
『キリスト教徒、イスラム教徒の双方の聖地エルサレムを十字軍が奪って100年。ヨーロッパは慢性的な圧制と貧困に苦しめられていた。そこで、農民も貴族も救いを求め遠い聖地をめざした。』
ある日突然、若き鍛冶屋のバリアンのもとへ、父と名乗る十字軍騎士ゴッドフリーが現れた。ゴッドフリーはバリアンをエルサレムへと誘う。妻子を亡くしたばかりのバリアンは、とまどいながらも父の後を追って、一行に合流した。
父ゴッドフリーは、バリアンに「エルサレム王を守り、民を守れ」という使命を託した。
苦難の末、エルサレムに着いたバリアンを待ち受けていたものは・・・。
2005年/米・モロッコ/リドリー・スコット
観てきました。2時間30分、全く飽きずに、いえいえそれどころかあっという間に終わってしまいました。
リドリー・スコットの歴史スペクタル、しかも、オーリーの初主演とくれば、劇場で観ないワケいかないしょ!!
という意気込みで観に行ったんだけど、『グラディエーター』とはまた違うものだし、いつの間にかオーリー♪オーリー♪なんて気持ちはなくなっていたし。そうなんです、ストーリーが良かったの。
リドリー・スコットのメッセージ、私はしっかりと受け取りました。
キリスト教とイスラム教、何世紀にも渡る宗教戦争。生まれも育ちも仏教にしか縁のない私だけど、私なりに宗教とは、戦争とは、というものを感じたの。
未だに起こっている宗教戦争。始まりは聖地を巡る戦いだったんだと思う(すんません、よく知りません)。でも、その戦いは、何世紀もの間繰り返されていくうちに、富や領土の奪い合いへと、そして、石油の奪い合いへと、その意味を変えてきたんだと思う。
オーリーが演じたバリアンは、平和と正義の為に戦った。
エルサレム王は若くしてハンセン病で亡くなるが、生前は勝利を収めたサラディンとの戦いの後、休戦協定を結んだ。
また、サラディンにも慈悲があった。
双方とも、交渉や和解への努力を怠らなかった。
リドリーのメッセージだと思う。
映像的にはさすがリドリー。オーリーも頑張ってたと思う。鍛冶屋からいきなり騎士として活躍するあたり、あまりにもいきなり過ぎてちょっと残念だったけど、全編において、私は何も不満はない。
この映画を観て良かった。他宗教についてはなかなか学ぶ機会がないけど、無駄に死んでいく命に対しては馳せる思いは持っているつもりだ。いや、彼らにとっては無駄な死ではないのか・・。
ラストの戦いのシーンは悲し過ぎた。こんな事が何世紀にも渡って繰り返されてきたのかと思うと、彼らの戦いの意味であるはずの“神”は何処にいて、何を見ているのかと頭をよぎっても仕方ないはず。
意味のある映画だと思う。実際のキリスト教徒やイスラム教徒がどう思うかは解らないけど、仏教徒の私には十分な程の内容だった。
観に行って良かった。映画や映像の醍醐味よりも、ストーリーと監督のメッセージに感動した。
あ~、書いても書いても、書き終わらない。これを読んでくれている方達に、どうにかして私の受けたもの伝えたいんだけど。
とにかく、『グラディエーター』を期待しないで、ストーリーに直視して観てほしいな~、と。
は~、なんか納得できないけど、キリがないのでこれにておしまい。
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TB&お知らせ、ありがとうございます。
レイティングですか~。
ではでは、後ほどお邪魔してみますね~。
コメント&TB、ありがとうございました。
けっこう唐突が多かったですよね。きっと、端折ってもいいんですよ、そんな事は、って感じでしょうか。言いたい事はそれじゃないっていうか・・・。
あ~、嬉しい!私みたいに大満足のレビューってなかなか見受けなかったので、私っておかしいのかな~?って思っていたんです。
でもでも、そうですよね~!リドリーのメッセージ、素晴らしいですよね。きちんと受け止めるべきですよね。
そうそう、オーリー目当て(?)とか、リドリー・スコットだから、で観ちゃうと物足りないでしょうね~。
歴史に興味のない人や、戦争の意味に疑問を持たないような人にも無理でしょうね。理解しようとして観ないと伝わってこないかもしれませんね。
あ、すみません。長くなっちゃいました。
たくさんの映画を見て居られますね。未見の映画は機会があれば見たいと思います。
ではまたお伺いします。
もしかして、映画の記事を全部見て下さったのでしょうか?
見やすければいいんだけど、ちょっとダメですよね、これじゃ~。
お疲れになった事と思います。ホントにありがとうございます。
あ~ん、なんだか寂しいです・・・。
アスカパパさんの記事を見せて頂いたのですが、私が去年以前に観たものがかなりあったんですよぉ。私のブログは今年観た映画だけなので、また観直す機会があれば記事あげたいと思います。
たくさんのTB&コメントをありがとうございました♪
まだあります。引き続いてTBとコメント続けさせて頂きま~す。
おっ!そうでしたかぁ。
アスカパパさんにコメントして頂けると思うと、なんだか嬉しいです♪
私もアスカパパさんがご覧になった映画を意識して選んで観たいと(観る映画を)思います。