三枝夕夏 IN db「太陽」
1. 太陽(★7点)
作詞・作曲:三枝夕夏 編曲:小林哲
ピアノで始まるイントロは3rdアルバムの「明日に降る夢よ」もそうだったけれども、サビでスパークするあちらとは違い、こちらは比較的シンプルで、ぐっと心にくるタイプのミディアムバラード曲。アルバムにもバラードはジュンブラだけだったので、本当に久しぶり。アルバムではロックめな曲が多かったから、三枝さんのこういうJ-POP然としたバラードは逆に新鮮にすら聞こえます。
地味っちゃぁ地味だし、これと言って際だった部分もあまり無いけど、逆に言えば安心して聞けるバラードです・・・って、ジュンブラのレビューでも同じようなこと書いてますがw まぁ三枝さん作曲としては初めてのバラード曲なので、よく頑張った方なんじゃないかなと思います。
夕日の差し込む帰り際なんかに聞くと雰囲気バッチリ。これからどこかに行こう!という時に聞いちゃうと、家路につきたくなるような。そんな感じです。
詞の詰め込みは・・・まぁ、本人が自覚してワザとやっているようなので、まぁ大目に見ます。ここまで詰め込めば立派なもんだよ。コブクロとかスキマとかもこういう詰め込み具合の曲、あるしね。それにサビの譜割の崩し方は、サビの単調さを補うために効果的になってるし(「空飛ぶあの白い雲のように」でもやってたよね)。でもやっぱりBメロは違和感ありありでございます。
2. 月(★3.5点)
作詞・作曲:三枝夕夏 編曲:葉山たけし
「太陽」のカップリングが「月」って、そのまますぎない?
アルバムの曲はどれもそこそこ良くできてたんですが、これは・・・あの・・・えーっと、ぶっちゃけ、アルバム作成と「太陽」を作るのでいっぱいいっぱいで、カップリングは即興で作っちゃいました★ って感じなんですけどw
三枝さんのメロディーもヌルイし、葉山さんのアレンジも変化をつけようとしたらヘンになっちゃった、みたいな失敗感が大きく漂う1曲です。どうせ「月」っていうシンプルで美しいタイトル付けるなら、もっと神秘的な、スケールの大きい曲が良かったなぁ。三枝夕夏 IN dbにはそういう曲あんまり無いし。良いのはタイトル名くらいですw