イノさんシゲさん

井上出と重松彬の往復メール

政局の動き(シ)

2006-11-28 12:12:56 | Weblog
「動き出すオタワの政局」

「オタワのテンポも最近速まっているようだが」 

「次の総選挙は来春だろうから、それまでに保守政権も陣構えを固めておきたいだろうし、自由党も数日中に新しい党首が決まるから、そうなれば、保守・自由の取組みが本格的に始まるわけだ」

「保守党政権は今年の早春スタートしてから一年近く。 議会では過半数に満たないマイノリティ政権だから、その足取りも最初のうちは危ぶまれたが、まあまあ無事に手堅く守備を守っているようじゃないか」

「ハーパー首相が、閣僚の手綱を引き締めているのはいいとしても、緘口令を敷いて、首相自身がスポークスマンとして表に立つような形になった。 しかし首相自身もメディアに対しては口を鎖したままだから、マスコミの受けは決してよくない」

「しかしメディアの論客達も、失点が少ないから、不承不承一応の合格点を与えてはいるようだね」

「今の所、国民の評価は五分五分だね。 世論調査の結果も真ん中で分かれている。 調査によっては保守党の方が1%多いこともあるから、若し今総選挙が行われれば、保守党が再び少数派政権として返り咲くくとになる。 しかし相手の自由党には、長い間党首が不在だったのだから、新党首が決まれば、それが即次の自由党政権の首相になることは大いにあり得る」

「目前に迫った自由党の党首選びには、8人の候補者が立候補しているが、いずれも優劣をつけ難い人材揃いだ。 その中でもトップを走っているのがイグナチエフだが、ハーバードの教授で国際的にも高名だ。 しかし政治の修羅場を通っていないから、政敵やメディアはその点を突いて、言葉尻をとらえようとしている」

「イグナチエフは『ケベックもネーション』と呼んで、論議に火をつけたが、『ケベックが一つの国民だなんてとんでもない』と否定していたハーパー首相も、ケベックの票を取ることが保守党の過半数獲得には大事なことだとさとって、態度を一変。 自らも『ケベックは統一カナダの中のネーション』とうたうようになった。 政敵も、憲法上の定義に触れないのならという条件で、ハーパー解釈に同調。 一応言葉のゲームとして、ここは受け流すことにしている」

「ネーションという言葉の定義が、皆判っているようで、つきつめるとどうもはっきりしない。 ラテン語の語源まで遡っても決め手がないようだ。 これはフランス語の文化と社会、四百年の歴史の大河に乗ってきた問題で、これからも討議されていかなければならない課題。 我々他国からの新参者は、暫く腕を組んで、ここは砂被りで拝見させていただくことにしましょうか」

(06/11/27)

韓国教育事情(イ)

2006-11-28 03:05:20 | Weblog
「韓国の厳しい教育事情」

少子化は日本以上で世界で出生率は一番低いのが韓国です。 従って一人っ子家庭は中国以上でその一人っ子に両親のみならずその親、つまり祖父母が4人と合計6人の期待が寄せられるのです。

日本と一緒で一流大学を出し一流企業か役人の道を進ませたいと願う事から受験競争は日本以上で学校の先生に自分の子供に特別に目を掛けて貰う為に贈り物どころか現金を届ける親が殆んどです。 そんな事もあり韓国では先生を3年やれば家が建つと言われる程教師は給料以上の収入が得られるのです。

併し南北問題が又厳しい状況になって来て居る事から最近は子供を外国に留学させる家庭が急増して居ます。 勿論米国への留学が一番人気ですが日本にも沢山の留学生が来て居ます。 併しやはり人気は英語圏で米国に続いて英国・カナダ・オ-ストラリアそしてフィリピンがあります。

一人っ子と言う事で母親は一人で子供を外国に出すことの不安から御亭主を韓国に残し子供に付き添って留学先に移住するケ-スが特に最近は多く韓国に残された父親の事を「雁パパ」と呼ぶ有様です。

韓国人は昔の日本人の様に肉親をとても大事にしますし家族愛は大変強く夫婦も雁の様に仲が良いと言う事から家族を想う父親が家族から離れ寂しさが募る状況を指して「雁パパ」と呼ぶのだそうです。

