BSE&食と感染症 つぶやきブログ

食品安全委員会などの傍聴&企業・学者・メディア他、の観察と危機管理を考えるブログ by Mariko

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衆院:農水委員会のBSE質疑で油脂・血液飼料の問題指摘&食安委内紛

2005年07月27日 15時12分56秒 | アメリカ牛は安全か?
本日の衆議院農水委員会の質疑がありました。かなり興味深い内容です。専門家の話をわかりやすく聞くチャンスです。

質疑の中継ビデオは、下記の検索で
平成17年7月27日 農林水産委員会 を指定して、
「検索」ボタンを押すと出てきます。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.cfm?ex=VL

大枠の話の流れと発言を、まにあな日記さんがまとめてくださいました。感謝(^^
昨日の衆議院農水委員会
http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/50011003.html

さて、ビデオを見て私が印象的に感じた内容。。

今回の答弁ですが、国にいい加減な分析をされ、ウソの報告書※を出されて、無視されていた代用乳の中の油脂と血漿蛋白の汚染が、感染ルートとして検証され、ようやく日の目を見たこと、現場の先生方の声が初めて、一般市民の見る公けの場に出てきたことについて、とても大きな意義を感じています。
※【必見】国の代用乳の報告書のウソを学術的に指摘くださっている論文はこちら
http://home.hiroshima-u.ac.jp/yiwa/index1.html
↑恣意的な、国のトンデモ報告書はもっと問題にされるべきだと感じています。参加者は税金を返納しろって感じ。議員さんと消費者団体の方は今後ぜひ、その点に触れていただきたいです。

それと、米国は油脂と血漿蛋白、鶏糞の規制が全然ないので、その問題を今後のプリオン専門調査会の審議に反映させなければならないわけですが、果たして8月1日の調査会ではどういう話になるか。これら問題点の指摘がちゃんと、国民の健康を守る審議の場に反映されるのか、見ものですね。

それから。。

21ヵ月、23ヶ月の牛がBSEでないと言われている学者は
「にわかプリオン研究者」しかいないのではないか、という
プリオン研究者の品川先生のご指摘、

牛の飼料への血液、油脂の飼料への混入、牛の肉骨粉を与えた鶏糞飼料などを
疫学的に調査する調査する必要があるという、飼料研究者の木村先生のご見解、

そして、全ての立場で情報を共有すべきであるという木村先生のご見解、

食品安全委員会がリスク評価部門として独立してる状態とはいえず
専門委員の品川先生が辞表を提出されても受理されていないことの詳細、
理由などが語られています。

外食産業の方は、ずっと「危険部位の完全除去が安全を担保する」と主張されてました。
「完全」除去が可能かどうかは、行政も否定したし、私も、過去にもつらつらと情報をUPしてきましたが、
平川研究室のblogの情報もご参照
http://hideyukihirakawa.com/blog/archives/200507/250235.php

ほかにもいろいろありますので、食の安全に興味ある方はぜひ、
ビデオをご覧ください。

なお、この委員会で配布された、BSEと飼料問題の会報をご覧になりたい方は
下記参照

日本のBSE感染源は肉骨粉ではなく「代用乳材料の汚染」説 &米国2頭目
http://blog.goo.ne.jp/infectionkei2/e/23ab0dde4b4a2cdbbb3ec688de8e9bb8

7月28日追記
品川先生の食安委に関するご発言を「なにをいまごろ国会で」というようにいわれる方もおられますが、私は、食安委をずっと傍聴してきて、いろいろ諸事情があったとお察しします。国民としては、品川先生の告発は、食品安全委員会がどういう状態にあるのかがよくわかるので、これからもどんどん、発表してもらいたいなぁと思いました。膿を出さないと、今後に、正しい審議が行われるのかは信じられませんでしょう。

食の安全はまずは、信頼の上に成り立つものです。評価機関の根底に問題があるようでは、消費者も警戒しなければなりません。私は内部告発大歓迎ですし、内情をお話し頂くには、告発者を非難するべきではないと考えています。(しかし早ければ早いほどいいと思います。)それによって、食安委の体質が改善され、真の国民の食の安全に寄与するのであれば、どんどんやっていただきたい。

なお、朝日新聞のこの記事は、タイトルが間違ってますね。
「不満」ではなく「不信」が正しいでしょう。あの審議経緯は「本当におかしかった」もん。議事録を読めばわかるように、他の少なからずの先生方も怒っておられましたよ。「不満」じゃ、まるで、わがままで辞意を表明したみたいじゃないですか。品川先生に失礼ですよ。

20ヶ月齢で区切ることのナンセンスさは殆どの委員がいわれてたんですから。

プリオン調査会専門委員が辞意 報告書のまとめ方に不満(←朝日のミスリード・タイトルと私は思う)
http://www.asahi.com/life/update/0727/008.html
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