【AFP=時事】中国・北京で6月30日、総工費1200億元(約1兆9000億円)の巨大な新空港、北京大興国際空港が完工した。開業は9月30日。70回目の建国記念日「国慶節」の前日に当たる。

 中華人民共和国は1949年10月1日、毛沢東によって建国が宣言された。国慶節には北京中心部で大規模な軍事パレードが行われ、習近平国家主席が閲兵する。新たなハブ空港の開業日には中国共産党の統治70周年を祝賀する意味もあり、国慶節に彩りを添えることになる。

 天安門広場から南に約46キロ離れた新空港は、ヒトデに似た外観の近未来的なターミナルビルと滑走路4本を備え、年間旅客数は最大7200万人を見込む。全施設の本格稼働は2025年を予定している。

 2040年までには滑走路を軍用1本を含む計8本に拡張し、年間旅客数を1億人に増やす計画だ。設計関係者によれば、これは単一ターミナルの空港の旅客処理能力としては世界最大になるという。

 新空港プロジェクトの工費は、鉄道路線や道路の整備も含めると総額4000億元(約6兆3000億円)に上る。 【翻訳編集】AFPBB News

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この空港から、さらに大路の観光客が日本に押し寄せてくると考えると、ぞっとします。空港がこれだけ立派になるのですから、マナー向上も中国人には望みたいところです。