
医療の最高峰、帝華大学病院の医師・曾根崎理恵にはある疑いが向けられていた。院長代理を務める廃院寸前の小さな産婦人科医院・マリアクリニックで、禁断の“治療”をしているというのだ。そこに通うのはそれぞれ事情を抱えた4人の女性たち。その謎を嗅ぎつけたのは、同じく帝華大学病院に勤め、教授の地位が約束されたエリート医師・清川吾郎。「私も一緒に闘っているんです、あの4人の妊婦さんたちと・・・」と主張する理恵は一体、何を計画しているのか。彼女がマリアクリニックに隠した秘密とは。清川は理恵の周辺を探り始める。
ジーン・ワルツ 2011年/日/大谷健太郎
原作は読んでいませんが、ただ表面をなぞっただけ…感が否めません。
妊婦さんの救急車たらい回し問題や代理母出産など大切なテーマが含まれているのに、どの部分もサラッとなぞっただけだったと思います。
菅野美穂は相変わらず力み過ぎていて、そうかといって、地が出てしまうところもあったりと、全然、曽根崎理恵という医師がまとまっていないように思いました。
大沢たかおも相変わらず滑舌が悪く、観ている方が諦めたくなるような、そんな感じがします。
唯一、大杉蓮の、赤ちゃん出産の際、「オギャーーーッ!」の声を聞いた瞬間の演技が素晴らしいなぁ~と思いました。