仕送りは月平均700万ウォン(約88万円)と言う事なので当然の事ながら高額所得者でなければ留学などさせられないのですが何と言っても一人っ子ですから無理をしてでも外国に送り出したは良いが700万ウォンを送金できず貧しさと寂しさに負けて自殺する「雁パパ」がこのところ新聞紙上で良く報道されるとの事。 こんな状況は南北関係が更に悪化すれば加速する事になりそうです。 自殺は日本の専売特許ではないのです。

井上 出    (06/11/27)

映画:星条旗(イ)

2006-11-28 02:51:08 | Weblog
「映画『父親達の星条旗』について」

丸山公紀さんのコメントを読ませて頂きました。 私も是非見たいと思って居ますがこの映画は大変話題になって居り色々な人が論評して居ますが米国映画でありながら公平性を保った良い作品の様に思われます。 唯戦闘場面が凄まじく目を逸したくなるとの事なので覚悟して見る必要がある様です。

恐らく日本兵が地下壕のなかで食べる物も無く飲む水も無く飢餓状態にあって衰弱死して行く様な場面は出て来ないと思いますが過日当時の生存者の話を聞く機会があったのですが地下壕の中は正に生地獄であったと知り皆どの様な思いで死んで行ったのであろうかと想像するだけで涙が溢れ出ます。

米海兵隊員達も過酷な状況下で死んで行ったと思いますが地下壕の中の日本兵達はその何十倍も苦しい悲惨な状況下で死んで行った事を知って貰うと共に何としてもこの地球上から戦争をなくする為に政治家も宗教家も知恵を寄せ合う時だと言う事を強感します。 この瞬間にも世界の30ヶ国以上で戦闘が続いて居ると言うのは悲しい事で過去から学べない様では人類はいずれ滅亡する事になりましょう。

井上 出    (06/11/26)

冬も間近(イ)

2006-11-28 02:31:12 | Weblog
「冬のボランティア」

バンク-バ-は東京と殆んど変らない位の気温と考えて居たのですがやはり冬は寒いのですね。 恐らく北海道の旭川位の感じかもしれません。 旭川も雪が降りました。 ホ-ムレスにとっては厳しい季節になり大変だろうと思います。 PORTLAND/OREGONにはシェルタ-が何箇所かあり冬は一杯ですがバンク-バ-も同じ状況なのでしょうが加えて教会の中には宿泊させ食事を出すところもあると知りました。

100人と言えば大変な数ですが教会で一泊か二泊した後その人達は何処に移動するのでしょうか? ホ-ムレスの間で何処の教会の食事が美味しいと言う様な情報が流れるとのお話ですがPORTLANDでもシェルタ-がホ-ムレスの間でランク付けされて居ると聞きました。 そしてクリスマスには評価の高いシェルタ-にホ-ムレスが殺到し長い行列が出来て居るのを私も見た事があります。

それにしてもボランティアの人達が大勢居られると言うのは素晴しい事ですね。 日本人と違って宗教心に篤い人達が沢山居る事からボランティア活動が活発なのでしょう。 日本でも最近は高校生の間でボランティア活動が盛んになって来て居る様ですが北米やヨ-ロッパと違い未だ一部の学生に限られて居る様です。

確か米国の大学の入試面接ではボランティア活動の実績が評価に大きく影響すると聞きました。 日本も是非広くこの評価基準を採用して貰いたいと思います。

井上 出    (06/11/26)

雪の予報(シ)

2006-11-27 00:19:15 | Weblog
「雪の予報」

まだ11月だというのに、バンクーバーでは雪の予報が出ています。 それも10センチから20センチの積雪を予測しているのですから、この温暖なバンクーバーとしてはたしかに異変です。 

モントリオールでは、11月に雪が降り始め、翌年の春まで、生垣の下あたりに頑固に融けない残雪がみられました。 

しかしバンクーバーで雪を見ることは、東京で白いものが降って人を驚かすのと同じ程度の頻度でしょう。 

今朝早く起きて、外を見てみましたが、ダウンタウンではまだ降っていません。 こういう時は、予報が外れてくれると有難いのですが。 学校時代の友達が、厄介な用事の籤に当たらないように、「気象台、気象台」とおまじないを唱えていたことを思い出します。

