今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

東京駅の駅中立ち飲み「はせがわ」

2008年02月27日 | お酒

 東京駅の地下の待合所・銀の鈴と同じフロアに食品中心の名店街グラン・スタができた。日曜の夕方、晩飯代わりにアド街で放送していた弁当でも買って帰ろうとブラリと寄った際、その中に酒屋併設の日本酒バー「はせがわ」を発見。

 八重洲地下街の「はせがわ酒店」の支店だそうだ。並びの酒屋では全国各地の地酒の一合瓶が結構揃っている。仕事が無ければ新幹線の中で地下街の各種弁当の逸品をつまみに嬉しい限りである。

 さて、日本酒バーでは、いろいろな日本酒を置いてはあるが焼酎と日本酒がメインのようだ。7~8人で一杯のカウンターは既に旅行ついでらしいカップルで満席。立ち飲みの丸テーブルが一つ空いていた。早速、陣取り日本酒を注文。あれっ! 東京あきる野市の「喜正」の名があるじゃあありませんか。野崎酒造の酒はなかなか手に入らないと聞いていた。一度は寄りたいと思っている酒蔵である。ご丁寧様に「はせがわ」特製だろう東京駅ブランドのラベルが張ってある。「喜正」の大吟醸もあったが特別純米のほうを頼む。明らかに冷やがいい、すっきりした旨口の酒である。60mlで300円、1合にすると900円とちょっと値が張るが、本店でのウイスキーの試飲が10mlで100円であればよしとするか。

 その他、別な日本酒を2杯頼んだが、一杯60mlじゃあ酔うまでには相当手間賃が掛かるってもんだ。そんな訳で新宿アカシヤ」の「ロールキャベツ弁当とeashionの「イベリコ豚重」を家族の分を買って帰宅。早いご帰還と食事の手間なしに奥方ご満悦でした。

「はせがわ グランスタ店」 
営業時間:7:00~22:00(日曜日は21:00まで) 無休


寒風の土曜、市ヶ谷「ニュー浅草」

2008年02月26日 | 囲碁

 土曜日、業界の囲碁大会が市谷の「日本棋院」で開催された。三年ぶりの参加である。毎年々々参加者が減少しているようだ。いつもの業界のお歴々も多いが、顔ぶれの高齢化が目立つ。昨今の職場環境のゆとりの無さで、若い人から囲碁・将棋など伝統文化への関心を失わせているようだ。

 仲間は前の職場のOBが四人、現役一人が参加。16人で1グループ、5組である。スタートは好調、二回戦も順調突破、準決勝でよもやの同士討ち。90%勝っていた試合を逆転負け。まあ、普段打っていなのでこんなもんだろうと思ったが、やはり後を引いて四回戦も負け。

 祝勝会か残念会となるかは予定の行動。4時から開店している市ヶ谷駅から日本テレビ通りを1分のニュー浅草市ヶ谷店」へ直行。4時までには少し早いが、午後からの急激な気温低下と強風。外で待つのは些か寒い。店員さんにお願いして店の中へ。席に座るなり、すかさず生ビールの注文。開店時間まで待てないものかね。

 準優勝(3-1)二人、2-2が二人、1-3が一人、慰労会というとこか。「ニュー浅草」は市谷の中でもどちらかと言うと親父系の居酒屋。100人以上は入るだろう大型店、メニューも豊富だ。鍋物も揃っている。生ビールで乾杯の後、寒い中では湯豆腐(@500)と石狩なべ(@750)がいい。お酒は白波900mlボトル(@2500)のお湯割りがいいと全員一致。熱燗も飲みたかったが前夜までの上野、大井町、千葉の三連ちゃんでは土曜なので少しは抑えなくちゃあとピッチを調整。

