生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1503 ・30人ほどに減った関電前の脱原発アクション

2013-02-02 07:03:39 | 日記

おはようございます。                                                                           生き生き箕面通信1503(130202)をお届けします。

・30人ほどに減った関電前の脱原発アクション

 昨日2月1日は金曜日。ということで、大阪では関電前で脱原発アクションが行われました。夕方、暗くなった午後6時半ごろ、いつもは関電通用門の社員退出口付近でシュプレヒコールを繰り返すのですが、昨日はこの周辺は人影ゼロ。正面玄関にかけて、30人ほどが三々五々、プラカードを胸に下げて立ち、通りかかる人々に「脱原発」を訴えていました。

 午後7時ごろ、無人の通用口付近で誰かが怒鳴っている様子。見に行くと右翼の名称らしい腕章をした5人ほどが、口々に「お前ら、何しとるんじゃい」と口汚くののしっていました。それを、大阪府警の機動隊員が、脱原発行動の集団に近づかないよう引き離していました。

 7時過ぎには、ぽつぽつ雨が落ちてきました。片隅の路上では、こたつに毛布をかけて、「星空交流会」の準備ができていましたが、ぼくは傘ももっておらず、途中で引き上げました。

 「フクシマ」では、問題の根源はほとんど何も変わっていません。4号炉の使用済み核燃料を保管しているプールは、とりあえずの仮補強をしただけのままだから、ここが崩れたら、拡散する放射能を止める手だてはありません。避難し、自分の家に帰ることができない人も大勢残されています。

 朝日新聞、読売新聞の本日の朝刊トップは、そろって「原子力規制庁の審議官が公表前に報告書を原電に漏らしていた」ことを取り上げています。「原子力帝国」の体質は、遺伝子が脈々と受け継がれ少しも変わっていないようです。

 あと1か月ほどで、2年目の「3・11」です。わずか2年のうちに、状況はすっかり変わりました。安倍政権と「原子力帝国」は、「フクシマで何か具合の悪いことでもありましたか」とでも言わんばかり。被災者を置き去りにしたまま、「原発復活」を試みています。

 世界は、「あのフクシマ事故があった日本は、いま何をやっているのだろう」といぶかしく見ているようです。原発が復活してきたことが信じられないのです。

 「原発復活」を許しているのは、私たちです。力が不足しているために、原発ムラの暴走を止められずにいます。しかし、だからといって抵抗を止めるわけにはいきません。何かやり方があるはずです。何か見つけられるまでは、今の関電アクションを続けるほかありません。


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1 コメント

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哀しむなかれ! (はなたか爺)
2013-02-02 14:57:07
崩壊原発が存在し、核汚染が広がっている、これは紛れもない現実です。
崩壊原発は収束廃炉処理できない、核汚染は除染消去できない、これは厳粛なる現実です。
原発推進派も、脱原発派も、無知不感派も、無関心派も、ことなかれ派も、みんな全員、全生物は、核反応の前には全く無力で、等しく放射線によってDNAを傷つけられ、滅ばざるを得ない。
100年もこのままの状態が続くわけがない、早ければ数年で、おそらく10~20年で、大破局が始まるでしょう。
隠蔽と欺瞞と矮小化によって福島の現実を国民の目から遮断できたとしても、全ての原発を形造るコンクリートと鋼鉄の耐用年数がやってきます。
凄惨な大崩壊事故を回避できたとしても、使用済み燃料と核汚染廃棄物の処理で、進退窮まります。

覚悟を決めて、冷静に、最善を尽くすしかありません。どうなっていくのか、何ができるのか、じっくり考え、徹底的に働きましょう。
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