
地中海に面した某国。現今の軍事政権を批判する反体制派の勢力が日増しに強まる中、反体制派のリーダーであるZ氏が、とある町の集会で演説中、暴漢に襲われて急死する事件が発生。警察と憲兵隊は、これを単なる交通事故死と発表して早々に事件の幕引きを図るが、Z氏の変死に憤りを感じた人々は激しく反発。そうしたなか、真相究明に乗り出した予審判事と新聞記者は、やがて事件の背後に隠されていた国家的陰謀を知ることに…。
Z 1969年/フランス・アルジェリア/コスタ・ガヴラス
オープニングクレジットの背景に、たくさんのバッヂや勲章が出てきて、更に、「現実の事件や人物との類似は“意図的”である」とのテロップ。
これはもしかしたら実話かな?と思ったら、ギリシャで実際にあった事件だそうです。
いやぁ〜、後味の悪いラストでした。
予審判事の勇敢さに脱帽するほど感動したのに、結果、不起訴だの釈放だの、しかも、証人は謎の死…だし。
しかも、国民にたくさんの禁止条項というのは情けない政府ですね。
国民の不自由さや怒りが少しだけかもしれないですが解るような気がしました。
中盤まで、すぐに声を荒げる人達、すぐに興奮して語るに落ちるアホ丸出しの人達、お偉いさんたちも含め、みんな思慮が浅くて見ていてイライラしてきたのですが、予審判事登場で一気に雲が晴れていくようにテンポアップし、一気に引き込まれました。
テーマはもちろん、この展開もアカデミー賞外国語映画賞受賞が納得できます。
そして、ちょっと小馬鹿にしているような音楽がこれが最高でした。
そうそう、記者役でジャック・ペランさんが出演していましたっ!若いっ!










