IZUNOHANA’s blog

     後期高齢驀進中者の戯言

「荒神さん」って、知ってます?

2017-01-29 09:23:59 | 写メールから

寒風の中で、健気に咲く「木瓜」の赤い色が、寒さで萎縮した気持をほぐしてくれています。
春は、まだ遠し・・・ですが・・・

 


[写真と記事提供:TTさん]

荒神社祭に行ってきました。
火伏せの神様で、何時も賑やかです。今年も、ウオーキングがてら行って来ました。

 

        

    荒神社参道入り口から上がり、沿道全容を見下ろす

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「荒神社」って、知ってますか?

火伏せの神様として信仰されている神社です。
当地での例祭時には、最寄駅(我家からも遠くは無いのです)からシャトルバスが運行されて、参拝者の便宜を図っているようですが、私は、一度も、行った事はありません。
「荒神」という神様さえ認識せずに、ただ「荒神(コウジン)さん」と呼んで、当たり前のように日常の中に存在していたのですね。

私の子供の頃、まだ、台所に竈を設え、居間には囲炉裏が切ってあって、当然、煮炊き・風呂焚きには、木材を利用していたので、その周りには、必ず「荒神さん」のお札を張っていました。
やはり、「木と紙のお屋敷」ですから、当然、火事には弱く、ま、「荒神さん」に守って貰いたいという現実的な思いと、無意識的にも、「火」は、生きて行くためには、必要欠くべからざるものとして、崇めていたのだろうと思います。
生活環境の変化によって、だんだん、直接的な「火」に触れる事が少なくなって、「崇める」気持が希薄になっている気がしますが、この「荒神祭」の時期になると、その有難さを考えるのです・・・一度は、参拝すべきなのでしょうね。

友人からの「写メール(そんな言葉も、古臭い感覚になってますね、コワイ事です)」を貰い、ちょっと、姿勢を正した私でした。

 


 


 


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2 コメント

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荒神さん (kyon)
2017-01-29 17:02:43
あ・・・その竈の所に熨斗のような張り紙してたとかの記憶・・・ワタシにもありますよ。いえ、ワタシは母との暮らしで知ったのではなく、母の実家に預けられていた頃の幼い頃の記憶です。
竈の神様・・・みたいな感じだったような・・・火を使うからだとは何気に聞いてました。
昔はどこの家にでもあったように思います。
竈があり、井戸から天秤で亀桶に水を溜めて・・・大きなひしゃくで水を使う・・・水の神様もいました・・・五戸町という小さな山間の町でしたから、昔ながらのそういう民間信仰は普通に存在してましたね・・・

そっかぁ・・・ガスと水道のこの時代・・・なんだか今もそういうのがちゃんと残っているのが・・・いいよねぇ・・・
そういう謙虚さが昔の日本人には沢山風習や信仰として残っていた気がする・・・
すっかり忘れていました・・・(笑)
ワタシも・・・ちょっと懐かしさと心を正して夕飯支度に取り掛かりますね(^^ゞ竈じゃないけど~(笑)
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竈焚き風の・・・ (伊豆の花)
2017-01-29 19:13:33
kyon様:

以前にブログに掲載しましたが、我が地方で、思いがけない大雪の為、電線が切れて、数日、電気が不通になった事がありました。
我家の暖房はすべて電気だったので、冷蔵庫内に暮らしているような感じだったのですね。
その時、つくづく、囲炉裏か竈があったらなぁ・・・と思いました。

古めかしい因習に囚われているのは、今の時代、合理的ではありませんが、古の人たちが崇めたものには、何か本質的なものがあり、現代の私たちが「有難いと感謝する」気持ちは大切だと思うのですね。

kyon様宅には、竈は無くとも、竈焚き風の電気がまはあるのでは・・・皆で、心を正し感謝しましょう。
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