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豪雪の能郷白山へ!

2018-02-21 22:23:59 | お山歩き
今年も毎年恒例の雪の能郷白山行きの時期がやって来た!

前もってぼんさんと打ち合わせをして日程を決め(今回もぼんさんに休みに合わせてもらった)その後は天気予報とライブカメラを見る毎日。
数日前の予報では雨マークがついていてこれはダメかと一時思ったがその後その予報は良い方へ変わり、晴れで気温も上がるとのこと。
これ幸い、そして幸い直近にドカ雪は降らず雪が締まるような天気が2日ほど続いたので好条件の気配。
これは期待できると心躍った。
がしかし、山行き前日の仕事量が鬼のようで全然予定の時間に終わらず家に帰るのが遅くってしまったのが計算外。
危うく山行き日も出勤しなければならない事態になりかねなかったがなんとか振って事なきをえる。
そんなドタバタ劇があり睡眠時間は2時間と少しになってしまって辛かったが、2時半起床の2時50分出発で5時集合の待ち合わせ場所の道の駅へ。
そしてぼんさんと合流し5時半に能郷の除雪終了ポイント着でクルマをデポし歩き出す。


(左)まだ真っ暗な5時半からヘッドランプを点け林道を歩きだす(写真はちょっと明るくなったタイミングで撮ってます)。
雪は締まっているだろうという予想は外れ、林道歩きはじめて5M程で足が埋まり出したので早々にスノーシューを履いての歩行。
全線ツボ足&クランポン歩行でいけてしまうかも・・・という予想はたった5Mで崩れた。
また気温は思ったよりも高めだった。
(中)6時10分頃ゲート通過。
人の背丈ほどある車止めのゲートがこの通り、積雪量は多い。
(右)山の上には陽が差してきたが谷にはまだ差さない。
スノーシューを履いても沈み込む雪に先々苦戦しそうな予感が出たので先を急ぐ。
積雪量はやっぱり多く見慣れた景色が変わって見える程の量。
また、数日前に入ったと思われるトレースがうっすらと残ってた。


(左)積雪量で驚いたのがここ。
登山口には沢渡りがありここが第一の難所なのだが、なんと雪に埋まってその難所が消えていた。
いつもなら雪を削って沢に下りるとか、はしご掛けて下りるとかして、しかもその後沢の水で凍った岩の上を歩くなど危険な場所なのだが大量の雪の下に消えているのだ。
これには驚いた。
しかし踏み抜きがあり得るので注意して歩いたが全然大丈夫だった。
(右)次なる難所の1合目まで続く急登。
ここの雪がフカフカの新雪だったり、緩んでグサグサの雪だと沈んで上がれなくなってしまう箇所。
苦戦する予感していたが意外にも沈み込むもののその量が大したことなくペースよく上がる。


(左)漸く陽が差す場所まで上がってきた。
(右)青空でて気持ち良い!
がしかし目指す能郷白山本体がある北の空は雲がかかり暗かった、イヤな予感。

以下写真で


雪の張り出しと壁が一際巨大!
元の地形は木のすぐ右側が尾根になっててそこから落ちている。


空は青く白く流れる雲が早い。


木々が出ていない雪山感がイイ!
もうすぐ前山。


前山に出た!
しかし能郷白山本体には雲が掛かりその姿が見えない・・・
北以外は青空が出ているのだが、肝心なところの天気がすぐれない。
で、相談。
当初苦戦が予想されたが意外にも良いペースで歩いて来れて時間的余裕はある。
雲が出ているもののこれ以上悪化するような感じはしない。
行こう!


前山を歩く。
積雪量は2~3M、いやそれ以上間違いなくあるだろう。
この雪原に見える右端は一部雪庇があってその落差は驚くほどあった。


雪山ならではの美しい景色。
風が当たる上の方の木々だけ白く樹氷となっている。


まだガスの中に隠れる能郷白山本体に向かって歩き続ける。
前山からの尾根道は上り返しもあるがなだらかな下り基調で快適なスノーシューハイクを楽しめる。
ここの景色が好きだ。
もう一回言うけどクランポン歩行の予想は見事に外れたw


(左)雲が掛かったり切れたりの忙しい天気、そして時折風に乗って雪が舞う。
(右)雲が薄くなり目指す能郷白山本体が見えた!


雲が切れ始めて青空も出るようになった。
近いぞ!
そして見事に真っ白だ!
能郷白山はやっぱり白山だ!


尾根道の東側はこの景色、白山や御嶽も見えるはずだがいまいち遠望は利かなかった。


いよいよ山頂へ!


振り返る。


山頂直下、最後の上りはこの斜度。
ガチガチでないのでクランポンでなくスノーシューで上がっていく。


(左)上がるぼんさん
(右)見上げるオレ


上がったぜ山頂!
下からは見えなかった祠も健在!


山頂からはこの展望。


祠以外木も道標も何も出ていない山頂。


風吹いて寒くてたまらんのだけど昼飯食いましょう!
祠を風除けにして(というか他に風除けになるものが一切ない)湯を沸かすことに拘りカップラーメンを食う!


飯を食って写真を撮ったら下りましょう。


直登はできるが、直下りは怖くてできないのでトラバース気味に下ります。
強い風が雪面の雪を撒き上げ渦を巻いているのがあちこちに見られた。


さあ、帰ろう!
帰り道は長いのだ・・・


昨年は敗退してしまったので私的には2年振りになる山頂を踏めてよかった。
能郷白山はやっぱり『白山』、その姿を間近で見て、登って満足だ。

ここの魅力はこの積雪期のアクセスの悪さと行動時間の長さによる難易度の高さと人の少なさだ。
この広く長く静かな山域を独り占め(2人ですけど)の独占感、そしてそれを登り見れる景色は素晴らしく達成感は一際高い、これに尽きる。


クルマデポポイントには16時半で行動時間11時間という私にはへヴィ級の行程で(ドアtoドアだと約17時間)、一人では間違いなく途中で心折れる行程、最近体重は増加し体力は低下するというおっさん化現象(十分おっさんですが)でこの工程をこなすことができるのかかなり不安だったが、今回もぼんさんに助けられた。
イイ山行きだった。
コメント (10)
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