ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

わたしに会うまでの1600キロ

2016-09-13 | 映画 ワ行


スタートしてすぐに、「バカなことをした」と後悔するシェリル。今日から一人で砂漠と山道を歩くのだが、詰め込みすぎた巨大なバックパックにふらつき、テントを張るのに何度も失敗し、コンロの燃料を間違ったせいで冷たい粥しか食べられない。この旅を思い立った時、シェリルは最低の日々を送っていた。どんなに辛い境遇でもいつも人生を楽しんでいた母の死に耐えられず、優しい夫を裏切っては薬と男に溺れていた。遂に結婚生活も破綻し、このままでは残りの人生も台無しだ。母が誇りに思ってくれた自分を取り戻すために、一から出直すと決めたのだ。だが、この道は人生よりも厳しかった。極寒の雪山、酷暑の砂漠に行く手を阻まれ、食べ物も底をつくなど、命の危険にさらされながら、自分と向き合うシェリル。果たして彼女が、1600キロの道のりで見つけたものとは。

わたしに会うまでの1600キロ 2014年/アメリカ/ジャン=マルク・ヴァレ




これは実話なんですねー。
自分自身と向き合うために1600キロを歩くことが必要な人がいるんだなーと、若干、冷めた気持ちで観ていました。
それに、女性1人で3ヶ月も砂漠や山道を無事に歩けたことにとても驚きました。
途中、身の危険を感じた時があったようですが、本当に、何事もなかったのかなー?と不思議に思います。
ただ、時折、亡くなった母親や見守っているかのような狐が登場していたので、視えない力が助けていたかもしれないですね。

最愛の母を亡くし、自分を見失い、結果、夫と別れ…、大変な思いをしたのだと思いますが、1600キロも1人で歩ける人間が、どうして、自分を見失ってしまったのかなー?とも思いました。
人は、本当にそれぞれなんですけど、あっという間に崩れたかと思ったら、スパっと切り替えて危険で過酷な旅に出る…、どうしても伝わるものがなくて、辛い思いをした彼女に気持ちを寄せることはできませんでした。

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