いのちとびわ湖を放射能から守る輪

~原発問題住民運動滋賀県連絡会~

2014年、しめくくりの第123回キンカンデモ

2014年12月27日 08時59分48秒 | 組織
 12月26日は、御用納めの日。1年の仕事を終えて帰宅する皆さんに、「1年間のお仕事お疲れ様でした」と、第123回キンカンデモへの参加を呼びかけをしました。


 1年間、滋賀でも、全国270か所余でも、続けられてきたキンカン行動。この運動が、国民の6割を超える「再稼働反対」「原発ゼロの社会を」の世論と響きあって、原発推進勢力と対峙する力となってきました。

 この結果、昨年9月に大飯原発が止まって以来、1年3カ月に及んで全国の原発が止まり続けています。電力不足は夏も冬も起きていません。

 この結果、「やってもやっても負け続け」(志賀原発裁判ともんじゅ裁判の例外はありましたが)といわれた原発裁判闘争で、5月の福井の名判決、8月の東電に対する自殺主婦の賠償命令判決、11月の大津地裁の判決と、今までにない判決が続いてきました。

 この結果、3・11当時は全国で4つの原発で裁判が行われていただけでしたが、今では女川・東通・福島第1・福島第2の4つ以外のすべての原発に対する裁判闘争が展開されています。

 しかし、原発推進勢力はまだ懲りていません。

 規制委は12月中旬に高浜原発の審査合格を発表し、川内に続いて再稼働へのシグナルを出しました。相変わらず田中委員長の、審査の合格とは「制基準をクリアしたということで、事故がゼロとは言っていない」という意味の無責任談話をつけて。

 関電は4月からの電力料金値上げを申請しました。原発が稼働すれば、引き上げ率を緩和することもできるなどといいながら。

 政府は、原発稼働自治体には補助金を多く出すといいました。

 関電も政府も、なんでも金で解決できると考えているようですが、「お金より人の命が大事」ということを、まったく考えない思考力に、国民の怒りは増すばかりです。

 来年も、決着をつけるために、私たちはキンカン行動を続けます。


 今日の参加者は30名でした。

 新年の1月2日は正月休みをします。

 したがって来年の最初のキンカン、第124回は1月9日(金)18時10分、JR膳所駅発、関電滋賀支店前までのデモ行進です。

 それでは来年もよろしく。よいお年を!

寒さをついて元気に

2014年12月20日 08時31分01秒 | 組織
 雪に見舞われた18日より、少し寒さはやわらぎましたが、それでも思わず体が武者震いする寒さの中、第122回キンカン行動が27名で取り組まれました。


 総選挙が終わったとたん、大間の建設審査申請といい、高浜原発に規制委が無責任な合格発表をしたことに、参加者の怒りが沸騰したキンカンとなりました。とくに12月の大津地裁判決で、大津地方裁判所が3つの条件を上げ、こんな状況下で規制委が「いたずらに速やかに」再稼働を決定するなど「到底考えられない」として、仮処分をする必要がないと判断したのに、その判断を嘲り笑うかのような、規制委のスピード合格判定に怒りが表明されました。


 同時に、12日の衆院選の後の共同通信の世論調査では、内閣支持率が下がり、憲法改正反対50%、集団的自衛権行使容認を支持しない55%、消費税増税反対57%、辺野古基地建設一時停止35%、即時白紙撤回28%と、どの問題でも世論は健全であることが明らかになっています(この世論調査では、原発再稼働に対する質問はありませんでしたが、あればきっと反対が50%以上を占めていたことでしょう)。

 原発を考えるびわ湖の会より、2014年1月24日(土)、13時30分~16時の予定で「原発より命が大事」の講演会が紹介されました。場所は成安造形大学内・「カフェテリア結」、資料代500円です。

 県内避難者のお話を聞くつどい実行委より、12月14日に開かれた「県内避難者のお話を聞くつどい」(証言集)一部300円が販売されました。避難者のそれぞれの体験がリアルに記されており、こんな事態が展開しているのに、再稼働なんてとんでもないと思わされます。

 今年最後のキンカンは、12月26日(金)JR膳所駅18時10分発で、関西電力滋賀支店前までデモ行進です。よろしく。

政治を変えよう!

