(Schumacher College / Children and Nature)
自然の中で、
子供たちの自然な発育と創造性を育てる、
“森のようちえん”。
1泊2日の「森のようちえん全国交流フォーラム」が、
愛知県の岡崎市で開催されます。
行こうかどうしようか迷っているうちに、
開催まであと1ヶ月もあるのに、
早くも200名の定員が、
締め切りとなってしまいました。
幼児教育関係者の高い関心が伺えます。
ちなみに、
このウェブサイトの最初のページに出ておられる、
臼井朋子さんは、安曇野シャロムヒュッテの奥様。
シャロムヒュッテやその敷地では、
自然と繋がった、
いろいろな子育ての活動が行われています。
小西貴士さんは、八ヶ岳清里のKEEP協会で、
私の息子も御世話になっている保育園の“森の日”を、
担当してくださっている方です。
10日ばかりの時間とお金がかかりますが、
フォーラムを申込み損ねた方には、
まだチャンスがあります。
イギリスのシューマッハカレッジでも、
同じような趣旨の講座が開かれます。
Children and Nature:
Rediscovering a sense of wonder
31 May – 4 June 2010
Richard Louv, Kathy Louv, Jan van Boeckel
The alienation that many young people feel from the natural world has become a major concern. It was beautifully articulated in Richard Louv’s book Last Child in the Woods, which has spawned an international children and nature movement. This course looks at why nature is important for children’s development and creativity, and how the “nature gap” can be bridged. It includes outdoor arts-based workshops and experiential exercises which can be used in many environmental education contexts.
どうやら、自然と子供の関係を重視した幼児教育は、
世界的な潮流でもあるようです。
シュタイナーによると、
ある程度の年齢までの子供たちは、
親が強制的に教育して育つのではなく、
自らの中に潜んでいるものを、
自分で開花させていくのだそうです。
それは、植物の種子が、
誰も教えないのに、
水と太陽と土によって、
自ら育っていくのと同じです。
子供は、自分に必要なことを全て知っており、
それらを、欲求を通して実現していきます。
私も、自分の子育てを通して、
それを心底実感しました。
逆に、親や教育者が、
強制的に早期教育やスポーツなどをさせたり、
子供の欲求を無視して、親の思いを優先させすぎると、
完全な子供の発育を阻害してしまいます。
心身ともに健康で、創造的な大人に、
育たなくなってしまうとのことです。
子供の教育のみならず、
自然と繋がった生き方、暮らし方というのは、
私たちが生きていく全てにおいて、
本当に大事な基本です。