sanzeのノート

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本日のNHKワールドWaveトゥナイト @nhk_tonight まとめ

2013-03-08 22:53:49 | 終了・NHKワールドWave

国連安保理、北朝鮮制裁決議を全会一致で採択

 

北朝鮮の流行語「やると決めたらやる」

体制固めとアメリカを交渉のテーブルに引き出したい

 

パク・クネ大統領

「国民が飢えているのに核兵器を開発する国は、どの国も自滅する」

 

韓国政府は、延坪島攻撃のような直接攻撃は想定していない模様

 

PKOフィリピン軍隊員全員無事の映像がネット上に公開

平和部隊の縮小・撤収が懸念される

 

チャベス大統領の遺体を永久保存へ

政府・与党側が人気を利用

 

NLD党大会、明日からヤンゴンで

1990年の選挙で圧勝、政府は結果を無視

2015年の選挙で圧勝が目標

前回の補欠選挙で、45の議席のうち43を占める

ただし、議会の十分の一にも満たない勢力

 

軍関連企業と中国企業が開発する銅山

生活水汚染に抗議する住民を警察が強制排除

スー・チー氏が即座に訪問

政府の調査委員会委員長に就任

解決案を示せず

少数民族、政府と武力衝突繰り返す、カチン

政府の和平は、一部を除き難航

スー・チー氏は当初、少数民族の権利を守ると主張

最近は、発言が減る

国際人権団体が不満

スーチー氏の父アウンサン将軍が少数民族との間で結んだパンロン合意の再現が期待される

 

スー・チー氏の現実路線

大統領を目指す

憲法改正には四分の三以上の賛成が必要だが、四分の一が軍人に割り当てられているため、軍の協力が必要

軍のトップとの会談模索中

政商から寄付

家族のミャンマー国籍・軍の知識を求める大統領の資格要件が、壁

 

ケニア大統領選挙

結果発表が遅れる

有力候補陣営が不正主張

前回選挙でも、混乱で1100人死亡

 

ローマ法王を選ぶコンクラーベ

システィナ礼拝堂

日程は未定

 

ビンラディンの娘婿が拘束・起訴

 

食肉加工品1日160グラム食べると、早死にする割合が高まる

塩分、悪玉コレステロールが原因

 

ソウル大学美術館で韓国発の日本現代美術の展覧会

1970年代以降の作品が年代順に展示


和田春樹『北朝鮮現代史』岩波新書、2012年 小見出し 詳細目次

2013-03-08 21:58:21 | 小見出し新書

和田春樹氏は、東京大学名誉教授、東北大学東北アジア研究センター・フェロー。専攻は、ロシア・ソ連史、現代朝鮮研究。

略目次

まえがき

第1章 金日成と満州抗日武装闘争―一九三二~一九四五
第2章 朝鮮民主主義人民共和国の誕生―一九四五~一九四八
第3章 朝鮮戦争―一九四八~一九五三
第4章 復興と社会主義化―一九五三~一九六一
第5章 遊撃隊国家の成立―一九六一~一九七二
第6章 劇場国家の明と暗―一九七二~一九八二
第7章 危機と孤立の中で―一九八三~一九九四
第8章 金正日の「先軍政治」―一九九四~一九九九
第9章 激震の中の北朝鮮―二〇〇〇~二〇一二

あとがき



細目次


第1章 金日成と満州抗日武装闘争―一九三二~一九四五


金日成の生い立ち

吉林時代の金日成

満州抗日武装闘争の開始

祖国光復会と普天堡戦闘

東北抗日聯軍の危機

前田部隊全滅

越境入ソ

第八八特別旅団

朝鮮工作軍団の決定

帰国

 

第2章 朝鮮民主主義人民共和国の誕生―一九四五~一九四八


日本の統治からの解放

ソ連軍による占領

ソ連の占領方針

共産主義者たち

金日成の登場

北分局第三次拡大執行委員会

北朝鮮臨時人民委員会

土地改革

ソ連型人事制度

労働法令・男女平等権法

北朝鮮労働党の誕生

軍創設の準備

北朝鮮人民委員会の成立

南の革命の基地

前進する経済建設

米ソ共同委員会決裂

朝鮮人民軍と憲法案

単独選挙と分断国家の誕生

 

