走れ、麦公

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上弦の月

2019-04-25 20:37:40 | 俳句
U^ω^U~”
カイトが歌う曲で『上弦の月』といういいのがある。
おすすめである。自分は『Kaito-Crescent Moon(上弦の月)』版のほうを好んで聴いている。

ところで月は地平線に近づくほど大きく見える。
どれくらい大きいかというと、中天にあるときに比べてその直径は、2.5倍(ポデナ:1909)、1.5~2.0倍(ボーリング:1942)、1.5倍(苧坂良二:1947)。観測者によって差はあるが、はっきり大きい。
たいていの人はこれを、大気による光の屈折のせいだと言って不思議がらないが、実はそれはまちがいである。いまだに原因がわかっていないふしぎな現象なのである。
おそらく、人間がまだ野生に暮らしていたころに身に付いた防衛上の知覚のしくみではなかろうか。目線にいる者は敵味方関係なく、よく注意しなければならないから大きく見えるようになったのではないか。
『でかい顔しやがって』なんてのは、あながち誇張ではなくじっさいそう見えているのかも知れない。