みちのくレースのおたのしみ

岩手競馬にまつわるあれこれ。とか。

ゴールデンウイーク開催

2004年04月30日 | 岩手競馬
 大型連休ムードに満ちあふれた世の中ですが(ああ・・・なんか、すでにひがみっぽい出だし)、岩手競馬ではその連休5日間にあわせて第3回水沢開催が行われます。連休がうらやましい気がしないでもないのですが、いやいや!こういうお休みこそ皆さんに来て頂かなくてはなりません。

 さて、今回はメイセイオペラ産駒デビューが近づく新馬戦の話題を。
 岩手競馬の今シーズン最初の新馬戦は、予定では5月4日の3Rに設定されていて、もちろん、オペラ産駒のアロマセラピー号も登録しています。
 登録馬11頭のうち、回避しそうなのは今のところ1頭か2頭の模様。岩手でのオペラ産駒のデビューは、この5月4日ということになりそうです。ちなみに鞍上は阿部英俊騎手で出走申し込みされています。

 次の注目は、これが全国初デビューになるかどうか。馬名が決まっている産駒が2頭いる北海道はというと(オペラエース・サンキョウマンボ)、前者の方はちょっとデビューが遅れそうだという話なんですが、後者はどうなんでしょう。北海道競馬も5月3~5日に開催がありまして、これを書いている時点ではまだ番組が確定してなく、はっきりしていません。
 実は、4月中に北海道でデビューしてしまうだろうと思っていたので「全国一番」はあまり期待していなかったのですが、こうなると非常に気になってきます。もちろん岩手が一番になればうれしいのですが・・・。

 次に、岩手競馬に入厩しているオペラ産駒のお話。佐々木修一厩舎に入るといわれる残り3頭は、まだもう少し時間がかかりそうです。高橋眞久厩舎の牝馬は「グリーンヒルガール」という名前で登録されました。冠名で分かるとおり、西村専次さんの持ち馬です。
 小笠原義巳厩舎の「母ケイウンクイーン」は、まだ入厩したばかりでいつデビューという目処は立てていないとのこと。厩舎にいるところを見せて頂きましたが、ちょっと2歳馬とは思えないほどの大きな馬体で厩が狭く感じます(^^;)。
 お母さんのケイウンクイーンは小笠原義巳厩舎に所属して8勝を挙げていまして、小笠原調教師もその子供となれば「やっぱり気になるよ」とのこと。私も当歳時に北海道で見てきた馬なので気になります。

 もう一つ。笠松競馬で、今年デビューの2歳馬の名前募集というのをやっていますが、その10頭の募集馬の中にメイセイオペラ産駒が含まれています。応募期間が短くて、今日・30日消印有効という、差し迫った話なんですけれど、間に合う方はぜひ応募してみてください。
 個人的にはミスハクギン産駒も非常に気になります・・・。

http://www.usiwakamaru.or.jp/%7Ekasamatu/kaisai/bameibosyu-16/13oguri.htm

桜に雪?

2004年04月27日 | 岩手競馬
 いやあ、土・日はびっくりしましたねえ。なんか寒いなー、と思っていたら、積もるほど雪が降るんですから。車のタイヤはもうノーマルに替えてしまっているし、積もったままだったらどうしよう?と心配しました。

 さて、さきの土・日・月の回顧から。コース状態は、土曜日はいくらか前残り気味ながら先々週の傾向を残していましたが、日曜日はまた前残りが強力に。月曜日は「重」ながら土曜並みの状況になっており、今のコース状態にはなかなか注意を怠れません。基本的には前残り優勢な状態のようですね。

 菅原勲騎手が負傷欠場となった3日間、またしても村上忍騎手が大活躍の6勝。回ってくれば勝てる、みたいな余裕すら感じさせる騎乗で、場内からも“今の忍には逆らわない方がいい”という声が聞こえてきます。これで22勝。どうせならこのまま突っ走ってほしいですね。
 
 菅原勲騎手の負傷なんですが、金曜日の能力検査の時、騎乗馬がゲートから飛び出してしまって、その時に怪我をしてしまったものです。日曜の福島で10鞍も騎乗があったのに、と思うと残念な出来事でした。

 小ネタとしては、櫻田浩三厩舎と珍しい騎手の組み合わせがありました。日曜7Rのブルゴーニュに西騎手、月曜9Rのトキオパーフェクトに菅原幸弘騎手です。どちらも初めてではないですが、これまでは年に1度見られるかどうかのパターン。日曜メインにあった小西厩舎+村上忍騎手も、最近は増えてきましたが、それでも多くて年に10回くらいのレアケースです。

待ちわびた話題・残念な話題

2004年04月23日 | 岩手競馬
 まずはメイセイオペラ産駒「アロマセラピー」が能力検査に出走した、というお話から。

 結果の数字で言うと“4頭立ての4着・タイム57秒5(850m)”という事になるのですが、能力検査というのはあくまでも試験ですので、あまり気にすることはないでしょう。
 今回のアロマセラピー号は、スタートがなかなか速かったですし、走る姿勢もしっかりしたものでしたから、内容的には悪くなかったと思います。445kgという馬体重以上に馬格を感じさせるのはいいですね。