第3章 朝鮮戦争―一九四八~一九五三


国土完整と北伐統一

朝鮮側の意欲と大国の抑制

武力統一への意志表明

開戦許可求める北朝鮮

スターリンのゴー・サイン

金日成、ソ連・中国を歴訪

三段階の作戦計画

開戦

国連軍統一指令部と仁川上陸作戦

中国、出兵を決断

米中戦争はじまる

一進一退の攻防

停戦会談を推進

停戦会談はじまる

戦争の最終段階

再びスターリンと会談

停戦協定に調印

おびただしい犠牲

金日成の政治的勝利


第4章 復興と社会主義化―一九五三~一九六一


戦後復興と社会主義諸国の援助

中国軍の駐留

経済の再建

穀物買い付けの危機

南日声明の波紋

ソ連系批判のはじまり

五五年十二月党中央委全員会議

もうひとつの十二月会議

スターリン批判の影響

金日成不在中の反対派結集

八月中央委全員会議

反対派の敗北

ソ連、中国の介入

九月中央委全員会議

ソ連系、延安系の抑圧と追放

社会主義体制の成立

中国軍の撤退

日本からの帰国船の到着

チュチェ宣言

二つの相互援助条約の同時締結

勝利者の大会

 

第5章 遊撃隊国家の成立―一九六一~一九七二


当初の前提

中ソ対立の間で

日韓条約と韓国軍のベトナム派兵

金日成、チュチェ思想押し出す

中国との関係の冷却化

南朝鮮革命路線の採択

唯一思想体系の確立

抗日遊撃隊員として生きよう

チュチェ思想と遊撃隊国家の成立

ベトナムとの距離

武装遊撃隊の南派

統一革命党の組織と壊滅

遊撃隊作戦の失敗

中朝改善

労働党第五回大会

七・四共同声明

一九七二年憲法改正

 

第6章 劇場国家の明と暗―一九七二~一九八二


金正日の登場

後継者として承認される

経済政策の修正と大量プラント輸入

飛躍の失敗から危機へ

経済危機とたたかう遊撃隊国家

「抗日遊撃隊式で」

「速度線」の現実

韓国民主化運動おこる

ふたつの拉致作戦

韓国のクーデターと自由光州

第六回党大会と十代展望目標

大記念碑的建造物

家族国家論


第7章 危機と孤立の中で―一九八三~一九九四


ラングーン事件と三者会談の提起

ソ連、東ドイツ訪問

中ソとの調整、南北の接近

合営法と合弁企業

「社会的政治的生命体」論

白頭山密営神話

チュチェ農法の行き詰まり

ペレストロイカとソウル・オリンピック

大韓航空機爆破事件

日朝交渉へ

盧泰愚の積極外交

北朝鮮のまきかえし

冷戦の終わり、韓ソ国交樹立

危機打開の方策

金丸・田辺代表団訪朝

日朝交渉開始

核問題と「李恩恵」問題

非核化に関する共同声明

ソ連の終焉

北経済の水準

北経済の崩壊

新特区の設定もみのらず

金正日後継の準備

中韓国交樹立

核カードと米朝交渉

伝統的国家論

九四年の戦争危機

戦争の危機とその回避

 

第8章 金正日の「先軍政治」―一九九四~一九九九


金日成の死

継承の困難

軍隊の掌握

自然災害と食糧危機

苦難の行軍

飢餓と大量死

正規軍国家の成立へ

憲法改正による国防委員会の創出

南北経済交流の始まり

強盛大国建設をめざして

「先軍政治」という自己認識


第9章 激震の中の北朝鮮―二〇〇〇~二〇一二


ロシアとの関係正常化

南北首脳会談

米朝接触

新経済政策の提唱

日朝関係打開の模索

経済改革

日朝首脳会談と日朝平壌宣言

拉致問題で暗転

核問題と六者協議

小泉首相の再訪朝

核武装の意図

裏切られた期待

六者協議〇五年九月声明

核実験と経済制裁

日朝貿易停止へ

米朝、日朝の再接近

金正日の病気

中国との結合の強化

人工衛星の発射と憲法改正

核実験とクリントンの訪朝

デノミの失敗と天安艦事件

第三回党代表者会

金日成生誕一〇〇年に向けて

延坪島砲撃事件

強力な指導者の死

 


