私は行くまで「恐怖の館」と言うワードをすっかり忘れていた
今回の神戸旅行 短い旅の始まりに選んだのはつい最近ミッドタウンでも観賞した
横尾さんの美術館 新幹線で新神戸へ降り立つのが11:50
そこから程近い美術館へタクシーで向かい観賞 隣接のカフェで遅いランチをいただくと
言うスケジュールを組んだ
ところがチケットを購入してすぐ乗り込んだエレベーターに仰天
そう既に恐怖のはじまり
何もかまえていなかったからか良く見ればそう大したことのない演出なのだが
この血のりに腰をぬかしそうな勢い 冷や汗ものの自分に焦る
気を取り直し1番目の部屋に入室 これも第1歩が踏みだせない程の暗さに躊躇
この先大丈夫かと気をもみながら唾を飲む
そんな久しぶりの体験にマスクの下で歯を食いしばる
人間の闇を表現していらっしゃるとのことだが私にとっては身体に悪いような気さえする
明るくきちんと作品が拝見できるところまでたどり着くとホッとするから笑う
ここでトイレに寄りたくなるが通路もこのような状態
トイレにも仕掛けがあったらと考えるとなかなか足が進まない
遅いランチタイムまで我慢しようかと思ったがそうもいかず思い切り速足で前進
扉を開けたところ全く普通のトイレが出現「あぁ良かった」と独り言
その時代時代の横尾さんの作品パワーには驚愕してきたが今回はMAXかもしれない
蝋燭の炎が揺れ叫び声のする暗転した部屋に戻ることなく観賞は終了
晴れた空が見渡せる解放感あふれるカフェでキーマカレーランチセットを注文
怯えていたからなのか時間が押したからなのかかなりお腹が減っていた
テーブルに運ばれて来るカレーを目で追うとスタッフが横尾さんの作品
器に盛り付けられていますとの説明をいち早くして下さった
どんな柄なんだろうとは思ったが先に見ない方が喜びも倍?など思い
食べ続けていくとまたもやドキっと心臓に悪い場面にでくわす
だってドクロ柄なんだもの・・・
ランチタイムまで横尾先生にしてやられたようなそんな感じ・・・
人の闇は本当に恐ろしい
いい勉強になりました