週末息抜きシリーズ。今回は久しぶりにピアノを離れてトランペット。
When the Heart Emerges Glistening。Ambrose Akinmusireというアメリカの若手ラッパ吹きの作品です。
アメリカJazzの奥深さを感じさせる、素晴らしい作品。ヨーロッパでリリカルなピアノや前衛的な演奏が出てきても、やはりJazzの本国はアメリカ。特にホーンは層が厚い。
抑制されたものであっても、極めて強い感情表現。
知的なメッセージを込めた、そして骨太で単純に格好いいメロディ。
それが小難しい演奏ではなく、自然なアンサンブルとなりながらJazzらしい即興性をもってダイナミックかつ力強く表される。
独特の雰囲気を維持しながら時には感情を抑え、時には爆発させる。
こうした解説をすべて体現する1曲目でおそらく多くのリスナーは引き込まれるはず。
2曲目も同様に計算された構成を持ちながら、遊びの部分を楽しませつつパワフルに盛り上げていく。
また、バンドとしてのまとまりが素晴らしい。
ピアノのGerald Claytonとの絡みはほぼ完璧。あまりにもこのアルバムでの貢献度が光るので、思わず彼のCDも直ぐに購入してしまいました。
テナーのWalter Smith も同様。
Jeremy Peltがクールで太陽のようなトランペットだとすると、Ambroseは知的な月のイメージでしょうか。
ゾクっとするような迫力があります。
私がこれまでに今年めぐり合ったアルバムの中では、年間ベストとなる可能性が高いです。
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冷たい風のような火を燃やすものたち
When the Heart Emerges Glistening。Ambrose Akinmusireというアメリカの若手ラッパ吹きの作品です。
アメリカJazzの奥深さを感じさせる、素晴らしい作品。ヨーロッパでリリカルなピアノや前衛的な演奏が出てきても、やはりJazzの本国はアメリカ。特にホーンは層が厚い。
抑制されたものであっても、極めて強い感情表現。
知的なメッセージを込めた、そして骨太で単純に格好いいメロディ。
それが小難しい演奏ではなく、自然なアンサンブルとなりながらJazzらしい即興性をもってダイナミックかつ力強く表される。
独特の雰囲気を維持しながら時には感情を抑え、時には爆発させる。
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2曲目も同様に計算された構成を持ちながら、遊びの部分を楽しませつつパワフルに盛り上げていく。
また、バンドとしてのまとまりが素晴らしい。
ピアノのGerald Claytonとの絡みはほぼ完璧。あまりにもこのアルバムでの貢献度が光るので、思わず彼のCDも直ぐに購入してしまいました。
テナーのWalter Smith も同様。
Jeremy Peltがクールで太陽のようなトランペットだとすると、Ambroseは知的な月のイメージでしょうか。
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冷たい風のような火を燃やすものたち