イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

カラー講座のご案内

2011-08-31 22:44:42 | 色彩

権田ひとみのカラー講座のご案内

中央工学校生涯学習室 (STEP)
http://www.bunka21.com/step21/2011color-winter.pdf


内容は濃く、しかもリーズナブルでおすすめです!

☆パーソナルカラー教室 9月11日(日)10:00-12:00
 参加費4,000円


☆AFT色彩検定3級講座 9月17日(土)9:30-12:30 全6回


だいじょうぶ3組

2011-08-30 19:35:48 | 本・書評

この夏に、乙武洋匡さんの

『だいじょうぶ3組』

を読みました。

途中、何度かうるうるしちゃいました。

当初は主人公の新任先生の活躍ぶりが描かれているのかと思っていたのですが、
先生が試行錯誤して悩む姿、
そして子供を思う様々な大人達も描かれていて、とても共感しました。

子供の反応や表情が、手に取るように書かれていて、
現場を踏んでいるからこその描写だな、と思いました。

主人公・赤尾先生と彼を補助する幼なじみの白石さんをはじめ、
茶野先生、紺野先生、青柳先生など、
キャラクターが色からもイメージしやすくなっている点も楽しめました。

そして、クラス文集のタイトルは「色えんぴつ」。

色それぞれの美しさ、特質がある。
そしていろんな色が集まってハーモニーが生まれる。
それはまさに人も同じ。


「みんなちがって、みんないい」
で有名な、金子みすずさんの詩をつかった道徳の授業の場面は、
大人になっても必要な内容だと思いました。

できないことを見て嘆くのではなく、
別の視点でみればできることがたくさんある。

私はちょうど、そのころ担当していた言語能力を高める講義の中で、
「ポジティティブ・リフレーミング」をしたばかりで、
オーバラップして読みました。

これは、ネガティブな言葉をポジティブに言い換えたら
どのような表現になるのか考えさせるのですが、
受講生の方々は、マイナスと思っていた物事が、
言葉ひとつでポジティブな表現になることに、
気づきを得た人がたくさんいました。

大人になっても、いろんな悩みはつきものです。

まずは、セルフイメージを高める必要性を感じていたので、
『だいじょうぶ3組』は、
子供だけのお話ではなく、普遍性のある物語だと思いました。

アツイ夏、アツい仕事を終えて

2011-08-24 19:21:25 | 研修・講座
この8月、私は厚生労働省の
「緊急人材育成・就職支援基金事業」(*)のスクールにて、
「言語能力」「職業意識」を担当しました。

気温と共に内容もヒートアップしてました~!

就職を目的とする方々ということで、
受講者の年齢は20代から60代までさまざま。

普段教えているスクールや短大の受講生とは全く異なる社会人、
まして人生の先輩もいらっしゃる、という中、
ビジネスマナーやチームワークなど、
主にコミュニケーションについて
私のこだわりのあるところを強調してお伝えしたつもりです。

なぜカラーコンサルタントの私が職業訓練講師に?
と思われるかもしれませんが、
私自身、カラーコンサルタントになってから、
職業というものに対する意識はがらりと変わりました。

誰でも生き甲斐をもって働いてほしいと願っています。

また、ビジネスマナーやヒューマンスキルは職種を超えて必要なもので、
私自身、学んでいくうちに出会った方々のおかげで、
自然と仕事に結びつき、
大手企業の研修を担当させていただいてきました。


このたびは公的な訓練であることの責任感もあり、
また、訓練時間は余裕がありましたので、
普段やらないところまで徹底することもできました。

終えてみれば、反省点は多々ありますが、
熱心でユニークな受講生の皆様のおかげで、
私自身が最も勉強になったかもしれません。

最終日、涙ぐんでお別れを言って下さった若い女性は、
毎回とても長い感想文を書いてくれました。

講師をする上で、できれば皆さんに受け入れられたいですが、
自信をなくしそうになった時は、
「たった一人でも私の話を理解してくれる人がいたら、その人のために話そう」
と思うことにしています。

受講生の頑張る姿にこちらも勇気をいただきました。
ありがとうございます!!


*(「緊急人材育成・就職支援基金事業」は平成23年9月開講分で修了。
  10月1日より「求職者支援制度」がスタートします。)

タラソテラピーにて

2011-08-23 11:13:41 | 美容
タラソテラピーにて

千葉、勝浦の「テルムラマン・パシフィーク」へ行って参りました。

タラソテラピー(海洋療法)は、
かなり前に「タラサ志摩」(現:星野リゾート)へ行ったことがありますが、
思い返してもとても楽しい経験です。

また行きたいな、と思いつつ、
なにせ我が家からは遠いので、それきりになっておりましたところ、
思いがけず会員である知人にからお誘いを受け、
ご一緒させていただきました。


