新幹線で唯一、座席でたばこが吸える東海道・山陽新幹線の喫煙車が、東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年の春までに廃止されることになった。

 前回の東京五輪と同じ1964年の開業時は「全席喫煙可」だった新幹線。それから約55年を経て、列島を走る全ての新幹線から喫煙車が姿を消すことになる。

 JR東海・西日本によると、今年3月のダイヤ改正で、東海道区間(東京―新大阪)と山陽区間(新大阪―博多)を直通する「のぞみ」と「ひかり」の全定期便が、全席禁煙の最新車両「N700Aタイプ」に置き換わった。車両間のデッキに設けられた喫煙ルームでの「立ちたばこ」は引き続き可能だが、「車窓を楽しみながら座席で一服」はできなくなった。

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これは、結局、喫煙率が下がり、喫煙車がガラガラになって、喫煙車を設けておく経済合理性がなくなったことだとおもうのです。こういう発想で、飲食店も全面禁煙になればよいのです。美味しい店なら、どんどん繁盛しますから。

ともあれ、公共交通機関にまだ「喫煙車」が存在することが信じられません。歪な国、日本です。