょうか？テキストには、その例として、以下の御言葉が記されています。
しかし、わたしたちがまだ罪人であったとき、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を示してくださいました。（ローマ5:8）『アガペー』の愛とは、無条件の愛です。そして、犠牲と忍耐を伴います。私たちクリスチャンは、その愛を知っています。その愛を体験したからこそ、イエス様を受け入れたのです。だから私たちは、『アガペー』の愛で互いに愛し合いましょう。
さて来週から、学びもいよいよ後半に入ります。しかし、クリスチャンとして、人生の山頂を目指しての旅は、まだまだ続きます。私たちと共に歩んでいきませんか！？ 来週の木曜日、あなたをイエス様と共にお待ちしています!!
