後味の悪かった総選挙のお口直しに、
フィナンシャルタイムズがクリスマス前に読んでと掲載したコラムをどうぞ。
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The most precious gifts
/ By Harry Eyres
(意訳)
果てしない慾望のまま消費を続け、
いらなくなったら放り捨てる現代の唯物主義社会。
でも、本当の豊かさは、そういうものではないはず。
私たちは、物と人との関わり方を変えたほうが良いのかもしれません。
ものを愛し、大切に使う暮らし。
私たちの数世代前の時代にはあたりまえのことでしたが、
それが薄れてしまった今、
もう一度、その、物と人との関係を取り戻すことが必要かもしれません。
そこには、単なる“物”ではない、
時間を越えたつながりと、
あなただけの特別な価値が生まれて来ます。
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文中には、先月に発表された、
シューマッハカレッジのMA Economics for Transitionの卒業生と、
そのコースを支援しているThe New Economics Foundationの、
Andrew Simmsが書いた、
“The New Materialism“が取り上げられています。
この冊子、下記からPDFでダウンロードできます。
The New Materialism
/ By MA Economics for Transition student Ruth Potts and MA visiting teacher Andrew Simms
かつてはメジャーなメディアからは冷やかに書かれていた、
シューマッハカレッジなどの考え方の流れが、
ようやくFTにも取り上げられるようになって、
時がたったのだなと思います。
どんなに科学技術が進化したとしても、
地球と言う限られた空間で、
多くの他の生物とともに生き、
彼らのために地球生命系を健全に維持するためには、
「必要なものを、必要なだけ」の暮らしが必要です。
真に豊かな暮らしを求めていけば、
おのずと地球にやさしいシンプルな暮らしになっていく。
そのようなものだと思います。
古い投稿ですが、よかったらこちらもどうぞ、
「アーミッシュに憧れて・・・」
また「アーミッシュに憧れて・・・」では、日本にいる“隠れボランタリーシンプル”なる人たちの存在が、とても心強く思います。
とても共感できる内容で、物質主義社会で生きるバランス感覚の平衡を失うと、しんどい時がありますが、これも焦らず忍耐を形成していると思い感謝したいと思います。
八ヶ岳に住む20代~40代の家庭の多くは、質素な暮らしをされています。お出かけの際も、室内着と大して変わらない格好の人も少なくありません。何を隠そう、私もその一人でした。
同じリゾート地でも軽井沢ではこうはいきません。自然愛好派の人の多い八ヶ岳ならではの雰囲気なのかもしれません。