 まあ、正直なところ、『デビュー戦圧勝!』みたいなシーンを期待するのはどうかな・・・とは思うんですが、いずれはお父さんを思い出させてくれるシーンというのが、きっとあるでしょう。
 実際のデビュー戦は、予定通りにいけばGWの後半、5月5日か6日あたりに組まれる新馬戦になるでしょう。日本で一番最初のオペラ産駒出走、となればいいのですが。

 残念な話題は、デンゲキヒーローの話。赤松杯に出走していなくて“どうしたんだろう”と思われたファンの方も多いでしょうが、『帝王賞は無理かな・・・南部杯に間に合うかな・・・』という感じだということで復帰をお待ち下さい。まだ細々と書き込めないので、この件はここまでで。
 

今週の能力検査にメイセイオペラ産駒登場

2004年04月20日 | 岩手競馬
 5月の連休にあたる第3回水沢競馬。23日の金曜日に行われるその能力検査のメンバーの中に、ありました、ありました!メイセイオペラ産駒「アロマセラピー」の名が。
 佐々木修一調教師は、最初の新馬戦からデビューさせたい、GWに重なればお客さんもたくさん見に来てくれるだろう、と話しておられましたが、そのデビューに向けての第一関門に予定通り登場の模様。2歳馬は能検に出なくては実戦に進めませんから、まずはホッとしました。

 今回の能検には、盛岡・水沢あわせて15頭の2歳馬が登録していますから、このぶんなら3回水沢開催のうちに1Rくらいは新馬戦が組めそうです。なにぶん2歳馬のことですから、実際に出馬表が確定するまでは流動的なんですが、例年の傾向からすれば大丈夫ではないでしょうか。

 話題のオペラ産駒ですから、能力検査といえども、マスコミの取材がかなり来そうだと噂されています。私も当日は水沢に行く予定です。
 ちなみに「アロマセラピー」の名前は佐々木修一調教師の命名だそうです。

2回水沢前半戦

2004年04月19日 | 岩手競馬
 先日「イレギュラー」と表現した“内も外も均等な”コース状態、やはり変わっていました。土・日は逃げ馬が止まるシーンが多くなり、日曜などは、逃げ・先行馬が積極的にコースの真ん中の方に持ち出す姿も見られました。
 このコースを上から見ると、内ラチ沿いはきめの細かそうな砂が乗っている様に感じられます。極端に深いわけではないみたいですが、微妙な引っかかり方が違っているのではないでしょうか。

 日曜日にデビューした高松亮騎手。デビューした5R、2戦目の11R、共に4着だったんですが、果敢に馬を追っていく姿はなかなか堂々としていましたね。レースを見ていたトラックマンの皆さんも「根性がありそうだね」と感心しておりました。
 そう思って考えると、レース前の装鞍の時も落ち着いているように見えました。この分なら初勝利もそう遠くないのでは・・・。

 須田騎手の初勝利の時のこと。インタビューを聞いていた皆さんはお気づきだと思いますが、インタビューの出だしで言葉に詰まってしまって、ずいぶんとお恥ずかしい所を見せてしまいました。
 いつも通りインタビューの場所に着いたまではよかったんですが、いざ話し始めた時にふっと勝ち馬の名前が頭から抜けてしまって・・・。高松騎手のデビュー戦と重なっていたせいか、あやうく高松騎手の騎乗馬の名前を口にするところでした。
 須田騎手には「俺も緊張するタチだから、うつったんだよ」と慰め(?)られましたが、実際、かなりかっこわるい・・・。
 須田騎手が重賞を勝った時のインタビューができたら、その時にいいインタビューをして今回のお詫びをしようと思っています。

今開催の話題

2004年04月15日 | 岩手競馬
まずは先週のコース状態の話から。前半3日は比較的逃げ差し均等な感じでしたが、後半3日はかなり逃げ先行有利になっていました。

レースを見た感じ、逃げ馬がかなりバタバタ苦しくなったように見えても、4コーナー~直線と止まらないで粘りきってしまう、というシーンがよくありました。内ラチ沿いが軽いということもあるんでしょうが、コースの内外の砂厚が均等になっているせいではないか、という話。いつもよりいくらか重めの状態なのも、ちょうど逃げ馬にはいいけれど差し馬にはちょっとつらい、微妙なバランスを生み出している印象です。
ちょっとイレギュラーな状態ですし(なんで“イレギュラー”かはまた改めて)、次の開催では手が入れられる可能性がありますのでご注意。

さて今開催。まずは新人騎手のデビューが一人。村上佐重喜厩舎所属の高松亮騎手です。厳しい時代の中でのデビューとなりますが、がんばってほしいですね。なにより怪我をしないようにして、活躍してほしい。

