自分に合うウイスキーを求めてVol.48(宮城峡蒸留所)

【ちょっと一息】ニッカウヰスキー仙台工場「宮城峡蒸留所」見学

Vol.47では、醗酵までをご紹介しました。今日は、蒸留、貯蔵をご紹介します

6.蒸留

蒸留所見所の一つである蒸留機です。

醗酵槽で出来上がったもろみは、蒸留釜に移され、蒸留が始まります。宮城峡蒸留所には、ポットスチル(銅製単式蒸留釜)が、初留釜4基、再留釜4基の合計8基あり、真ん中が膨らんでいるボール型(バジル)で、スチーム加熱。低温でじっくり時間をかけて蒸留することによって、まろやかな味わいのモルトウイスキーになるそうです

今日は、稼動はしてませんでしたが、非常に大きいので迫力がありました。8基とも同じなんですが、色が手前(写真上)と奥(写真下)で違うんですね。質問すると、手前は磨いたら、金色になったそうです。へぇー

ホットスチル(奥)

ニッカウヰスキーの蒸留機には、必ず「注連縄」が付いているんですよね(写真下)。竹鶴氏の実家が造り酒屋出身なんで、お神酒として祭られているとのことです。思わず、手を合わせて拝んでしまいました。素晴らしい光景でした

ポットスチル注連縄

蒸留機入口に、見学できなかったカフェ式連続蒸留機の模型がありました。よく分からなかったです、残念。

カフェ式連続蒸留機

7.貯蔵

蒸留釜を後にして、暫く歩きました。途中で案内の女性が立ち止まって、蒸留所内の木々を指差しました。「蒸留所内の木々は黒くなるんです、これは酵母が木々に付いているんです、ブラックイーストって呼んでます」と。へへーって、関心しました。

ブラックイースト

貯蔵庫に入ると、芳醇なアルコールの香りが鼻を華麗に包み込みこんできます。思わず深呼吸、ちょっと酔っ払ってしまったりなんかして

貯蔵庫

樽

樽のデザインも格好良いですよね。さすがニッカウヰスキー

8.所内

見学コースはここまでだったんです。案内ありがとうございました。ということで後はフリーで所内を歩いてみました。自然の中にあり、天気も曇りですが、気温も22度ぐらいで爽やかな感じでした

竹鶴氏が、宮城峡の地に蒸留所を建設しようと決定した理由が、近くに流れる川の水でブラックニッカを水割りにして飲んだら非常に美味しかったからだと。そしてその川の名前が「ニッカワ」、ニッカをまさにゆかりがある名前だったのでさらにビックリって感じなんでしょう。ということで近くの「新川川」を見にいきました。この水が「仕込み水」です

新川

以前は、川べりまで行けたらしいのですが、やはり人が入るとゴミや汚れが出てきたので、今は柵があって近くまでもいけませんでした。竹鶴氏のように、この水で水割りを飲んでみたかったですよね

所内

所内は、東京ドームが4つ分に相当する広さ。見学受付の近くに池があり、白鳥がいてました。池のほとりから、キルン塔が見えて、のどかな雰囲気が所内全体に漂ってました

ということで、蒸留所見学は終了です。おいおい、試飲はどうした?、って。次回にお楽しみです

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (むむ)
2006-07-09 08:37:04
フフッ♪次が楽しみでもありますが、おばっちんさんは写真撮るのもお上手なんですね~!

絵はがきやジグソーになりそう(^^w
 
 
 
ありがとうございます。 (itownpagestaff)
2006-07-09 21:30:22
むむさんへ



コメントありがとうございます。



いえいえ、まだまだ、しょうもない写真で雰囲気が出てません。もっと良い構図を勉強します。でもちょっぴり嬉しいです

 
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