放送大学 ヨーロッパ政治史 飯田芳弘 学習院大教授 第9回 経済危機と政治 まとめ

2013-03-08 20:55:53 | 閉講・ヨーロッパ政治史(放送大学)

第9回 経済危機と政治

 

世界恐慌から第二次世界大戦勃発までの時期は、ヨーロッパにおける国家の発展の上で重大な画期となった。まず、経済危機に対する各国の政策的対応の違いを分類して説明する。また、経済危機への対応としてなされた政治勢力の再編が、第二次大戦後の政治体制を準備するような事例を紹介する。最後に、ヨーロッパにおける民主政治の発展を挫折させた象徴的な事例であるナチズムについて説明する。

 

世界恐慌への対応

一般に、第二次大戦後のような拡張的な経済政策は採られなかった

 

金本位制

第一次大戦の戦費調達のため、金本位制と健全財政を捨て去り、財政赤字

インフレ収束と通貨価値安定化が課題

金本位制復帰が各国の目標

金本位制による経済の自然調整作用への信頼

崇拝にも似た金本位制的メンタリティ

1920年代以降、次々と復帰

世界恐慌に対応できず

拡張的な経済政策を嫌う

スウェーデンのケインズ主義的な財政出動は、ごく例外

 

金本位制離脱が早かったイギリス・スウェーデン

金利・通貨切り下げ

スウェーデンはさらに、景気回復を約束し、有効需要創出のため財政政策を打つ

社会民主党は、農民党との「赤緑連合」結成

公共事業と農業補助金

イギリスは失業保険制度があったので、救済は逆に制度の枠内にとどまった

イギリスは閉鎖的な大蔵省主導、拡張策を否定

スウェーデンは官僚・政党・知識人・民間に開かれた政府で、新しい政策にトライできた

 

金本位制離脱が遅れたベルギー・オランダ・スイス・フランス

デフレ政策で裏目

経済的・政治的危機

一定の計画の下、政治経済構造を改革=プラニスム

信用機構と基幹産業の国有化

公共事業

行政権の強化

カトリックと社会主義に分断された労働者を団結させる

中間層や知識人との連携

ファシズムから民主主義を守る

 

北欧や西中欧の小国

議会制民主主義と議会外ネオコーポラティズム

民主主義と結び付いたネオコーポラティズム

階級間のパートナーシップ、政党党派間の妥協の文化

官僚制と政党と利益団体間の交渉

集権的な中央政治の場

 

北欧

デンマーク・スウェーデン・ノルウェーの赤緑連合

労使間の基本協約を締結

社民優位

 

西中欧諸国 ベルギー・オランダ・スイス・フランス

自由主義・キリスト教宗派・社民主義が拮抗

ブルジョアと社民の提携

労使間の和解

オランダ社会民主党

オランダ版プラン、ブルジョアに受け入れ可能

社会民主党の体制化

 

ドイツ

世界恐慌の打撃

議会多数派ではなく大統領内閣ブリューニング政権

ドイツにおける金本位制的メンタリティーの強さ

ハイパーインフレの記憶から、インフレを恐れ、平価切り下げに消極的

歳出削減と増税によるデフレ政策

ヨーロッパ最悪の失業率

青年層の荒廃

大胆な失業対策を掲げたナチスへの期待

ナチズムの権力掌握

ワイマール体制崩壊

全体主義化

ナチズムは議会制民主主義を否定

「自由」を極限まで制限し、独特の「参加」を組む込むファシズム的な民主主義

資本主義と非民主主義の結合

人間の利己的な利害でも官僚による統制でもなく、政治的意志こそが経済を動かす原動力であるという発想

国力の極大化によって階級対立は解消

ナショナリズムではなく人種主義


3月7日(木)のつぶやき

2013-03-08 01:07:13 | 日記

下衆の勘ぐりをする人にとって、自分自身は聖人らしい。


放送大学 ヨーロッパ政治史 飯田芳弘 学習院大教授 第8回 第一次世界大戦の衝撃と遺産 まとめ goo.gl/ux46W


放送大学 労働経済 松繁寿和 阪大教授 第15回 格差とセーフティーネット まとめ goo.gl/rJ6Le


本日のNHKワールドWaveトゥナイト @nhk_tonight まとめ blog.goo.ne.jp/independman/e/…



井手英策『日本財政 転換の指針』岩波新書、2013年 小見出し細目次

2013-03-08 00:38:05 | 小見出し新書

井手英策氏は、慶應義塾大学経済学部准教授(財政社会学)

