ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

ゼロ・ダーク・サーティ

2014-02-28 | 映画 サ行


華奢で青白く澄んだ瞳が印象的な20代半ばの女性、マヤ。とてもCIA分析官には見えないが、情報収集と分析に天才的な感覚を持ち、ビンラディン捜索に巨額の予算をつぎ込みながら、一向に手掛かりをつかめない捜索チームに抜擢された。だが捜査は困難を極め、その間にも世界中で、アルカイダのテロにより多くの血が流されていた。ある日、仕事への情熱で結ばれていた同僚が、自爆テロに巻き込まれて死んでしまう。その時、マヤの中の何かが一線を超える。もはや使命ではなく狂気をはらんだ執念で、ターゲットの居場所を絞り込んでいくマヤ。ついにマヤは隠れ家を発見するのだが、彼女が断言する確率100%に同意する者はいない。果たして、上層部及び国家が下した決断とは?

ゼロ・ダーク・サーティ 2012年/アメリカ/キャスリン・ビグロー







9.11のテロ攻撃のあとも、たくさんのテロ攻撃があったことを思い出しました。
アメリカの報復というか、やわらかく言えば犯人逮捕は当たり前のことで、その経過にあってはならない間違いもあったのだろうと思います。
でも、これだけのものを見せられてしまうと、そしてまた、9.11とその後のテロ攻撃を思うと、アメリカを非難することは私にはできないと思いました。

キャスリン・ビグローは好きではありませんが、今回のこの作品については素晴らしいと思いました。
伝える努力がかなり強く、クライマックスでは暗くて状況が見えなかったのは荒いと思いましたが、それ以外は、本当に主人公のマヤ同様、信念と執念が感じられたと思います。
そして、ジェシカ・チャステインも素晴らしかったです。

この記事についてブログを書く
« 世界にひとつのプレイブック | トップ | 第86回アカデミー賞 授賞式 »

映画 サ行」カテゴリの最新記事