2014年12月13日 08時16分39秒 | 組織
 第121回キンカンは、第2金曜日ということで、恒例のJR膳所駅から関電滋賀支店前までのデモ行進でした。

 
 この日は、夕方まで天気でしたが、夕方からやや雲行きが怪しくなり、18時直前には大きな雨が降るありさま。このところキンカンの日は、台風が近づいているときでも、直前には雨がやむなど、天候に恵まれてきましたのに、今日は駄目かなと観念しかけましたが、18時にはピッタリ雨がやみ、以後関電滋賀支店前まで、雨にも降られず、元気にデモ行進をしました。参加者は29名でした。


 デモ行進に先立って、原発をなくすための3つの道について、訴えがありました。

 1つは言うまでもなく、草の根の運動、国民の世論と運動の力です。全国で270を超える地域で、キンカン行動が取り組まれるという、かつてない運動が、原発ゼロを求め、再稼働を許さないという世論を作り出しています。その力が1年2カ月にわたって、原発が動かさせない力になっています。

 2つは裁判の力です。2011年3月時点で原発裁判は4か所でしか取り組まれていませんでした。原発裁判は石川県志賀原発・福井県もんじゅの1審裁判を除いては、全部負け続けていたのです。しかし、今では、原発裁判は全国29の裁判がとりくまれています。原発裁判がないのは、女川原発・東通原発・福島第一原発・同第二原発の4原発だけです。数が多くなっただけではありません。5月16日には福井地裁の名判決が出ました。8月26日には福島第一原発で避難させられて主婦が焼身自殺した事件で、遺族側の勝訴判決がありました。11月27日には大津地裁で実質勝訴の判決もありました。いま川内原発仮処分裁判が結審となり、高浜・大飯に対する仮処分裁判が福井で起こされました。これらに対する国民的支援が必要です。

 3つ目は政治の力です。川内市議会の多数や川内市長、鹿児島県議会の多数や鹿児島県知事のような、政治家を選んでいては、原発は稼働されます。14日は大事な政治を決める日です。原発ゼロ・再稼働反対の政治家を多く送り出すことこそ求められているのではないでしょうか。

 デモの後、来年1月2日が第一金曜日となりますが、正月のために休むことが決まりました。したがって、年末から年始にかけては次の通り行います。

 12月19日(金) 18時~19時 関電滋賀支店前
 12月26日(金) 18時10分JR膳所駅出発のデモ行進
 
 2015年
 1月2日(金)  休む。
1月9日(金) 18時10分JR膳所駅発デモ行進

う~ん今冬一番の冷え込みの中

2014年12月06日 08時31分48秒 | 組織
 第120回キンカンは、12月5日関電滋賀支店前でおこないました。
 しかし、この日は、今冬一番の冷え込みかと思われる猛烈な寒さ。大津の温度は最低温度は5度を切り、高くなっても10度を超えませんでした。それが夜になって、さらに冷え込む中でのキンカンでした。

 総選挙が始まって、この日は大津市でもあちこちで、個人演説会が開かれるなど、選挙活動をされる方もあり、時刻に集まったのは人は6人ほどでしたが、寒さを吹き飛ばしてやろうと、定刻通りに開始しました。湖南市からの人々が国道1号線が猛烈に混み、最終到着したのが18時30分過ぎでしたが、みんなで22人が集まり、元気に、スピーチ・コール・替え歌の合唱などを繰り返しました。


 総選挙下なので、選挙にわたることや、あるいは候補者名(今回は比例代表選挙があり、政党名も候補者名)なども、ハンドマイクを通しての訴えは許されていませんのでとの、司会者の注意がある中、参加者がそれぞれ、、寒さを吹き飛ばすユーモアも交えながら訴えました。

 流行語大賞の「集団的自衛権」と「ダメよ、ダメダメ~ン」はセットでよかったとの評も。それでいけば「原発再稼働」「も、「アベノミクス」も、「ダメよ、ダメダメ~ン」ですね。

 次回は、12月12日(金)、JR膳所駅18時10分出発です。