もう一つ。後半月曜日のエクセレント競走にアドマイヤセレクトが登録しています。98年セレクトセールで1億9千万で取引された馬です。
当時はカームに負けず劣らず話題になった馬ですね。
先日の能力検査に出走して、いよいよデビューの運びとなりそうです。JRA時代2勝、ダートでは3着以下なしという実績をもっていますから、カームのように「どうなるんだろう?」という心配はあまりないですよね。

好メンバーの日曜メインレース

2004年04月12日 | 岩手競馬
 日曜日のメインレース・まんさく賞は、今の岩手のベストメンバーといっていい顔ぶれとなり、桜花賞の場外発売とあいまってたくさんのお客さんの姿が見られました(水沢競馬場の入場者数は、先週の日曜日を千人上回る、約6千人でした)。
 結果は2番人気タイキシェンロンが1番人気トニージェントを退け、桐花賞の雪辱を果たした、ということになりましたが、上山から転入したスパートクロスが3着に粘り込んだのは、一瞬、先頭に立つシーンもあって見所十分でしたし、岩手復帰のバンケーティングも、まだまだ本当の状態ではないのに4着。デンゲキヒーローは残念ながら5着だったんですけれど、この条件でこれならまずまずの結果。上位のそれぞれの今年が楽しみな、本当にいいレースでした。

 「こんなメンバーで勝ち負けをあらそうのなら、賞金が1千万くらいないと割に合わないよ」とは厩舎関係者のぼやきなんですが、確かにメンバーは昨年の桐花賞よりもレベルが高かったですし、ホント、それくらいの価値のあるレースだったと思います。
 
 ただ、まんさく賞だけなら5千万円ほどの売り上げがあったのですが、日曜全11R合計で2億7千万円強と、意外なほど低い売り上げに留まってしまいました。昨年の同じ日曜日(4月13日)が3億6百万円。お客さん達の活気は昨年以上だったと感じたのですが・・・。

 もう一つ意外に感じたのが、この土曜日に行われたJRAメインレースの発売でした。G1以外のJRAレースの発売は、横手・つがるの他では初めてのことでもあり、お客様の反応が楽しみだったのですが、思っていたほどではなかったですね。
 まあ、ニュージーランドTが地味な上に、難解なレースだったせいもあるでしょう。認知度が高まってくれば、また有名な馬が出てくるレースならば、もっと賑わいが出てくるのでしょう。

能力検査

2004年04月09日 | 岩手競馬
 今日は第2回水沢開催に向けた、能力検査が行われました。

 以前は90日以上出走していないと能検に出なくてはならず、とりわけシーズン開幕直後は出走ラッシュになったのですが、今年から「1年以上未出走の馬」という条件になって、これまでほどは頭数が多くないです。賞金額が下がった事も、転入馬の動きが鈍い要因でしょうね。

 北海道競馬の2歳馬能検にたくさんの観客が集まった、というニュースがありましたが、岩手では3回水沢開催から新馬戦が組まれますので、2歳馬が出てくるのは次回の能検からとなります。

 今年の2歳戦の目玉はなんといってもメイセイオペラ産駒のデビュー。「テシオ」でもお伝えした佐々木修一厩舎の「母スウイフトランナー」は、最初の新馬戦から登録・出走を目指す予定だそうです。
 それから櫻田浩三厩舎に入っているエゴイストはあのアプローズフラワーの産駒。今日のゲート試験に出てきましたから、これもそんなに遠くないうちにデビューとなるのでは、と思います。
 

BLOG作りました

2004年04月08日 | 岩手競馬
 みなさんこんにちは。“はじめまして”の方も多いと思います。岩手競馬のたのしみ方をお伝えしている岩手競馬マガジン「テシオ」のよこてんと申します。
 誌面ではなかなかお伝えできない小ネタを中心に、岩手競馬やそれにまつわるお話を書いていきたいと思います。以後お見知りおき頂ければ幸いでございます。

 さて、先週になりますが、4月3日の土曜日から今シーズンの岩手競馬が開幕しました。2月の廃止報道、3月の「岩手競馬のあり方懇談会」答申とマイナス方向の話ばかり目立ちましたが、競馬が始まってみれば、やっぱり競馬ファンのみなさんは、根強く応援してくれるんだなあと思わされました。

 この開幕にあわせ、上山から移籍してきた4人の騎手も本格的に岩手デビューとなりましたが、板垣・長橋騎手が勝ち星を挙げ、須田・関本淳騎手もガッツあふれる騎乗で上位に食い込み、さっそく存在感を示してくれました。土日月の3日間で小林俊彦騎手が0勝に終わった事は、やはりこの4人が加わった影響でしょうね。

 とまあ、こんな感じでやっていきたいと思います。しがらみ多き(^^;)世界でもあり、裏情報を期待されると困るものですから、「あたりさわりのない事ばかり書きます」と宣言しちゃいましょうか。ね。