私は夏ごろからNHKオンデマンドに入会しているが、最近ほとんど見ていなかった。
そして本日、孔子の『論語』を解説した2011年5月25日放送分を見た。
講師は佐久協(やすし)先生。途中から東レで重役になった佐々木常夫氏も加わった。キャスターは堀尾正明さん。
そこでは、色々な論語の役に立つ話をされていたが、コロナ禍の現在、一番大事なのがこれではないかと思い、取り上げさせていただいた。
逆境に会うと、自分も含めて人間はうろたえるのが普通だ。
孔子も60歳を過ぎてから14年間も国を追われ、息子や弟子の死に遭遇。
そうして敵に切り殺されそうになっても、
「私には正しい政治を広めるという天命があるから、殺されることはない」と言って生きることができたという。(普通なら、私を殺せば天罰があるぞと脅すところ)
これは、非常に楽観的とも受け取れるが、信じているからこそ強い。
佐々木氏も仕事で忙しい中病気の奥さんや息子さんを抱えながら、「運命を引き受けよう」と前向きに立ち向かったとのこと。
現在、コロナ禍で多くの方が不安になっている(私も含めて)が、
恕(じょ、思いやり)の精神を大切にし、
「精一杯頑張っていれば、必ず誰かが助けてくれる」という思いで生きることにしましょう。と
講師の方々がおっしゃっていました。
PS
西洋では裏か表かの2者択一だが、東洋ではじゃんけんのように3つが勝ちと負けの相手を持っていて、面白いとのこと。
ということで、多方面から考えると良い発想が得られるかも?!