天気予報通り、今日は午後から強い雷雨が見舞った。
数年前から、5月には地表面の高い気温と上空の寒気の温度差から積乱雲が発達し、このような急激な天候の変化に見舞われるようになった。
これからは、こうした変化が定常化したり、もっと激しいものに変わっていったりするのだろうか。将来に生きる子どもたちのことを考えると心配でならない。
ところで、NHKの朝ドラ「花子とアン」がおもしろい。「あまちゃん」も大阪発の「ごちそうさん」も面白かったが、この春からのハナの懸命な奮闘ぶりに惹き
つけられ毎朝みてしまうのだが、ドラマの好調ぶりが窺える。
このドラマが始まって以来、気になって仕方がなかったのは、タイトルバックで歌われる主題歌だ。実を言うと、何と歌っているのかわからない歌詞の部分
がいくつかあって、それが私をしてモヤモヤとした気分にさせていたのだ。何度聴いても“こうだ”と納得できる歌詞が思い浮かばない。
そこで思い切ってNHKのホームページで調べて見たが、曲や歌手の紹介はあっても、その歌詞を見つけることができなかった。
ひょっとしてと思い、Youtubeで調べると、何件かヒットした。しかも歌詞を表示しながら歌を聴けるサイトを見つけることができた。どうしてもそうとしか聞こえ
ない歌詞が、まったく違うものであることが判明した。
例えば『虹色の雨 降り注げば そら若かったろう』という意味不明の文脈が、実は『虹色の雨 降り注げば 空は高鳴る』だということや、『眩しい絵が 思惑
に』という不思議な歌詞が『眩しい笑顔の奥に』だということ、また『こんなにも 人惜しい』という理解不能な歌詞が『こんなにも愛おしい』だということ、そしてまた
『風が運ぶ ひとおのため』という、これは日本語かといぶかしくなるような歌詞が『風が運ぶ 希望の種』というまっとうな日本語だったこと、さらに『狩りが夢の蕾
みになる』という“気は確かか”と思えるような歌詞が『光が夢の蕾みになる』というまともな詩であることなどがわかってホッとした。
単に発音が悪いということからではなく、日本語としての音節や文脈を無視するかのような無理な曲作りが、いっそう歌詞をわかりにくくしているとしか思えない。
そればかりか、『寄り添って 今があって』と促音便で書かれた歌詞がツマらずに『よりそおて 今がああて』と日本語として聞こえにくい箇所もある。
朝ドラの主題歌として採用されるからには、良いという評価を得た曲なのだろうし、視聴者からの評判も良いと聞く。
しかし、と音楽をなりわいとしている者としては疑問を感じるのだ、『それで良いのか?』と。
いつの頃からか、故意に日本語らしくなく聞こえる、あるいははっきりとした日本語に聞こえることを避けるような曲作りや歌い方が定着してしまった。
見た目の「目新しさ」を追い求めるあまり、歌詞としての日本語を大切にする曲作りがおろそかになってしまったようで残念である。曲は中身が大切なのであって、
わざと奇をてらって見た目の新奇さに意を用いるべきではないと思うのは、私が古い人間になってしまったということなのだろうか。
(歌詞を表示したリンクテキストをクリックすると、聞き取れる歌詞と実際の歌詞を比較してお聴きいただけます)
NHKの朝ドラのテーマは良い悪いがはっきりしていますよね。
ゆずの歌詞は稚拙過ぎ、スマップの唄は言うまでもなく、椎名林檎も???
折角メロディーが良くても、歌や歌詞でぶち壊しになってしまうと残念です。
いっそインストにして欲しい位です。
「ちりとてちん」の様に。
日本語の言葉の持つリズムを大切に曲を書いていると、以前古内東子さんがおっしゃっていました。
私もまったく同じように思っていました!
歌詞が聞き取れなくてイライラして、調べてやっとわかりました。
単語の途中で音の切れ目が入るので、それが一連の言葉だと認識することができませんでした…。
日本語は美しい言葉なのにとても残念ですね。
日本語の美しさに飽きないで欲しいですね。
ドラマ自体がとても良く出来てるので残念な感じ。
歌詞、大事ですよね。
聞き取れてこそ、歌詞だと思います。
古いのかな?
絢香さんの『三日月』でしたっけ?あの時は素敵な方だなあと思ってたのですが。
なに言ってるかわからない『にじいろ』を毎朝毎朝聞いているうちに、独特な歌い方もなんだか鼻につくようになってしまいました。
誰からも何も言われなかったんでしょうかね?
耳の痛いことを言ってくれる人の存在も、有り難いことなんだとつくづく思う次第です。
ちっとも・・・私も歌詞を調べて見てここにきました
ネットでみた歌詞や、字幕放送にして
50代の私に、明日からは理解できるでしょうか?
80を過ぎた母には多分ムリかもしれませんね!
http://scherzo111.blog122.fc2.com/blog-entry-340.html
毎回懸命に耳を澄まして聞きました。
ドラマを観ているうちに理解できた歌詞もありました。
でも、結局変な日本語だったんですね。
NHKが選んだのなら、きっとまともなのだろうと思っていましたが、
そうでもない事がわかりました。
作詞するなら日本語をきちんと勉強してほしいものです。