みちのくレースのおたのしみ

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ヌウアヌパリ!!

2004年11月26日 | 岩手競馬
 岩手に移籍して2連勝を挙げたヌウアヌパリ。父サンデーサイレンス・母ウインドフレスカという超良血馬が2連勝ということで、ファンの皆さんも注目しているようですね。

 ヌウアヌパリは今でも金子真人氏の持ち馬ですが、母ウインドフレスカもまた金子氏の馬。米国産のいわゆる○外、競走馬としては4戦0勝でしたが、繁殖牝馬として期待をかけ続け、初年度にはジェイドロバリー(カラバナブラック)、2年目から4年目まではいずれもサンデーサイレンスが種付けされました。
 2年目と3年目は牝馬(タルゴナイト・トロピカルナイト)で、4年目に待望の牡馬が誕生。それがヌウアヌパリでした。
 この血統をずっと追いかけていた方も多く、POGでヌウアヌパリを取った人もずいぶんいたようですねえ(Googleで検索してみただけでも相当数の夢の跡が・・・(^^;))。


 結果としてはクラシックどころか未出走のまま転出、思いもよらず地方競馬でデビュー・初勝利となったわけですが、とりあえず能力は証明したし、走りも大物感があるし、まだまだこの程度で終わる馬ではなさそうです。
 ところで「ヌウアヌパリ」という名前、これはハワイはオアフ島にある観光名所『Nuuanupali』にちなむものです。
 今では絶壁と絶景と強風で有名な(ついでにお化け話でも有名だとか・・・)ここですが、かつてはカメハメハ大王がオアフ島に侵攻した時に、最後の激戦が繰り広げられた所でもあります。
 つまりキングカメハメハとは「カメハメハつながり」の命名だったわけで、この辺りからも馬主さんの期待度が感じられますね。

 えー、なんでこういう事を調べたかというと、「ヌウアヌパリ」をどこで切るのが正解かな、と思ったからなんです。「ヌウア・ヌパリ」か「ヌウアヌ・パリ」か。「ヌウ・アヌパリ」だったりして?
 答えは「Nuuanu」が『涼しい高台』、「pali」が「崖」の意味のハワイ語だそうですので、「ヌウアヌ・パリ」と区切っていいようです。

 さてヌウアヌパリ。残念ながらいずれJRAに戻る予定だそうです。来年から地方-JRAの再転入条件が「地方で2勝以上、もしくは5戦以上して1勝」に変わるのを見越して、早めに2勝を挙げさせたとのこと。
 ですが、今シーズン中は岩手で走るということですから、今は素質だけで楽に走っている状態でもありますし、まだ何度か走る姿を見る事ができるでしょう。最下級だからレースの時間も早いけど、是非お見逃しなく!

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