我々の教会では、週に一晩か二晩、ホームレスの人達を、消防署の許可の範囲で最大限の人数を、教会のジムに泊めています。 そして食事も出していますが、寒波が来ると、もっと頻繁に受け入れなければならないでしょう。 毛布やシーツはその都度に洗濯に出します。

これは若いボランティアの人達の献身的な奉仕によって実現しているのですが、そのボランティアの中には、プロのシェフも何人かいて、「あの教会の食事は美味しい」という評判が、浮浪者の間で流れているそうです。 

そういうボランティアの人達が活躍してくれるから、うちの教会も今は祝されているのだろうと、私も考えます。 「今どきの若い者は」と一概にかたづけるのは、古代ギリシャの文献にも見られるそうですが、昔アメリカに初めて行った時、ボランティア活動なるものを知って、「アメリカが偉大なのは、土地が広いからではない。 資本主義が栄えているからではない。 こういうボランティア・スピリットで動く人達が多いからだ」と思ったのですが、今の日本でも「ボランティア」という言葉は定着しているようですね。    (06/11/26)

水道危機(イ)

2006-11-25 04:36:15 | Weblog
「水の危機」

バンク-バ-も集中豪雨との事ですが日本も御承知の様に今年は各地で集中豪雨の被害が発生しました。 一方で干魃で苦しんで居る国もあり間違いなく地球上の気候に大きな変化が起きて居ます。

バンク-バ-でも浄水器が必要との事ですが日本でも浄水器を取り付ける家庭は増え続けて居ますしその浄水した水から更にカルキ臭を取り除く為のカルキ吸収剤まで売られて居ます。 私は嗅覚だけは人並み以上で「犬と良い勝負だ」等と昔は言われた位ですから水も多少濾過した位では直ぐ水道水だと判りますが前述のカルキ吸収剤を使った水は全く嗅いがありません。 併し相変らずお茶はボトル入りの水を使って居ます。

それにしても黄色い水には皆さんお困りでしょう。 しかも通常の水道水に戻るのに2~3週間掛ると言うのでは大変な事態ですね。 地球温暖化阻止の努力をしない人間に対する神様の警鐘かもしれません。

井上 出    (06/11/23)

いじめ(イ)

2006-11-25 04:27:38 | Weblog
「いじめは世界中で起きて居ます」

今日本ではいじめによる児童の自殺が連続した事で大騒ぎになって居りその関連で校長が自殺したケ-スまで起きています。 確かに我々が子供の頃と違っていじめは陰湿になって居り特に対象の子供を仲間はずれにした上に無視するケ-スが多いと言われて居ます。 殴ったり蹴ったりすると跡が残る事から言葉による暴力や仲間はずれと言う形でいじめるのです。

いじめは人間が集まってグル-プを作れば必ず起きます。 従って米国でも英国でも世界中でいじめは起きて居るのです。
そんな中オ-ストラリアでのいじめ対策がNHKで紹介されて居ましたので御伝えしたいと思います。

先ずいじめは避けられないと言う前提に立つ事が必要だと言う事から学校で生徒達1人ずつに誓約書を書かせるのだそうです。 その誓約書の内容は次の通りです。

(1) いじめをしない。
(2) いじめを見過さない。(見て見ぬ振りをするのはいじめをして居る事と同罪と言う考え方です。)
(3) いじめを見たら直ちに先生に報告する。

担任の教師はいじめの事実があれば直ちに迅速に対応するばかりではなく休み時間中に巡回し仲間はずれにされて一人ポッチで居る子供がいないかチェックをすると言うのです。

以上を励行する事でいじめは劇的に減ったとの事でしたが加えて子供がいじめにあった際直ぐに親にその事が話せる様な親子関係を保つ事が何よりも大事だと私は考えます。 子供のチョットした変化も見逃さない為には子供部屋は廃止する事が必要であり又子供部屋をなくす事で援助交際問題やインタ-ネットを通じての売春他解決出来ると信じます。 父親の書斎こそ必要なのです。

井上 出    (06/11/23)

水の危機(シ)

