イリスの色いろのお話

イリスのエレガンス★コミュニケーション blog
色彩・着物・ファッション・アート

着物美人へ~ 親友の入門

2013-03-14 19:47:20 | 着物

庭の梅は昨日の強風で散ってしまい、
その代わり、
我が家は門扉の脇に沈丁花の白い花が一気に咲き誇り、
甘い香りで春を告げています。

本日は、高校時代からの親友が、
私の自宅で行う着付けレッスン
<イリスのKIMONO美人道>
に入門されました。

お時間がとれないので、短縮で、、、
とのことなので、
文化、マナー、コーディネートなどを割愛し、
実技オンリーに内容を変えて短縮3回コースを設定。

その代わり、
「短縮で終われるかは、本人次第ですよ。
練習して、教えたところまでできるようになって次に来ないと、
無駄になりますから」
と言い含めてスタート。

まず、補正から長襦袢の着方までをレッスンしました。

長襦袢は、初心者の第一関門。

まず、たいてい胸紐がゆるい、
衿の胸合わせの左右に偏りがあり、
そして、衣紋が抜けない・・・etc.

最初はなかなか思うにまかせない様子でしたが、
「もう一回、いいですか?」
と、言って何度もトライ!

私がもうこのへんで今日はやめようかな、と思うと、
「もう一回」とおっしゃるので、
気がつけば、あっという間に2時間超え。

一気に体育系?(笑)

「最初は手順を覚えるだけでしたけど、何度もやっているうちに、
なぜ、そうするのかが、よく分かってきました」

そして、帰ってからも
「すぐ練習します!」
とメールをくれました。

彼女は、若い頃は着物は面倒だからいいや、
という感じだったそうですが、
この年になって、着物も着られないのはどうかと感じることがあったそう。
何より、やはり「自分で着てみたい!」
と思ったそうです。

このように、年齢も高くなってから着物に目覚める方は案外多いのです。
これも日本人のDNA~?

それにしても、親友の本気の取り組みは、模範的な生徒さまです。
短縮で、と言われて、本来私のお伝えしたいことが伝わらないのでは、
と少々気を揉んでおりましたが、取り越し苦労だったようです。

着付けを習得すれば、さまざまなことに気がつかれ、
きっと、彼女の人生に豊かな彩りを添える事でしょう。

一緒にきものでお出かけできるのが楽しみです。

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