家族って

父を病気で亡くす少し前
緩和ケア病棟の看護師に
「お父さんの好きなことや
趣味はありますか？」
と聞かれすぐに答えられず
そういや好きなことも好きな食べ物も
たいした知らん・・なんだっけなぁーと
困った覚えがあります
結局正解じゃないだろうと思いながらも
思いつくことをいくつか答えましたが
すっきりしないままでした

相方が身内に買ってきてもらった
回転ずしのお持ち帰りのパックを見ると
ワタシは首をかしげました
持ち帰れない種類があるにしても
あれ？あなたの好みと少し違う・・

息子たちがとーさんに誘われて
３人で回転ずしに行った時
「かーさんは今日仕事か？
持ち帰ってあげなよ、選べ」と言われ
息子２人は顔を見合せたそうです
「かーさんいつも何食べてたっけ？」
困っていたらとーさんが
「なんだお前らわかんないのか、
これとこれとこれだ」と
ひょいひょいパックに詰めて
持たせてくれた、と長男が渡してくれた
中身を見るとワタシは驚きました
全部ワタシの好きなものだ！？

こんなことが度々あったので
話を結びつけると結局は
好きな人（好きだった人）の食べてるものは
だいたい想像がつくけれど
ただの家族や親子にしてみたら
互いのことはなんも知らんのだ・・
ということに行きついたのでした(笑)

パソコンの続き

短期で採用された会社にはもう少し長く
いられることになりました
働いてみたい会社だったので
面接で伺うだけでも侵入成功しめしめ…
受からなかったらそれでもいいやって
思いながら受けましたから
一瞬でもそこで働けたというのは
きっとワタシの人生において
忘れられない出来事になるだろうな、
さて次は何をして生きていこう？
楽しく働かせてもらいながらも
仕事真剣に探さなきゃと
けっこう悩んでもおりました

前職は息子たちがワタシの元を
離れるまでは頑張ろうと思っていました
とうとう今春１人になる、
今度は自分がもっと人生楽しむ番だと
勝手に決めて（今までも楽しいけど）
身体を動かす仕事から
頭を使う仕事をしたいと
勝手に目標をたてました
シフト勤務だと周りに遠慮しながら
休みをもらうような感じでしたが
今の会社はいつも同じ時間に出社して
カレンダー通りに休めるところです
それだけでもすごく新鮮

パソコンのスキルなにもないのに
まあまあの倍率クリアして
働かせてもらっているワタシは同期の若者に
「だって絶対人柄採用だもん」と笑われます
でも、せめて仕事ついていかなきゃと
追いかけるワタシのことを
「その姿、前の会社の偉そうなヤツに
見せてやりたい」とも言ってもらえます
仕事のすべてが初めてすぎて
わからないことをわからないと言えない
プライドはなにもありませんから
アラフィフに足を突っ込んでしまった
いい歳のおばさんが息子世代の若者たちに
素直に教えてー！と聞けるところは
認めてもらえているようです(笑)

来春まではまた働けるので
新しいいろんなことをたくさん
スポンジのように吸収したいと思っています
感謝！