2006-11-23 10:58:42 | Weblog
「危機を迎えたバンクーバーの水道」

バンクーバーは今雨のシーズンです。 雨が降るからこそクリスマスツリーのような針葉樹がいたるところでスクスクと育ち、景観を豊かにしているのですが、育つのが速いかわりに、根が浅いので、ちょっと風が吹くと、亭々とした巨木が簡単に倒れます。 家に倒れて屋根をこわしたり、路上の車を直撃するなど、被害がひろがっています。

この国は、天災に弱く、ちょっと風が強いと「ストーム」、雪がコンコンと降ると「ブリザード」ということになります。 11月は雨の月ですから驚いてはいけないのですが、今年は何ヶ月も快晴が続いた後だったせいか、一度降りだすとなかなか止みません。 こちらの人にしてみると「集中豪雨」。 太平洋から蒸発した湿気の塊りが、東に流れてロッキーの山壁に当たり、そこで雨となって平地を潤します。

今年の秋は、その量がちょっと多かったので、山肌に降った雨が、土砂を崩し、川から貯水池に流れこみました。 その濁流のため、水道の水が薄いコーヒー色となってしまいました。

モントリオールの水は、五大湖から大西洋に流れるセントローレンス川の水を汲みあげるので、強力な消毒が必要。 鼻の悪い私でも、水道水にはきつい薬品の匂いが鼻腔をつきました。 ですから我々も、ディスティラーを買って、水道水を蒸留して、飲料水や料理に使っていました。 

バンクーバーに引っ越してきても、その習慣は続き、早速新しいディスティラーを買い求めました。 すると店員は、「バンクーバーの水はきれいなのに、どうして?」と不審な顔をしました。 

しかし、こういう事態になると、ディスティラーは重宝です。 スーパーや量販店では、ボトル入りの水が数分間で棚から消えてしまいました。 

茶色い水を飲んでも生命には別段支障はないそうですが、コーヒーもお茶もそのままでは沸かせません。 スターバックスもお手上げで開店休業でした。 一番困ったのは、ホテルやレストラン。 汚れた水でお皿を洗うわけにはいきませんから、大量の水を沸騰させておいて、それを冷ましてから洗うわけです。 これも天災に弱い意外な泣き所を曝しだすことになりました。 

雨はその後も引き続き降り続いています。 水道の水が安全な状態に戻るのに、あと数週間はかかるだろうと、役所やメディアは注意信号のメッセージを流しています。 (06/11/22)

極貧生活(イ)

2006-11-23 06:37:22 | Weblog
「極貧生活について」

中国では13億の国民の70%は日本人の生活レベルからすると極貧生活を強いられて居ます。 湾岸部には少ないのですが内陸部や山岳地帯には一家族が一日1ドル程度の収入で生活して居る人達が沢山存在するのです。 9億人が生活困窮者と言われているにも拘らず膨大な資金を軍備強化や宇宙開発に費して居る有様は北朝鮮と良い勝負で中国政府も世界制覇の夢を実現する為の布石として後進国に資金援助をする前に自国の貧しい農民達の生活向上の為に資金を使うべきで北朝鮮同様全国規模の暴動が起き現政権が転覆させられる様な事態が起きる可能性は高まって来て居ます。

日本は北朝鮮や中国の様にが餓死する程ひどい生活困窮者は居ませんが「貯蓄無し」の世帯は全世帯の何と22.8%に達して居ると言う発表が金融広報中央委員会の家計の金融資産に関する世論調査2005年版に掲載されて居り驚きました。

1963年に調査を始めて以来最高の数値と言うのですから世帯間で二極化が進行中である事は間違いありません。 所得格差の広がりは明白ですが特に20才代の若者の中に「貯蓄無し」が36.6%も居ると言うのです。

一方1,000万円以上の金融資産を持つ世帯は27.6%もあると言うのですからこれ又二極化現象が起きて居る事の証明になって居ます。

アメリカ人の生活スタイルである「PLAY NOW. PAY LATER.」 と言う借金生活が日本の若者の間にも見られるのと携帯電話に毎月何万円も費やして居る携帯電話依存人間の急増と家で食事を作らずコンビニエンス・ストアで食料を購入する事が貯蓄する余裕を奪って居る様に思います。

私達が育った時代には「学生は着る物や穿く物などにお金を使うな!!」等と言われたものですが今はファッションに皆夢中で食費を押えてでもファションに使いたいと言う若者が多いのも問題だと考えるのですが「時代が違う」等と言われると引っ込んで終います。

