お早うございます。
生き生き箕面通信2001(140616)をお届けします。
・良識のある有権者の受け皿がない――立ちすくむ民主党の罪
民主党がほとんどなすところなく、立ちすくみ状態を続けています。野党第一党としての役割を果たすことができず、存在感がまったく感じられません。といって社民党、共産党も、万年野党、それも少数野党から抜け出ることができずにいます。
安倍政権は、いわばいけいけどんどんです。憲法9条を骨抜きにして実質的に改憲する集団的自衛権の行使容認も、粛々と進められています。公明党が多少抵抗したような恰好をつけていますが、安倍氏周辺は余裕綽々、「ま、公明党の顔も立ててやるか」程度で決着させる段取りになっています。
こころある有権者は、イライラが募るばかりです。野党第一党の民主党は、いつまで安倍政権の暴走を放置するのでしょうか。
安倍首相との党首討論で、民主党の海江田代表は有効打を放てませんでした。集団的自衛権に対しても、海江田氏は民主党の立場を明確に示せず、はっきりと「行使容認反対」を打ち出せませんでした。安倍首相の憲法改正路線から解釈変更だけで改憲する路線への転換についても、はぐらかされて有効打にはなりませんでした。
「集団的自衛権について、民主党はこう考える」と立場を明確に打ち出せないのは、ご承知のように党内が行使容認反対派と賛成派の真っ二つに割れているからです。”言うだけ番長”とやゆされる前原誠司という男を筆頭に、第2自民党的な立場の野田、岡田、安住、枝野、玄葉氏らのほか、消費税増税を持ち出した菅直人氏を含め、胡散臭い連中がたむろしています。
安倍政権を倒すには、野党が結束して当たらなければ、太刀打ちできない。その意味でも、野党再編が不可欠ですが、遅々として進まない。むしろ、維新と結が統合し、民主党の前原氏らも一緒になって、まさに第2自民党が誕生しそうな雲行きです。
こころある有権者が投票できる政党は、まだ姿が見えません。
期待の小沢一郎氏の動きも、よくわからない。「オリーブの木」構想が動き出す気配も感じられません。
いまはじっと雌伏の時ということでしょうか。
では、雌伏の時を、どう乗り切るか。来たるべき反転攻勢の時に備えて、どんな準備をしておくか。
やるべきことは、腰を落ち着けて、仲間づくりをするほかない、といえそうです。ミニ・グループをいくつもいくつもつくって、来たるべき時に備える。
2年後の総選挙で成果をあげられなければ、その次の選挙へ向けて同じように努力する。それをエンドレスに続けるほかなさそうです。
必ず、「その時」は来る。間違いなく来ます。その時に備えて、「揺るがないあるべき日本の姿」を構築しましょう。「日本の未来図」を描きだし、認識を共有しましょう。
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