アメリカでボクサーだったが、試合で相手を死亡させ引退したショーンは、父の故郷に戻ってくる。そこは想像以上に美しいところだった。そして村の娘、メアリー・ケイト・ダナハーにひと目惚れするのだが、彼女の兄レッドは2人の事を許そうとしない。意地を張り合う2人は遂に激突、家事とケンカを好む村人達が声援を送る中、クタクタになるまでに殴り合った2人にはいつしか友情が芽生えていくのだった・。
静かなる男 1952年/アメリカ/ジョン・フォード
ジョン・ウェインはそれほど好きではなかったのですが、これはちょっとカッコ良かったです。
ショーンの過去が微妙にもったいぶっていて、タイトルからも、これはシリアス系なのかな?と思ったら、ラストはコメディ化していました。
ちょっとした肩透かしではあるのですが、でも、不思議と面白かったです。
アイルランドのしきたりとか風習とかが解らないので「?」な部分もありましたが、でも、その辺はあまり追求せずに、この時代、この地域ではこれが普通のことなんだろうな~と思うことにしました(笑)。