今回は、各種ジャットバスのあるプールの利用と、
アルゴパック、ピシーナリラクゼーション、エアロゾル、などを体験しました。


午前中はプールで各種ジェットを体験。
遠くに海を臨む、屋外のジェットバスが気泡も細かで気に入りました。

ランチ後は、まずアルゴパック。
温かい泥状の海藻パックを全身に塗り、
ラップをしてしばらく横たわります。
昆布のような海藻の香りとともに、全身がぽかぽかして気持ちいい。

次はエアロゾル。
ミストのアロマと殺菌作用があるほの暗いお部屋で、
ゆったりお昼寝に最適。 

最も楽しみだったのはピシーナリラクゼーション。

こちらは、浮き具を首と足首の下に置き、脱力してプールに漂うものです。

インストラクターの誘導で目をつむり、頭から耳まで水の中に入ると、
一瞬で雑音が聞こえなくなり、
時折、水の流れる音ががくすぐるように感じます。

「タラサ・・」の時は、専用のプールで、
薄暗い部屋に音楽が流れていたかと思います。
羊水の中にいるような体験で、至極のリラクゼーションでした。

今回は、インストラクターの方が浮き具を引いて動かしてくれたので、
進んだり、戻ったり、そしてゆらゆらと・・・
なんだか自分が
「一枚の木の葉」
になったような楽しい気分でした。

私たちは普段の生活の中で
「力を抜く」「考えない」
ということが、とても難しいものです。

こうやって、流れに身を任せ、
「何も頑張らない」
でいることは、
心も身体もリフレッシュする最上の方法かと思います。

忙しい中、充実した休日を過ごしました。

永遠の0(ゼロ)

2011-08-15 18:18:05 | 本・書評
永遠の零

終戦記念日にちなみ、講義の冒頭で
「永遠の0(ゼロ)」百田尚機 (講談社)
を紹介致しました。

私自身、直に戦争体験を聴く機会もないままきておりますが、
「永遠の0(ゼロ)」が本屋大賞を受賞したということで、
メディアでとりあげられたのがきっかけで昨年読みました。

読むにあたり知りたかったのは、
「零戦に乗る、ということはどういうことなのか。
乗る人はどんな心境でいたのだろうか」
ということでした。

読み進めるなかで、
何度も胸をつかれ、はっとさせられ、一気に読みました。
「戦争」というものが随分近くに感じられました。

大国アメリカをうならせた零戦は、
まさに攻撃することのみを考えて作られた戦闘機。
だから相手から攻撃されることを想定しておらず、防護壁はほんのわずか。

戦況が危うくなり、乗り手が少なくなれば、
2、3時間乗るだけでへとへとになるところ、
一人が朝出かけて、夕方まで、
一日7時間も戦場で操縦する。
それが何日も続く。

その他にも、
極限状態の、想像すらできないシーンがたくさん描かれています。

読後、感じた事は、

「人は誰かのために生きるとき、本当に力を発揮できるのだ」
ということと、
「それが家族や、血縁ではなくとも、誰かのおかげで生きているのだ」
ということ。

また残念ながら、国を動かす人と国民の意識構図は、
終戦後も変わっていないのだな、ということです。

読めば、心の中の何かが変わる本だと思います。
日頃の悩み等なんと小さいことか。
教科書にしたいくらいです。

わが心の歌舞伎座展

2011-08-06 23:36:51 | 観劇・アート
目黒雅叙園の「わが心の歌舞伎座展」(~8/7)へ。

旧歌舞伎座の映像や資料など、
興味深い展示を楽しませてもらいました。

「昭和の竜宮城」・目黒雅叙園のお部屋になぜかとても合っていて、
不思議な空間になっていました。

花道を再現したコーナー、ちゃんと客席まで用意されてます。

勧進帳や藤娘の衣装もありましたし、
実際に舞台の効果音として使われる、
風や波を出す小道具なども手に触れることができました。


それにしても、、、
この暑さでも、ちゃんとお着物でいらっしゃるお客様たちが多いこと。
夏の薄物で外出されるのはかなり上級者。
思わず見とれてしまいます。
皆様涼やかな笑顔でいらっしゃいました。

新しい歌舞伎座ができたら、私もさっそく着物で行きたいな!

カラーセラピー~色のチカラ

2011-08-04 19:18:37 | 美容

8月から人材育成支援事業に携わっております。

私の担当は、
言語能力、コミュニケーション、ビジネスマナー、職業人意識などです。

本日は、非言語表現である色彩を理解していただくため、
カラーセラピーを取り入れました。
色と心、身体の関係をお話し、
数名簡単な分析をしましたところ、大変好評でした。

受講生は元管理職の方から20代の方まで、
年齢も性別もまちまちですが、
選んだ色にご自分の心理が反映されて、
とても興味深かったようです。

また、なぜか男性に多かったのが、
あまりに言い当てられて怖いくらい、という感想でした。

気づきを深め、それを行動に移していくことがテーマです。
私としても、皆様が立派な人財として巣立っていただけるよう頑張ります!