井上 出    (06/11/21)

丁寧語(イ)

2006-11-23 06:32:02 | Weblog
「丁寧語について」

東京の山の手には今でも上品な丁寧語で話をされるお上品な年配婦人が居られます。 先日イスラエルと日本との商工会議所の集まりがありそこで80を過ぎた老婦人と言葉を交わす機会を得ましたがそのご婦人の実にお上品なユッタリとした日本語に日本語の美しさを再認識しました。目白に住んで居られるとの事でしたが年は取っても美しく魅力的なご婦人でした。 併しこんな美しい言葉もやがては消えて行く事でしょう。

昔トニ-谷と言うコメディアンと言うか万才師の様な男が居ましたが「ザンス・ザンス・サイザンス」等と言って丁寧語を使う上流階級の人達を風刺する様なギャグを連発して居た事を想い出しますが私等は今でも幼児期から乳母日傘で育った女性に魅力を感じますが秀吉と一緒で百姓の末裔と言う事から高貴な女性に憧れて終うのかもしれません。

井上 出    (06/11/21)

抗加齢プラン(イ)

2006-11-22 05:55:01 | Weblog
「アンチ・エイジング(抗加齢)宿泊プラン」

最近アンチ・エイジングなる言葉が度々日本のマスコミで使われて居ますし又中年以上の人達の間でも話題として取り上げられて居ます。 「お年の割りにお若いですね」と言われる事が嬉しいのは老人共通の感情です。

そんな状況を商売に結びつけようと言う事でJTB(日本交通公社)が「アンチ加齢」宿泊プランなるものを売出しました。 1泊2日で1人25万円(スイ-ト・ル-ムの2人利用)と言うのですから2人で50万円になりイタリアの七つ星ホテルより高額になります。

宿泊者が都内在住であれば自宅にハイヤ-で迎えに行き恵比寿にあるアンチ・エイジング・クリニック(東京渋谷)で身体の健康状態を徹底的に調べる。 この「QDLドック」なるところでチェックして貰った上でウエスティンホテル東京(東京目黒)にチェックインしボディトリ-トメントを4種類の中から選び夕食は高級ふぐ料理店で特別メニュ-と言うのですがこんなプランに乗る人達が居ると言うのですから日本には金持が居るのですね。

井上 出    (06/11/21)

遺産醜聞(イ)

2006-11-22 05:45:55 | Weblog
「経団連元会長斉藤英四郎の遺産」

新日本製鉄社長そして会長の後日本経団連会長を長年務めた斉藤英四郎と言う男はサラリ-マン社長でありながら何時の間にか数十億円の私財を貯えていた事を以前にも何度かお伝えしましたが一サラリ-マンが数十億の遺産を残すには余程悪い事でもしなければ無理でそんな男が経団連の会長と言うのですから日本の財界などと言う物は屁みたいなものだと私は思います。

ところがこの話には続きがあってこの数十億の遺産相続に際しその息子(親の七光で新日鉄常務を務めて居た)である斉藤英樹と言う男が相続財産のうち約16億3千万円を隠し合計約9億8千万円を脱税しその罪で相続税法違反の罪で懲役1年8ヶ月罰金1億6千万円の実刑判決を受けたのです。

親が親なら子も似た様なものでこんな話は外国の人には聞かせたくありませんね。

井上 出    (06/11/20)

七つ星ホテル(イ)

2006-11-22 05:39:35 | Weblog
「ミラノに七つ星ホテル誕生のニュ-ス」

五つ星は知っていますが七つ星には驚きました。 このホテルの名前は「タウン・ハウス・ガレリア」でイタリアミラノの市中心部に今年の12月にオ-プンするとの事です。

どんなサ-ビスが得られるかと言うと
(1) 全宿泊客にそれぞれ客室係(バトラ-)が付く。
(2) 客室係が付き添い高級車(ベントレ-)での買物案内サ-ビスをする。
(3) 全室スイ-トル-ム(25室のみ)
(4) 要望があれば旅行前に顧客の自宅にバトラ-が出向き荷造りを請け負う。
(5) レストランは宿泊客だけにサ-ビスする。

