JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

映画 「東京ディープスロート夫人」

2008-09-21 | 映画(DVD)
シネマヴェーラ渋谷 「妄執、異形の人々Ⅲ」

「東京ディープスロート夫人」1975年 東映 監督:向井寛

人体改造を施され、喉に性感帯を移植された女が復讐に立ち上がる!モデルの久美(田口久美)にはプロボクサーの健一という恋人がいたが、暴力事件をきっかけに破局してしまう。久美は御曹司の英夫と結婚するも政界の実力者である義父・武彦(室田日出男)は久美の美貌に目をつけ・・・。

今回の特集にラインアップされるまでこの映画は日活だとばかり思っていました。
だって同年の田口久美主演の「東京エマニエル夫人」は確かに日活じゃないですか。
当時の邦画会は何でもありかい。

洋物ポルノ「ディープスロート」が話題になった頃、こちとらはR18に引っかかる少年。興味深々でリンダ・ラヴレースと違って指を咥えていたのみ・・・
日本ではカットが多すぎて1本の作品として成り立たなかったとか。おそらく本場のディープスロートと比べても本作のほうが名作であるに違いない。(本場もの見てないけど絶対そうに決まってる

何しろ移植手術しちゃうんですから。(手術シーンのチャチな事
戦場で口を吹っ飛ばされた男が応急処置で女のアレを移植されちゃうという小話が大好きなんですが思い出しちゃいました。それと肩を並べるバカバカしさ。

モノは移植できても神経は無理。全身不随になる恐れも。しかし、人間には適応能力というものがある。移植する事により咽喉周辺の性感が高まる可能性もある。
このわずかな可能性に掛けた性器、じゃなかった世紀の大手術は思った以上に大成功。
喉にアレがあると食事も大変。食べ物を嚥下する度に身悶える。ついにはバナナを丸呑み。

大真面目な顔して室田日出男や渡辺文雄の吐く科白に劇場内も爆笑。
「学会に報告できないのが残念・・・」
「ほら、こっちが空いているじゃないか・・・」

おバカ映画だけに留まらず、ポルノ映画本来の魅力としても見応えがあるところが凄い。
お上品と下品の微妙な境界を行く田口久美の派手目な美貌による所も大か。
玉の輿から家出してトルコに堕ちても、上流の雰囲気を忘れないファッションとか。

こうなると本場の方も見たくなってきます。
勿論、ここで言う本場の方とはリンダ・ラヴレースではなく田口久美「東京エマニエル夫人」(日活)の事ですよーーーだ・・・

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