JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

映画 「吸血髑髏船」

2008-09-20 | 映画(DVD)
シネマヴェーラ渋谷 「妄執、異形の人々Ⅲ」

「吸血髑髏船」1968年 松竹 監督:松野宏軌

金塊を積んだ貨物船・竜王丸が海賊に占拠され、新婚旅行中の依子(松岡きっこ)は陵辱された挙句、夫(西村晃)と共に殺されてしまう。数年後に依子の双子の妹・冴子(松岡きっこ2役)は沖で竜王丸を発見し、姉の亡霊が目の前に現れる…。

怪奇特撮映画。吸血といっても亡き若妻に自分の血を輸血し続けるマッド・サイエンティストが登場するぐらいで別に船が血を吸うわけではない。ここでの吸血は怪奇と言う意味に捉まえておけば良いのか。(やたら蝙蝠は登場します。)

松岡きっこのロングヘアとでかい瞳。姉と妹でのメイクの違い。それに2人の男優の豹変が見所。

事前情報で大活躍とあった西村晃が冒頭いきなり銃殺されちゃって、その後なかなか出て来ずやきもき。
冴子の心の支えとなる神父(岡田真澄)がそれらしくない良心的神父で胡散臭さでいっぱい。そんな役のわけがないと思っていると案の定・・・
マッドサイエンティストと醜い素顔に戻った悪役ボスとの対戦となって一安心。こうでなくっちゃ。
西村晃の死にっぷりも良いです。

勿論、他の悪役たち、金子信雄、小池朝雄、内田朝雄、山本紀行(この方はちょっとしか出ませんが可哀そうなので仲間に入れて)の各キャラの好演も忘れてはなりません。

不死身の松岡きっこ(2役で何回死んだんだ!
海に浮かぶ足を鎖でつながれた骸骨の群れ。
ギターの効果音もGOODでした。

あまり突っ込まないよう心がけ、怪奇映画として楽しみました。

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