さてこの七つ星ホテルの宿泊料はいくらかと言う事になる訳ですが 700 - 2,500 ユ-ロ (10万~37万円)との事で勿論我々庶民には高嶺の花ですが一流ホテルのロ-ヤルスウィ-トと比較するとあまり高いと言う感じはしません。

バトラ-が四六時中周囲をウロウロされたのでは私等は逆に迷惑に感じるのですがこんなサ-ビスを求める層が居る事を知りました。

井上 出    (06/11/20)

居酒屋(イ)

2006-11-22 05:27:39 | Weblog
「居酒屋あれこれ」

私はあまりお酒は飲める方ではないので居酒屋へ行く機会は少いのですが先日友人に誘われて行った居酒屋は生簀があってそこで客が釣った魚を料理して呉れると言う店でした。

居酒屋も現在は飽和状態である事から色々趣向を変えて集客努力をして居る事の一例だと思いますが先日日経流通新聞にOLを狙って神戸市のオ-エス商事が運営する極楽食堂なるものが大阪の道頓堀に登場したと言う紹介記事がありました。

この極楽食堂ではメニュ-にも多彩な工夫を凝らし健康志向の若い女性を呼び込む為の試みとして先ず入口を通ると靴を脱いで貰い足裏のツボを刺激する「踏み石通路」を通って貰い続いて靴下も脱いで貰って足湯に入って貰うというのです。

足裏のツボを強く刺激した後だけに足湯の心地良さは格別との事。 そして食事は足湯に入りながらと言うのです。

そしておつまみ(突き出し)は12種類の健康食品の中から3種類を選んで貰い先ずそれ等錠剤を飲んでから食事に入ると言うのです。 このおつまみリストにはコレステロ-ルを下げるウコン・エネルギ-を補充するコエンザイム・美肌効果のあるコラ-ゲン他女性の興味を引く様なものが含まれて居ると言うのですからこれは仲々のアイデアです。

居酒屋で足湯と言うのはこれから関東でも流行るかもしれませんね。

井上 出    (06/11/20)

苦手な敬語(シ)

2006-11-21 15:18:32 | Weblog
「私も敬語は苦手です」

敬語の問題は難しいですね。 外国語にも、尊敬語とぞんざい語があるのかどうか知りませんが、英語の表現は、民主的で平等。 エリザベス女王の「マイハズバンド」と言う言い方は有名ですが、昔外国の君主とその女王の写真に、「キング」は当然としても、「ヒズワイフ」と書いてあるのに、日本人は仰天したという話を聞きました。

カナダの大学で日本学を教えていた教授は、戦時中米国海軍の情報将校として、日本語の特訓を受けたそうですから、ドナルドキーンやサイデンステッカーなみの実力があるのでしょう。 流暢な東京弁を話しますが、日本からの留学生が、「僕なんかよりも日本語がずっと上手だ」と舌をまいていました。 しかしその先生でさえ、「敬語は難しいですね。 死ぬまで勉強しても追いつけない」と、溜め息混じりに笑っていました。

日本語には、そのほかに、丁寧語、謙譲語という言い回しがあり、やたらに受身の形を使って、「される、やれる」を連発しますが、外国人にはややこしいことでしょう。 あれも度を超すと問題ですね。

山出しの女中さんが、奉公に出ているお屋敷で、奥様に、「奥様のお頬っぺたにおめしのお粒がオッついております」と言うと東京の人は哂いますが、私も田舎者。 リンゴのような頬っぺたをした純情なお手伝いさんを笑う資格はありません。 

こちらのテレビでは、四六時中戦前や戦争直後の映画を流しているチャンネルがありますが、殆んどが白黒です。 あの頃の俳優は、皆美男美女で、よく煙草をくわえて、シーンの間をとっています。 あの頃はマイクロフォンも現今とは違ってそれほどセンシティブではなかったでしょうが、俳優が実にはっきりと科白を言うので、書き取りができるくらいに、聴き取りやすいのです。 しかし、もう一つ、最新作の映画ばかり放映するチャンネルもあるようで、私は見たことがないのですが、スウェアリングが多く、非常に判りにくいそうです。 スウェアリングやスラングは教室では教わりませんでしたから、私もお手上げです。 これもさっきのアメリカ人の教授ではありませんが、「死ぬまで追いつかない」とすっかり諦めました。 (06/11/20)