 

略目次

第1章 財政の理念を考える-「ユニバーサリズム」とは何か

第2章 「土建国家」の成立と零落-分配できない国家の憂鬱

第3章 日本社会の何が壊れてしまったのか

第4章 財政再建をどう進めるか

第5章 新しい財政のグランドデザイン-受益が築く尊厳と信頼

第6章 公正な社会をめざして-新しい正義の財政基盤

あとがき

 

細目次

第1章 財政の理念を考える-「ユニバーサリズム」とは何か

 

「社会が支える財政」へ

増税ができない政府

「不服従」と「連帯」

受益と痛税感

政府への不信

信頼するということ

不信社会日本

寛容なき社会

「連帯のパラドックス」

なぜ再分配が必要か

配分的正義と矯正的正義

尊厳の公平とは何か

ユニバーサリズムの核心

ユニバーサリズムのメカニズム

恫喝の政治を超えて

 

第2章 「土建国家」の成立と零落-分配できない国家の憂鬱

 

突出した公共投資

日本財政のあゆみ

1970年代の社会保障の拡充

財政投融資による見えない公共投資

革新勢力の一掃

土建国家への分岐点

臨時異例の財政措置

「日本型福祉社会論」

農村における公共事業

公共投資と地方自治

族議員政治の基礎としての公共投資

保守イデオロギー

もうひとつの原動力-減税

減税の果たした役割

土建国家の正当性

成長を前提とした統治構造

「増税なき財政再建」から公債急増の時代へ

土建国家の極大化と零落

 

第3章 日本社会の何が壊れてしまったのか

 

「安心」と「信頼」

「家」の論理

経営家族主義と日本的経営

官僚制と統治構造

個の多様化

土建国家と安心

揺らぐ社会の基礎-人間関係の希薄化

女性の「家離れ」

経済の地殻変動

裏切る企業

政府への不信感

都市と農村の利害対立

財政ニーズの転換-社会保障へ

機能不全化する分配のメカニズム

増税による社会保障充実の可能性

変えられなかった財政

 

第4章 財政再建をどう進めるか

 

ワークフェア・モデルとしての福祉国家

予算制度改革-アメリカの場合

支出の弾力化と富裕層増税

税財政改革-スウェーデンの場合

健全化を維持するための改革

財政再建策のパッケージ化

ドイツとフランスの苦闘

新しいリスクへの対応

現金給付への傾斜

総枠締めつけ方式による予算編成

シーリング予算の実態

民意反映のできない日本財政

消費増税の問題点

租税抵抗を緩和するための努力

 

第5章 新しい財政のグランドデザイン-受益が築く尊厳と信頼

 

「連帯のパラドックス」の時代

財政の原理としての「公共家族」

連帯とユニバーサリズム

国と地方の役割-生存保障と生活保障

自治体の使命

社会保障をどうするか

奪い合いの政治

軽視される家族

貧弱な障害者給付

公共投資の激減がもたらしたもの

ムダの削減とコミュニティの破壊

脱土建国家の公共投資

地方が主人公となる公共投資

意思決定への住民参加

智頭町における秩序の再構築

参加型予算の限界

汗をかく民主主義

社会をまとめる原動力としての地方自治体

 

第6章 公正な社会をめざして-新しい正義の財政基盤

 

税の公平性

ふたつの正義と所得税

法人税減税は不可避か

富裕層への課税

スウェーデン型地方税制との違い

地方消費税の可能性

配分的正義の税

「水平的調整」の誤解

財政調整は誰の責任か

税と社会保障の曖昧さ

生存保障には租税を

何のための企業負担の軽減か

企業の受益を高めて負担を求める

財政再建至上主義の陥穽

尊厳と信頼の社会へ

 

あとがき