今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

新橋の立ち呑み「吟」

2006年11月30日 | お酒

 6時をちょっと回った頃、仲間と久しぶりに新橋の立ち呑みの代表と言われている「」へ。背広姿ばかりで相変わらず混んでいる。掻き分けて中に入るが全てのテーブルには空きはない。複数でやってきた殆どの客は入り口で諦めている。

 立ち呑み二人分、一人分の空きスペースがあればダーク(※)すれば十分である。「幻の瀧・純米うすにごり」450円と厚揚げをトレイに載せてから、少し空きのある定年間近?の盛り上がっている3人組のテーブルに割り込み二人分を確保。

 サラリーマンのメッカ、下町の立ち呑みの雰囲気はないが、旨い酒、良い酒がある。立ち呑みであっても旨い酒、珍しい酒を選べるのは有り難い。

 濁り酒で有りながら飲み口のあっさりした「幻の瀧・うすにごり」をしばし楽しみ、仲間と別れアキバへと向かう。ここ暫くご無沙汰の「あさちゃん」へ。常連さんと、しばしの談笑気がついたら9時近く。翌日、朝から年に一度だけの大事な交渉のお仕事。酒臭いと按配悪いので早めのご帰宅。そしてご無沙汰していたブログのまとめ書き。

 ※ダークする。・・・・ダークダックスのように斜め並んで立つこと。スペースが少なくて済む。


「三の酉」と天麩羅

2006年11月30日 | お酒

 1昨日は鳳神社の「三の酉」。三の酉の年は火事が多いと言うがそれは迷信。自宅近くの建設中のタワーマンションの前からタクシーで約千円。駐車違反に気が揉めるし、後で一杯飲めるとあればタクシーが嬉しい。

Cimg4245_1

 正攻法に浅草側から入ろうとすると参拝の列で小1時間はかかる。いつもの通り脇道から入る。参拝帰りの人並みに逆行し、参拝待ちの動かない列を突っ切り、例年の石原慎太郎一族の派手な熊手を眺めて社務所に。社務所で地味な有り難~いかっこめ」千円と700円の2つを購入。

 「かっこめ」を片手に社殿への長蛇の列の横から人の賽銭に合わせてパンパンとお参り。

 さて、いよいよ呑む段である。一緒の娘から電気ブランを飲みたいとのオファー。神谷バーへ入るが、満席で案内の蝶ネクタイから席は自分で探せとのこと。「てやんでえ!」、そこまでして、あんたのとこで飲む気などさらさらないよと外へ。

 それじゃあと、田原町の天麩羅「たけなお」へ。大夫歩いたのでビール、燗酒(大関)で喉湿し。カラッと仕上がったキスとメゴチ、穴子の江戸前に舞茸などの天麩羅とタコ刺を肴に小1時間。裏の元祖ホルモン「松楽」へと思ったが最近カロリーオーバー気味。かあちゃんに睨まれ大人しくご帰宅する。

 今年は、今までにない暖かいお酉様だった。


千葉の銘酒五本指

2006年11月14日 | お酒

 先週の木曜日、2ヶ月ぶりの定例の囲碁は散々な結果だ。死活が読めない。打つ手がダメ・ダメな方にと行ってしまう。実戦不足が原因だ、楽しみはオフ会だとは負け惜しみ。1手1手考えるという基本を忘れていただけだ。

 まだ還暦前、手遅れになる前に、思考する訓練でも始めるか。ヨドバシの貯まったポイントでDS大人の脳トレでも買うか。年甲斐もなく資格にチャレンジすることも考えなきゃああかんかね。

 囲碁の後、定例会と同じフロアの「」へ。結果はともあれ囲碁の後の酒は旨い。気心しれた仲間と飲むと一層楽しい。碁の話より旅行の話で盛り上がる。

 利き地酒セット(500円)なるものがあった。早速チャレンジするが、5種類の酒が平べったいお猪口に6分目ほど注がれている。全部合わせても、せいぜい6勺ぐらいかな。

 岩の井腰古井寒菊、嶺の精、二人静の千葉の酒。これらの酒は、いずれも千葉の銘酒。特に岩の井腰古井お神がかってに選んだ千葉銘酒五本指の2つ。あとの三っは木戸泉、梅一輪東薫か。全問正解じゃと豪語したはいいものを当たりは3つだった。せめてぐい呑に満々と、さあ当てろと出してくれないと当たる方が神業だ。仲間達は当たりは2つまで、辛うじて利き酒会主催者の面目は保たれたかな。囲碁の成績も、いつも3勝2敗だったらいいものを。

 「総」・・千葉モノレール県庁前駅 菜の花プラザ2階


八重洲の路地裏宴会

2006年11月12日 | お酒

 研究会の帰り道。5時チョット回ったばかり、一杯やろうと我社の仲間七人で東京駅で強制下車。ちょっと大人数だが「素材や」「天狗」などには入りたくない。八重洲で大衆酒場のオーラを発する親父連中にはピッタリの場所、「紅とん」に案内。

Cimg3523  早い時間なので、まだ席はあるだろうと店に入ると既に八歩の入り。ずいーっと奥に案内されたはいいものの、そのまま奥の出口のガラス戸を開けて外へ。そこはビルの谷間の路地裏。テーブルと丸椅子が置かれビールケースをひっくり返したカバン置きがある。道交法だとか路上喫煙禁止だとかに引っかるのかテーブルの半分だけ店の軒下になっている。店の奥には7~8人のテーブル席はあるのだが予約があるらしい。

