おはようございます。
生き生き箕面通信1227(120418)をお届けします。
・大飯原発再稼働に反対してハンストが――
「私たちはいま経済を持たせるためにも使える電気は利用すべきだ。
原発は必要不可欠。そうでなければ、日本は集団自殺になる。核放射
線の高濃度廃棄物はいずれ子孫が解決してくれるでしょう」――これが
原発維持・推進派の言い分です。原発ムラの言い分です。民主党政権
中枢の仙石、野田、枝野氏らの言い分でもあります。
本日4月18日の読売新聞の社説は、「原発再稼働問題 冷静で現実的
な議論が重要だ」というタイトルで、「原発を再稼働できないと、関電管内
で今夏、最大約20%の電力不足が見込まれる。地域経済に大きな打撃
となる。計画停電となれば生産計画も立たずに企業が逃げ出し、空洞化
が加速しよう」と、電力危機をあおっています。休止している火力発電など
の設備を活用すれば、電力不足など起こるはずもないという見通しがある
にもかかわらず、それはあえて無視する。そんな一方的な言い分です。
「読売だから仕方がない。いつものことだ」ではすまされない言い分です。
「冷静で現実的な議論をしなければならない」のは、読売の方です。
むりやりにも再稼働させようとする政府に抗議して、東京の経産省
本省前で抗議のハンストが続いています。昨日は、社民党の服部良一
議員がこれに加わりました。こうした動きについては今朝の朝日も読売
も一切報じないので、服部議員からの「決意表明のメール」を再掲します。
「議院議員 服部良一です。
私は、大飯原発3・4号機再稼働を阻止するため、本日2012年4月17日
正午より48時間のハンストを宣言しました。
これは、経産省テント広場で開始されたハンストに連帯するものであり、
私は本日正午より開催されたハンスト突入集会・記者会見に参加し、
私自身もハンストを開始すると宣言をした次第です。
私がハンストを行うのは、もちろん、政府が大飯原発3・4号機の再稼
働を要請する決定をしたことに対して、許し難いという怒りを表明する
ためです。
同時に、再稼働を止めるため、国会質疑、官房長官申し入れをはじめ
として、様々なチャネルで政府に働きかけてきたにも関わらず、このよう
な政府決定を許してしまった責任を感じているためでもあります。
しかし、まだ勝負はこれからです。私は、志を同じくするみなさまとの
連帯の意を表するとともに、再稼働を阻止すべく全力を尽くすことを誓
います。
なお、国会議員としての職責があるため、テント広場で一緒に座ること
はできないことをご理解下さい。また、ハンストにより私の国会活動に支
障をきたすことはないということを申し添えておきます」