 しかし、準優勝の初参戦の戦友は意気軒昂。焼き鳥とあと数品を注文。女子プロ談義(囲碁の)でピッチが早く、一時間強で早くも白波、二本目完飲。いやはや、明日の日曜は絶対の休肝日である。三本目の注文前、そこへ戦友の奥方からの帰るコール。緊急の用事ができたらしい。女神の助けかおのずと解散となる。クーポン券が無いにもかかわらず、一人2800円とは大衆酒場である。

ニュー浅草 市ヶ谷店」 

電話 03-3264-3578 定休日 日・祝  16:00-23:30

 


居酒屋ディープな大井町駅周辺

2008年02月23日 | お酒

 立ち呑み肉屋の肉の前川」、はらみの「ほんま」、正当派親父酒場の「大山酒場」。三軒まとめてはしご酒。

 大井町駅東口で仲間3人と待ち合わせ。まずは「肉の前川」。5時すぎには、すでに若いカップルも含めて約10人。おじさんの席捲する店の中まで、いまいち踏み込めないのかカップルは外のテーブル。我々4人は真ん中のテーブルへ、ずいずい詰めて貰って席確保。ビールケースからそれぞれ手に取り、肉屋さんのカウンターでつまみと共にキャシュオンデリバリー串カツメンチ、それと缶ビールで締めて500円支払う。ほんとに安いね。仲間はとり刺しと焼き鳥を注文。立ちのみ宴会の開幕。

 焼酎のお湯割200円を追加して、ここは30~40分ほどでお目当ての「ほんま」へ。東口の線路沿いを品川方面に歩くこと約3分。「ほんま」は開店前。丁度、仕入れから帰った親父さんが招き入れてくれた。ここの最大の売りは「はらみ」。はらみが無くなったら店じまいという。柔らかくレアな焼き具合も確かに別物。癖になるものだ。嬉しいことにここは金宮キンミヤ焼酎ボトルを注文し、「はらみ」と「ほんま特製サラダ」を肴にお湯割りで飲む。次々と客が入り二階もあるらしい。金宮の焼酎ボトルを二本空けて、そろそろ勘定。一人3千円ちょっとだったか。

 他の仲間と別れ、線路沿いを戻り、南青山の仙人と二人「大山酒場」へ。大山酒場では割烹着のおばさんが甲斐甲斐しく行き交う何時もの風景。早速、目玉焼きとゴーヤチャンプル酎ハイを注文。大先輩の仕事への含蓄のあるアドバイス、流石、経験豊富な仙人、いろいろと参考になる。酎ハイ2杯めのお代わり。翌日は千葉で同期の送別会がある。5時から初めて9時過ぎ。まだちょっと早いが2千円ぐらい払って本日はキッパリ終了。

 それにしても、酒場の風情を今なお残した「大山酒場」は、デイープな大井町の代表格の居酒屋である。


花モクの浅草橋「明よし」、「わらしべ」

2008年02月19日 | お酒

 いまや花の木曜日、地元の仲間二人と浅草橋の「明よし」で待ち合わせ。六時ちょうどで客の姿はなく一番乗り。開店以来、かれこれ20年近くにはなろうか、店の移転もありご無沙汰の期間もあったが、昔変わらぬ大将の気合の入っている挨拶が気持ちが良い。ガード脇から今の浅草橋西口近くへの移転は成功だ。結構繁盛している。

 まぐろ中トロ、鶏レバ刺し、煮込み、焼き魚などを肴に好きな酒である福島「栄泉」の燗酒の大。飲みながら仲間との温泉旅行の打ち合わせのつもりだったが、こちとらにオンブの計画はまったくの白紙。オバサン連中とのハイキングの日程をまず確保して、自分に都合のいい日だけそれとなく押し付けてくる相棒。性格はガキの頃から十分承知の介。全然気にならない。手帳に書いた振りして無視する。他にも前の職場の仲間の卒業旅行もある。あくまでこちらの日程優先だ。 

 3月早々までのJR大人の休日倶楽部の新幹線乗り放題の旅行には、皆の申し込みが間に合わない。雪も多そうなので車での移動は限られる。てなことで春まで待つかということに。