 立冬を過ぎたにしては温かい夜風に当たりながらの飲みも、また一興。

 軒下宴会はホッピー(外ビン方式300円)がよく似合う。大振りの串や煮込み、名物のホルモンやガツの刺身(いずれも300円)、ニラ玉などなどを注文する。狭いテーブルで次から次にくる頼んだ肴の置き場所がない。

 その内、お燗の日本酒で差しつ差されつ、盛り上がる内に何やら異様な視線を背後に感じる。一体なんぢゃと見れば、路地には「紅トン」の空きまちの行列だ。羨ましそうに我々を覗いている。さぞや飲みたかろうて。

 飲み会の最中、仲間の一人が霞ヶ関の庁舎から元同僚のNを拉致しに丸の内線で向かった。拉致に成功しN君が着いた頃には、既に2時半近くの大盛り上がり。

 店中は一杯、並んでる連中の早く飲みたいビームを背中に受けるのも限界。皆さんのためにも長っ尻はルール違反。着いた仲間の喉が潤った頃を見計らって路地裏宴会はお開き。

 千葉方面の連中とは別れ、後からN君らと、すぐ近くの路地の熊本料理「宴(うたげ)」へ。先客は一組。4人のテーブル席に着くなり芋焼酎「紅一刻」をボトルで注文。名物の馬刺し鰺の南蛮などを肴に二次会。

 最近、お客さんが少ないんだよなどとママさんのぼやきを聞きながらも最近のお国の情勢収集。今、何を喋ていたか判らなくなった頃が10時半。店の閉店時間だ。何時も残業で最終電車のN君、もう少しやりたかったようだが、3連発の初日。東京駅でグッドバイ。


巨人・大鵬・卵焼き

2006年11月06日 | 野球

 李承ヨプ。年俸7億、高いてゃあ高いが、今の巨人じゃ仕方ねえだろう。高橋由がいまいちで、小久保がホークスに帰るとくりゃあ、当てになるのは李さんしかいないね。数年前のペタジーニに較べりゃあ、今が旬のはお安いんじゃねぇかね。

 かつての巨人の強さと人気の復活は到底望めそうもないが、せめてそこそこ優勝争いには引っかかっていてほしいもんだぜ。

 金にあかせてイチロー、大砲ジョーンズ、クローザーはネイサンなどをメジャーから補強したら、ひよっとしたら優勝できるかもね(^^)/

 巨人大鵬卵焼き江戸っ子の代名詞の頭にもなってんだから、ちったあ頑張ってちょうだい原さん。たのんまっせ。 あれ!関西弁になっちゃた。


赤羽の立ち飲み「いこい」、「大衆酒場大久保」

2006年11月03日 | お酒

 久しぶりの「さいたま新都心」での会議の帰り、次は赤羽とのアナウンスに時間を見ると丁度5時を回った頃。それでは、ちょっくら降りるかと赤羽の東口、噂に聞く立ち飲み「いこい」に。

 風俗ゾーンのど真ん中、何人かの呼び込みをすり抜けながら、すこし分かりづらい店に到着。中を覗くと景気のいい掛け声が響いている。

 コの字のカウンターの奥に入るとメニューを見る余裕もなく、中の元気のいいおばさんから「飲み物は!!つまみは!!」と叱られたように聞かれた。あわてて生ビールと目の前に置かれているお新香を指差していた。

 おばさんから催促され隣を見たら小銭がカウンターの上に。キャッシュ・オン・デリバリー方式だ。慌てて財布から千円札をカウンターに。ビール(380円)と新香(110円)で490円。壁の値札を見るとつまみは大体110円。刺身で130円。ハイボールも180円と、とにかくリーズナブル。

 鰺の刺身(130円)を注文したが思った以上に鮮度がいい。こういうところが人気のある秘訣なのだと納得。もう少し居たいのだが、折角の赤羽。ここは軽くしまいにして次ぎの探索に。

 駅の反対側の赤羽西の「大衆酒場大久保」へ。駅からガード沿いに歩くこと7~8分。交通量のある道路に突き当たって、すぐのところに大きい掛け看板。「大衆酒場大久保」と雰囲気がある古い作りの店があった。

 道路に面した暖簾をくぐり、大きなガラス戸を開けて入ると、そこは時間が止まったような空間である。古く歴史を感じるコの字のカウンターと茶色くくすんだ古いポスターが目に付く。お酒だけのメニューはあるが、つまみのメニューはどこにもない。

 女将さんにつまみは何があるかと聞くと、冷蔵ケースをのぞき込んで、タコと厚揚げとトマト・・・とあと2~3品を答える。目の前の煮込みらしい鍋を指さし、煮込みをくださいと言うと、豆腐やさんがまだ来ないので豆腐が入っていないから待ってねと言われる。いつ来るか分からない豆腐は待てないのでタコと厚揚げを注文。ここのホッピーは氷なし。昔ながらのスタイルで冷たいホッピーで割るだけである。中(焼酎)もお代わりできるが久しぶりに1:1で飲んだ。

 客は明らかにご近所の常連さんばかり。テレビを見ながら静かに飲んでいる。 後で気がついたが客は自分で冷蔵ケースを覗いて、その日にあるつまみを注文している。煮込みはあったり無かったりだそうだ。

 飲み物はホッピー(350円)、ビール(500円)、つまみはメニューがないので不明。やはり、ここも大衆酒場だけあって安い。

 時間が止まったような居酒屋。賑やかに飲むところでは無さそうだ。一人酒の地元の常連さんの時たま交わす会話にとけ込むには相当の場数が必要なようだ。一人黙って飲むのが似合う酒場だ。