 Cimg5896 演歌論議でひとしきり飲んで「明よし」を出る。店の先の路地を秋葉原よりに約50mの「わらしべ」に入る。夫婦で仲良く切り盛りしている居酒屋だ。晩酌セットがメインでビール、地酒、焼酎など各々のセットがある。それぞれ2~3杯づつに店のお任せ1品、選択2品のつまみで1500円である。十分酔える量だ。店は八分の入りだ。

 ここも昔は千葉からの帰りに時たま寄ったものだ。コの字カウンターとテーブルが二つの15人も入れば一杯の店。店では地酒コースを頼む。地酒は「高清水」などメジャーなものだが旨い酒を選んである。浅草橋ではちょっと目立たないが、いい店である。


「新年打ち初め」と東口「千人同心」

2008年02月12日 | インポート

 この三連休の土日、千葉長生郡「ユートピア笠森」で囲碁の合宿。宴会を挟み、佐倉市の女性杜氏の旭鶴酒造しぼりたて おり酒」を飲みながら夜遅くまで熱戦。

 今年初めて碁石を握った割りに六勝二敗の思わぬ高成績。相変わらずの藤沢秀行先生気取りの酔拳流囲碁。敢闘賞の商品は、田苑酒造の千葉栗源特産の薩摩芋と黒麹を使った芋焼酎「紅小町」。参加した甲斐があったというもんだ。

 久しぶりの囲碁三昧の快い疲れで我が家での夕食時、前の職場の仲間二人から近くにいるとの電話。秋葉原駅で待ち合わせ、通夜の帰りで旨い酒がいいと言う。日曜の秋葉原駅周辺では気の利いた店はやっていない。近くで銘酒を飲める店はと東口の開札口脇の駅ビルアトレの「千人同心」へ。「千人同心」では三連休の中日とあって寒ぶりなど注文したが注文の半分が品切れで、定番の鮪の中トロざる豆腐を注文。お互い晩飯は済ましているので日本酒オンリー。

 メジャーだが田酒から始まり、天狗舞、浦霞などの冷酒300mlを注文。大方が700円~900円がとこ。燗酒の大も約700円なので勘定が気にならない。久々の天狗舞もいいが片口の器で出される日本酒はどれも旨い。

 話が弾んでいる中、ラストオーダーの催促。ぐるっと見回すとあと一組だけだった。若者で騒がしい駅近くの大型店と違い店の雰囲気は落ち着いている。品があれば言うことなしだが、新鮮さへの拘りか、仕入れの関係か。三連休の二日目に品切れはいただけない。


秋葉原で「段ボール肉まん」

2008年02月04日 | 出来事

 秋葉原をぶらついていた時、中央通り沿いの角のビルに肉まんの大きな宣伝看板が目に付いた。よくよく見ると、なんと「名物できたて(段ボール)肉まん」と書いてあるではないか。多分、段ボールパッケージに入れて売っている肉まんだとは思うが。今度、ものは試し食ってみるか。Ts3b0125_3  

 ともあれ、農薬餃子騒動に対する消費者の対応は過剰に過ぎる。中国製品に依存する安い食い物が無くなるか外食が高くなる。目くじら立てることはない。いよいよもって庶民の食い物が無くなる。これも国際競争至上の誰かさんの規制緩和の結果なのだから。

 まあ、土光さんのように「みそ汁」と「おしんこ」と「めざし(今は獲れずに高い)」の食生活で十分ではあるが。マスコミもこれぞと煽った感が否めない。

 しかしながら、中国はオリンピックを控えて、全面対決とも思われる必死の対応だ。日本は毅然とした態度が必要だ。様々な原因説がある中、刑務所ですら難しい完璧な管理をしたという天洋食品の言い訳は虚しく聞こえる。腹が立つ。最後は、国を挙げて誰かが生け贄となる結果が容易に想像できる。

 生け贄が名乗り出た「段ボール肉まん」は本当に実在したと、ますます思うところである。